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2015/10/17(土)

今年の結婚記念日は、おそらく新生児への対応でてんてこ舞いになっているだろう。 記念の食事会と恒例の味噌造りは、今週末に前倒し。

丸ビル、オザミトーキョー。我々が結婚式やって以来、そういうことの会場としては選ばれていないらしい。 結果、妻は店長から顔を覚えられていて、料理一品だったり飲み物一杯くらいのオマケを付けてくれる。


この季節の早いディナーは、夕闇から街灯りが浮かび上がってくる時間に合う。
たしかそういうコンセプトで結婚式の時間も設定した気がする。

我々が結婚記念日ということは、僕の姉も同じくらいの時期だ。 姉夫婦も子育て中で、外食はしにくい時期だ。個室予約したのは良い機会だったな。


チビ同士一緒にしておくと楽しそうで、こちらも楽だ。

4人で、東北食材×アルザス料理というコンセプトのコースを注文。
このレストランには、記念日的意味合いで今後も定期的に来ると思うが、酒も料理も美味しいところで、大変良かったなと思っている。 このクラスのレストランにしょっちゅう来るわけでもないが、高い値段を払えば絶対に美味しいかと言うと、必ずしもそうではないとは思っている。


馬肉。まったくクセがなく、上品な味わい。どの料理も総じてワインがすすむ。


メインは鴨とヒツジを注文。

土曜夕方の店内は、どちらかと言うと女性客のほうが目立つ。
デートにフレンチと言うのはバブル期あたりのイメージで、現在の実情だとこういうロケーションは女性同士で来たほうが合っているのかもしれないな。


ロビーうろついていても、案外子連れが目立ち、すぐにキャーキャー共鳴し合う

2015/10/18(日)

午前中は川の清掃。会社のイベントで、我が家からは10kmほど上流へ。
娘だけ連れて行くつもりだったが、皆で行きたいとゴネたので皆で行く。遅刻ギリギリで着いたので、ほとんど獲物に恵まれず、貰ったゴミ袋と同程度の重さのゴミしか拾えなかった。


昼飯にハンバーガー。ボランティアの報酬を早速利用する。


今年の味噌造りは、大豆×米麹、大豆×麦麹、ひよこ豆×米麹、黒豆×米麹の4パターン。


一晩水を吸わせると、すげー膨らむ。


娘が踏みつければつぶれる。半日かかるが、一年分仕込める。
昨年と同様、袋タイプのジップロックで発酵させる。発生するカビの量が抑えられたが、ガス逃がす対策が今後必要。

味噌つくるのは、すごく大変なわけではないが、片づけやら何やらでそれなりには時間がかかる。(昼食後も河原でだいぶ遊んでいたし)
まだ全作業が終わらない段階で娘の晩ごはんの準備をする時間になったので、とにかく手早く作れるものを出した。

味噌を造る際に出てくる豆の煮汁は、おおむねそのまま味噌の材料とするが、全部造るわけではない。その煮汁を出汁としたスープを造った。毎年何かしら作るが、濃厚で意外に美味しい。単なる廃物利用だが、これを目的に作ろうとするとけっこう大変だろう。

2015/10/19(月)

立川にてCADの研修。自宅から近かった。会社もこれくらいアクセスが良いと嬉しいのだが、今の会社も転職前の会社も、辺鄙な場所にあるよな。

早めに終わるので、船舶免許更新の講習会受けてきた。辺鄙な場所にある前の職場の近くのダイビングショップにて。
船舶免許の更新は小泉政権時代に一部民営に移管されたらしく、小回りを売りとした講習会を開催しているところで、確かに便利だった。

昨日の豆造りで得た豆の煮汁を利用した豚肉のシチュー。確かに豆汁と豚肉は抜群の相性。

2015/10/20(火)

研修受講のため早めに帰宅したので、久しぶりに平日晩ごはん担当。 相変わらず、見てくれの良くない料理作って、妻から僕らしい料理だとの評をいただく。

娘がまぐろ刺身の美味しさに目覚めた。初めて食べたわけではないのだが。

天体衝突

たまには日常生活とまったく関係ない科学本でも読むかと、図書館で特にジャンルにこだわらずにブルーバックスを借りる。面白かったが、読み切らないうちに返してしまったので再度借りてきた。

前半は、真面目に科学的に、クレーターの力学、太陽系内の小惑星や彗星の話なんかが紹介されている。
読み切らなかった後半戦は、科学的というよりも五十嵐大介のマンガみたいな、神話と空想の世界観が詰まっていてビックリした。

著者は、恐竜が絶滅した原因が天体衝突説であることを、それまでの定説や偏見に捕らわれることなく、実証できる観察結果や数値計算によって立証した人たちの一人らしい。 小さい頃に図鑑で読んだ知識では、色々な説があるものの原因は謎である、ということだったが、今では衝突の証拠がいろいろと見つかっている。
その課程を具体的に紹介した後に、じゃあ将来にもそういうこと起こらないの?という類推につながっていく。

核兵器による「核の冬」と同規模の被害をもたらす天体衝突の頻度は、正確に見積もるには十分なデータがないとはいえ、具体的に心配しなきゃいけない程度の頻度では起こり得ると主張する。

