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2014/9/19(金・有給)

行き帰りは問題ないかもしれないが、確かに滞在中はずっと台風の予報だ。かなり楽しみにしていた久しぶりの沖縄旅行は 昨夜の緊急家族会議で、残念ながらキャンセルが決まり、代替案は起きてから決めるということになった。

いくつかの候補から、結局蔵王登山に行こうということで話がまとまる。まぁそこらへんまでなら車運転していっても良かろう。 おそらく計画は短縮、2回有給使って五連休にするつもりが、3連休+飛び石一日という形にしようと思う。

海の遊び道具から山の遊び道具に切り替え、とにかく北を目指して出発。 そんなに早い出発ではなかったが、渋滞にもそれほど合わず。
社内で朝食食べ、沖縄の民宿キャンセルし、送った荷物送り返してもらい、今日の宿を探す。

昼飯休憩は郡山のあたりのPAにて。

蔵王のあたりは、東北地方では南部に当たるが、やっぱりそれほど近くない。
僕が目指したのは宮城県側だが、妻の予約した宿は岩手県側。山越えしなきゃいけないのが時間のかかった要因だが、お陰でド ライブコースとしては楽しかった。


滝見台は紅葉の名所らしいが、逆光だったし植物も生長していっているようでイマイチ。
娘撮っているほうが面白い。

結局ほぼ一日車内で過ごすことになり、夕方宿へ着いた。
一頃に比べると、娘は運転中もずいぶんと機嫌が良くなった。最後の30分は泣きぐずったが、そのころは僕もだいぶ運転が嫌になってきたので、無理もない。
妻がスマホで予約した今日の宿は、安かったというのでそれほど期待していなかったが、蔵王温泉のメイン源泉に建つ老舗旅館のリニューアル間もないようなところで、大変に立派なところだった。平日休んで長距離運転した甲斐はあった。


妻との旅行では、色々な僻地へ行ったが、温泉街で泊まるというのは初めてかもしれない。
たまにはこういうのも良いものだ。

白米がやたらと美味しかった。
頼んだ日本酒も良かった。

2014/9/20(土)

雰囲気の良い温泉地なので、午前中は温泉めぐり。宿で入浴券貰い、近隣の公共風呂のうちの二つに入る。 浴衣はこういうロケーションで実用性を実感できる。

温泉街のコンビニで軽食買って、蔵王登山へ。
「蔵王」という名称のピークは無く、山群中最高標高地点の熊野岳は、百名山中でも指折りの容易さで登頂可能。 普通に歩いて1時間足らず。標高差もほとんど無い。

登山口となる駐車場の周囲にいる人たちは、普通にハイキング装備でいる我々が浮いてしまうくらいの軽装だったが、ほとんどの人はお釜を覗きに来ているようでもあった。


幼児の足なら何時間かかるだろうか。
結構やる気を出して歩くのだが、小石一つに各駅停車。

山頂直下の登りはさすがに無理そうなのでベビーキャリアで背負うと、すぐに眠った。
自分の足で半分程度歩いた初めての山頂には、眠りこけて登頂。


山頂でおにぎり頬張っていると、ちょっと曇って肌寒くなる。
地元のスナックは玉こんにゃく。


大きな石があったら登るというルールができたようだ。


歩きたがるとなかなか抱っこさせてくれない

下山して温泉へ。
宮城県側の青根温泉。伊達家の別荘があったらしいが、小さな温泉集落といった感じだった。

往路の運転が長かったので、明日の帰路は少し距離を減らそう。
多少でも距離を減らそうと、今日は福島あたりで泊まる。付近にも温泉街は多いが、前泊と多少雰囲気を変えて果樹園帯に位置するユースホステルへ。高速からも割と近い、アトマというところ

ユースホステルの晩御飯も結構美味しいようなのだが、今日は残念ながら夕飯はやらないとのことだったが、代わりに妻が検索したレストランが割とユースに近かったので都合が良い。
田舎のもてなし料理和楽日庵というところで、ラブホテルの裏に隠れて見つけにくかったが、雰囲気の良いお店を貸しきり状態でゆっくり飯食った。

ユースの同宿者は2〜3人くらいだったのかな?
家族だと広い部屋を貸し切りにできたので、シーツを自分で敷く位で、快適なペンションといった感じ。 果樹園を見下ろす高台にあって、テラスの雰囲気が良いところだ。

