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2014/10/18(土)

近所の小学校体育館を借りて、娘の保育園の運動会。 一歳児が単独で出る競技はなく、すべて親子競技。妻と交代で参加。


園児たちの下半分くらいの年代は、かけっこをさせても足の早さを競うというよりは、ちゃんと走るかどうかを競うという感じ。 運動会でも競争させないゆとり教育の批判みたいな意見をよく耳にするが、さすがにこの年代は競争も何も無いな。

1年前に比べれば相当に成長していると思うが、一歳児はまだ8割がた夢の中の世界で生きている感じだ。のこり2割分くらいでこちら側とコミュニケーションするが、その可愛さを鑑賞するようなイベントだ。 2歳児でも2〜3割は夢の世界だろうか。
娘の同級生たちの成長具合はやはり大差なく、娘と同じくらいな感じだ。ということは、来年はああいう感じになって再来年はあれくらい色々できるようになるのだろうなぁ。
先生たちはずいぶんと準備をしてくれているのだと思う。
障害物の中をテケテケ歩いていくと、メロンパンナちゃんに変身した。


運動会は午前中で終わり。
娘の昼寝時間中、近所の河原で雑魚釣りに行った。
本流の流れが緩いところで10cm弱の雑魚が2尾釣れた。たぶんウグイだと思う。

多摩川で魚釣ったのは初めてだが、夕方の一時は食いが立っていて、案外面白かった。 玉ウキを流してしまったので、そこらへんに落ちていたタバコのフィルターを糸に結んでウキ代わりに。土手ほじくってミミズ2,3尾拾えばけっこう遊べる。

娘に見せたら興奮してた。数日飼ってから逃がそうと思う。



いきつけの酒屋で日本酒とチーズを入荷。
美味しいチーズがあるときは、料理はけっこう手軽にしておくくらいがちょうどいいのかもしれない。
ストウブ鍋を出動させて残り食材を煮込めば、それだけで結構美味しくなる。

2014/10/19(日)


妻が買った雑誌の築地特集記事で高評価だった「紀ノ重」さんという老舗。

またネタの新鮮さとは別なところで勝負しているというか。
寿司なんて、とにかく良いネタ乗っければ美味いだろう、と考えてしまうが、そういうものでもないのかもしれない。

一番美味しいところをそれぞれ寝かすなり、炙るなりしながら、組み合わせを考えて出している感じ。雑身を減らした贅沢な料理。ワザとか組み合わせの妙を味わっている。


まぁしかし結構なお値段だ。
築地の値段は、「出すとこ出せばこの倍はしますよ」みたいなことをよく言われるが、比較対照になっているのはたぶん1〜2km先の銀座の価格だろう。高いお金を使うことに意義がある接待用の価格とコンシューマー用途を比較されても困ってしまう。 寿司10貫、けっこうペロッと食べてしまうが、フレンチのコースよりも高くつく。
軽い腹ごなしにはなるが、15貫食べろと言われれば喜んで食べるくらいの量だ。

築地の寿司文化は、銀座という大消費地を後ろに持っているから育ったのかなぁと思ったりする。良い食材があれば食文化が育つわけでも無さそうで、宮廷料理が核になって芸術的な料理が生まれることが多い。 今日の寿司は宮廷料理のような贅沢感があるが、宮内庁御用達で育ったというより、ビジネスマンの接待用として育ったのかなぁ、などと思う。現代的な宮廷料理だ。


現在の築地は新鮮な魚の水揚げ地というよりは、魚介類の一台集積地だからな。一口にネタの良さといっても、水揚げ港の持つ良さとはニュアンスが違うのだろう。 一台集積地と世界でも有数のビジネス街が近隣にあることから産まれた文化。そう考えれば、やっぱりかなり貴重な土地柄だと思う。

今週も姉の家でメダカに餌をやる。今日は暖かいからか、動きも活発でよく食べていた。
再度築地に戻る途中、噴水の魅力に娘が取り付かれ、ワインを飲みながら夕方を過ごす。

日曜夕方、築地はかなり静まり返っている。 その中でやっているお店はチェーン店系のところが中心だが、前回行った「虎杖」は営業している。 夜からは飲み屋メニューに変わるが、入店したのは切り替わる直前だった。