確かにたぶんそうなのだろう。
ではそのくらいの頻度で起こるのなら、人類はこれまでにもそういう驚異に晒されてきたのではないか?という発想から、神話やら伝説やらの検証をすすめているとのこと。

科学的な話から離れていき、眉唾的な内容も出てくるが、非科学的であるというわけではなく、科学で扱うには十分なデータが無いという領域の話だ。
明確な事実を以て検証していくのが科学だが、著者のこれまでの業績を読むと、これまでの科学史は分からないものを分からないままにしておいて、今後のデータ蓄積に委ねるという姿勢が不足していたようにも思う。
「将来見つかるであろう謎の証拠があるはずなので、私の説は正しい」とか主張されても、議論のしようが無いのも確かだが、そういうことが実際に起こって、これまでの学説が覆ることもしばしばあるからな。

学問の最先端は、五十嵐大介的な空想の世界と見分けがつかなくなる。まぁ、最先端ってそういうものなんだろう。

近い未来に大きな天体衝突が起こりえるかという疑問は、単なる知的好奇心の対象だけではなく、人類全体の具体的なリスクの話になってくる。
今後一万年間に、ということであれば、ほぼ確実に起こるのだろう。
では僕が生きている間とか、僕の孫の代までくらいのスパンだと、巨大地震とかと同じで起こるかもしれないし起こらないかもしれない。

しかしなぁ。じゃあリスクに備えて何か準備できるかというと、今のところどうしようも無いような気もする。なんかの映画にあるような、地球に近づくだいぶ前で核兵器でもぶつけて、軌道そらせる何てことが可能なのか。
天体の質量と核兵器のエネルギー、発見の時期、ロケット飛ばす精度なんかに依るのだろうけど、水爆だって地球の形が変わるほどの衝撃与えるわけでもないし、すげーでかい天体だと無理だろうなぁ。

2015/10/21(水)

導入を検討しているCADの講習会は前半の3回分が終わった。
これまでに実務で利用したことのある3つの3D-CADに比べ、ものすごくユーザー側の立場に立っていて、とても使いやすいという印象。

3DCADは、割と価格で階級格差がついているようだが、これまで使ったことがあるのはどれもハイエンドと呼ばれるクラスであるのに対し、今回使ったSolid Worksは、ミッドレンジにカテゴライズされる。 が、普段使っていた機能はすべて備えていて、しかもそれぞれの操作性が良く、効率的に作業ができそうだ。
尤もこれは、他のソフトよりも丁寧に講習を受けてきたから、という理由もあるかもしれないが。

僕は、世の中でもそれなりに大規模に3D CADを導入している企業で、それなりに最前線での実務を10年間やってきた。その現場では、ハイエンドCADの機能のうち、ごく基本的なものを気合いで活用することで、実務を回しているという実情は知っている。ハイエンドCADの機能なんて、本当に必要としている人ってどれくらい居るのだろうなぁと疑問を持つ。
一方、確かにいろんな機能を教わるメリットも実感。一度OJTで慣れてしまったら、わざわざ講習受けに行く機会も無いが、自分も周囲も知らない機能はずっと知らないままだ。一つのちょっとした機能教わるのなんて5分程度だが、それで今後何百回も発生する作業が何割も短縮されるという効果が、割と頻繁に得られる。

同僚5人ほどで講習を受けたが、やはり五十嵐大介のマンガの台詞を思い出した。
「どうして本を読んではいけないの?」
「あんたには経験が足りないからよ。“体験”と“言葉”は同じ量ずつないと、心のバランスがとれないのよ」

2015/10/22(木)

今週唯一の残業。
娘が保育園で芋ほり行って来たとのこと。巨大な芋が置いてあった。明後日は運動会だし、保育園児のほうが多忙だ。

2015/10/23(金)

先月同僚に誘われ、延期になった武蔵小金井の飲み屋の日本酒飲み放題イベントは、またもや言いだしっぺの都合が悪くなり、再度延期に。10年前、デートの約束が立つとよくこんな感じになったよなぁ。

だが今回は、3人で行く計画だったので残りの1人と決行する。来月はたぶん僕は無理だからな。
小さな飲み屋だが、人気の日本酒を集め、月1,2回ほど立ち飲みで飲み放題にしているというイベント。ツマミは持ち込み自由だが、店側でも作り置きのものを一皿300円で提供。店自体は三宅島食材を看板に扱っているようだが、この日はどちらかというとコスト優先なおつまみ。
何度か参加したことある日本酒イベントを小規模にやっている感じ。いつもの酒屋で扱っていない銘柄を中心に飲むが、味が分かるのなんて5杯目くらいまでがせいぜいだろう。その中で、美味しかったと記憶しているのは「王禄」「渓」。今検索してみたら同じ酒造なのね。
「十四代」とか「而今」といった有名銘柄もあり、確かに美味いが、普段うちで飲んでいる酒の美味しさの再認識にもなる。

まぁやっぱり、美味しい日本酒飲みたいならば、飲み屋に行くよりも、良い酒屋を見つけて家で飲んだほうが良いような気はする。


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