大口径反射望遠鏡が置いてあって、晴れた晩には見せてくれるという。
聞いてみると、今夜の観望会は終わったとのことだったが、追加して見せてくれた。 こと座のドーナツ星雲、アンドロメダ大星雲、あともう一個くらい。

久しぶりに妻と星空眺めた。

2014/9/21(日)


景色の良い部屋で、朝日も良く見えた。

近隣の農産物直売所で買い物して、公園で散歩して帰ろう、くらいの計画だったが、あまりに空が青い。 ユースから東へ向かえば高速インターだが、南へ向かえば吾妻スカイラインとなる。 ちょっと山から景色見てみようか、という気になる。


JAの市場であれこれ迷っているうちに日は高くなり、ちょっと雲は増えてしまったが、行楽日和に変わりはない。イタリアの山岳地帯のような光景の広がる浄土平は、広い駐車場も満車状態。


小さな富士山型の火口、吾妻富士が今日のコース。
昨日と同様、観光地のような登山のようなところで、普段着の人も多い。


30分で登って30分でお鉢巡りするくらいのところだが、うちのチビは今日もやる気を出している。
捕まった宇宙人状態でぶら下がりながら、ヒョコヒョコ階段を登っていく。
次々とハイカーたちに抜かれていくが、バテぎみの人たちには刺激になったかもしれない。


一応自分の足で、稜線まで登り切る。

八丈富士くらいの規模の火口、といっても皆に伝わるニュアンスでは無さそうだが。 一周すると良い散歩になる、というくらいの火口。


1時間のコースでも大休止が必要


最高標高地点手前の急勾配でも頑張るが、急に怖くなったのか泣き出した。
なかなかおんぶさせてくれない。

吾妻スカイラインに来るのは良いが、出るのは大変。東北道が遠くなり、磐越道経由で帰宅。
やはり東北は遠く、きっちり渋滞に巻き込まれながら帰宅したのは20時だったか21時だったか。


夕焼けはきれいだった

2014/9/22(月)

有休取りやめて会社へ。
休暇を予定していたわけだから、打ち合わせや会議が一日中無い。こういう時は攻めの仕事をすべきだが、旅行帰りの常として、一日中なんとなくぼーっとしている。
ぼーっとしているなりに、仕事の方向性としては攻めの種類のことをしていたので、やがて芽になることを願っている。

蔵王で購入して飲まなかった日本酒さん銘柄をのみ比べ。くどき上手がとても旨かった。

我々を差し置いて沖縄旅行をしてきたカヤックや紙オムツたちが帰還。
ヤマト便使って船で帰らせようとしたところ、豪儀に宅急便のエア便で帰って来やがった。 沖縄行っただけでも羨ましいのに、予想以上の出費。

2014/9/23(火・祝)

特に予定のない、大変に気持ちの良い秋晴れの祝日。
隣の駅までサイクリングして、モスバーガー買って河原で頬張った。


福島で買ってきたやたらと安い桃は、やたらと美味しかった。

二組ほど同じようにピクニックしている。 うち一方に子供が5人ほど。 娘が河原を徘徊しているうちに、その子たちに花だらけにされていた。

2014/9/24(水)

「昨日は近所の河原でピクニックしました」。保育園の連絡帳にそう記入したら、保育士の先生にとても褒められた。やはりいつも遠出しすぎているのだろうか。

「ドローン」というと何のことだか分からないが、最近言われているのはお化けの登場する効果音ではなく、マルチコプターとか、無人ヘリコプターとか言った類の飛行体。
日経新聞の主催する、その研究会に参加した。

釣り具とヘリコプターなんて関係あるの?とお思いだろう。僕も「ある」と信じているわけではないが、「無い」と思っているわけでもない。 釣り具会社なんて日本企業の中ではとても小さな会社だが、新しい技術を導入することでは産業界で意外な役割を果たせる可能性はあると思っている。

研究会では、講義後に懇親会として軽食やビールが出された。一般的に大して社交能力のない各企業のエンジニアを初対面同士で集めても盛り上がらないんじゃないかと思っていたが、案外おもしろかった。

アマゾンが数年後に実用化を目指していることを代表格として、近年急成長が見込まれているジャンルらしい。研究会も予想以上に盛況だったようだが、参加企業も好奇心で参加しているようだった。

2014/9/25(木)


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