クリームソースと絡ませたウニ丼。僕は相当旨いと思うが、妻はそれほど好みじゃないらしい。


オーソドックスな海鮮丼→混ぜる→お茶漬け と三形態に変化するひつまぶし。
第2形態の混ぜ混ぜにした状態が一番旨いと思うので、最初はあまりたくさん食べないほうが良い。

2014/10/20(月)

モノ造りモノ造りというが、僕はエンジニアの仕事の本質は、モノを作ることではなくモノ造りのためのノウハウを作ることだ。我々が日々の糧の見返りに提供しているのは、お客さんが使うモノそのものではなく、それを作るための努力と能力だ。
が、技術開発の長い工程の中には、モノ自体を作ることが要求される日もあって、今日はそんな作業を行なった。 設計した試作品が、当初の想定どおり機能させるために、つまらない所でつまずかないようにするには地道に手足を動かさねばならない。夏休みの工作レベルに毛が生えた程度でも、試行錯誤で取り繕いをしておく。

今週半ばに予定していたフィールドテストは、悪天の予報が出ているため残念ながら延期。
学生に設計させた、世界にたったひとつしか無いリールもって魚を釣ろうと思っているのだが。

割合幾人も協力してもらって行なう試験なので、日程再調整も楽ではない。が、天候が相手なら仕方がない。
人間相手の日程調整ならまだしも、心配なのは魚との日程調整だ。ワラサたちは帰り支度を始めているのか何なのか、トップシーズンは過ぎて釣果にだいぶムラが出てきているらしい。これでも、できる限り日程を前倒しにしてきているのだが。

実釣試験は延期したが、そのための準備は予定通り行なう。
学生に来てもらって、冒頭に述べたような作業を行なった。
案外周囲にも好評だったので、今後が楽しみだ。

2014/10/21(火)

取引先への工場見学は、エンジニアとして普通に勉強になった感じ。こういう基本的な機械要素部品が、超高精度でわりと安価に大量に高品質で流通しているのは、確かに我々の文明の水準の高さを感じられる。
ミクロン以下の精度で精密に運動する部品が肉マンより安い。それを作っている現場を見られるのだからな。

見学会の流れで、先方が飲み会を設定してくれたのでそのまま参加。
僕は多分わりと世間知らずなほうだと思うが、こういうのって何のためにやるのだろう。 前職はこういう習慣に全く無愛想な社風だったので違和感は感じるが、今の会社では、もしかしたらたまにあるような感じなのかも知れない。

接待なのかも知れないが、別に豪奢な感じでもなく、学生でも飲みに行くような普通の飲み屋行く位だし、先方もコネ作ってあからさまに売り込もうというわけでもなく、タラタラ共通の話題見つけてダベるような感じだ。

こういう場は、どちらかと言うと遠慮したい人のほうが多いような気がする。
僕自身は、特に初対面の人に対する苦手意識は無いほうだと思うし、何かしら話題振られれば適当にお話するし、嫌じゃない程度には楽しむ。

が、帰宅後に妻から言われるであろう小言を覆すほどの楽しみがあるわけでもない。
先方が僕を接待したところで先方に大した利益があるとも思えず、僕としても娘を風呂に入れたほうが建設的な気もする。同じ小言を言われるなら、今後利害が一致するか分からない取引先の方々よりも、とりあえず利害が一致するであろう社内の人たちとのコミュニケーションも重要な気がする。

かといって先方としても、たかだか数千円の飲み代負担で、もしかしたら何らかの見返りの可能性があるのかもしれないし、僕としてもわざわざ設定してくれた場を断るのも大人げない気もする。

2014/10/22(水)

あまりメジャーじゃ無さそうな東北のご当地焼きそば。東北の復興支援食材セットの中に入っていた。
目玉焼きを加えるのが特徴らしいが、我が家は娘の卵アレルギー対策として、ここ2年くらい卵禁止令が出ているので、まがいモノだといえる。

2014/10/23(木)

前日くらいから娘が風邪を引いている。昨日は妻が休んだが、今日は僕の番。
一日中看病をしたが、結構疲れるのね。風邪を引くといつもにもまして我侭甘えん坊になる。 眠りこけるまで大変だ。

病院いくと予想通り普通の風邪ということで特に心配は無さそうだが。

2014/10/24(金)

妻と半休を取り合って、お昼で看病入れ替え方式に挑戦。 娘は午前中ずいぶん元気に遊びまわっていたが、夕方はやはり熱があったらしい。


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