最近の出かけない土曜日の日課として、今日も川崎北部市場行ってきた。
生パスタに、ヤリイカで作ったソースを絡ませる。ほんのちびっとイカスミあったので入れてみたらだいぶ真っ黒になった。あの量にこんな黒さが濃縮されている。すごい器官だ。
やっぱり風邪をうつされた。明日は一人でカヤックでも行こうかと思っていたのだが、それが娘と妻に呪われたのかもしれない。まぁ、春から入園した幼児たちとその家族の年中行事ではあるようなのだが。
やや朦朧とした脳味噌で、反射神経で晩飯の支度をした。
世間は気候の良いゴールデンウィークの週末だが、我が家は一家総出で陰気にゴホゴホとやっている。
娘も段々大きくなってきて、可愛い盛りだが、それだけで幸せな休日がやってくるとも限らない。
病原菌を保有したまま、割れんばかりの笑顔で、鼻水やよだれをべちゃべちゃさせながら抱きついてくる。そりゃあ輪番制で風邪引くことも避けがたい。
目の前の川原では、さわやかな風を受けつつ、人々はバーベキューしたりサイクリングしたり。
ゴールデンウィーク後半には治しておきたいなぁ。
晩飯は回復しつつある妻が準備してくれた。
昨夜は皆快方に向かっていると思ったのだが、妻が発熱。現在の我が家には、2種類の風邪が流行っているような気がする。一つ目は先々週妻が電車で貰ってきたらしき、熱はあまり出ないが重い咳の出るタイプ。これは一通り皆かかり、あとは僕が治れば一巡。(20km先の勤務先にチャリンコ漕いでいけたので、だいぶ回復はしている。)
二つ目は先週末から娘がかかっている高熱が出るタイプで、どうも妻にこれが移った。珍しく食欲まで落ちたらしい。
キンキ美味しいのに。
せっかくの休日なのに相変わらず風邪っぴき一家。
僕は咳以外の症状は回復したが、妻子がぐったりしているので出かけるわけにもいかず、かといって看病の作業がそれほどあるわけでもなく、ダラダラマンガ読むような休日。
晩飯はポトフを煮込む。週末に市場で買ってきたトンカツ用のロース肉を妻が塩漬けにして置いてくれたのが、ポトフにちょうど良かった。
タラタラ煮込んでいたら鍋を空焚きしてしまったが、コンロのセンサ機能のおかげで被害は最小限に。それがケガの功名で、いい感じにデミグラス状になったタマネギが却って美味しかった。
昨年中古で買ったデジカメ、POWER SHOT S110の無線LAN機能を設定してみた。僕はスマホ使っていないので、デジカメ→PCができれば「今日のごはん」の更新が楽になるかもしれないという意図。
しかしこの設定は面倒だな。最終的にはつながったが、とてもカタログに記載できるような機能じゃない。マニアが裏技で使うような感じだ。
キヤノンのサポートに詳しい設定が書いてあるが、これだけではウイルスソフトに弾かれるので、セキュリティソフトの設定も変えなければならない。よく売れているカメラだし、僕が使っているのはセキュリティソフトもそんなにマイナーじゃない(しかもキヤノン系の販売会社のESETというやつだ)が、その設定は価格comの掲示板にちょろっと書いてあったくらいだ。ほとんどのユーザーは使えていないだろう。
それに結局、大して便利でもなく、USBケーブル挿すのとそんなに変わらない。Eye-Fiのほうが簡単かつ便利だ。
コンパクトデジカメはいま完全にスマホに負けていて、そろそろ商売として成り立たなくなってきている。この無線LAN機能の使いにくさは、スマホとの溝を埋めると言うより、さらに差を開けられているような印象。
前職では、カメラの将来像を考えてみようというような試みはよく行われていて、現在のように画像をどんどんネット上に上げて共有するような状態は当然のように予想していた。が、結局スマホに美味しいところ持っていかれているよなぁ。当時はハードでも会社規模でもそんなに不利な位置ではなかったと思うのだが、どんどんグローバルに育っていく新興企業に抜かれていく。
現在のスマホの立ち位置にデジカメが居るというような可能性も、10年前なら考えられたはずだが、不戦敗した感じだ。負けた意識すら無かったかもしれない。
なんと娘は中耳炎。
風邪引いた当初は高熱出ても元気に遊んでいたが、ここ数日は始終グッタリしていた。
小児科の先生から受けた説明では、発熱が数日間続くような風邪が流行っているようだったので、まぁそんなものかと思っていたが、中耳炎にかかっていたとは。妻が慌てて耳鼻科に連れて行った時点で、既に自力で治癒しつつあったらしいが、まだまだ小さい愛娘なのに、哀れであった。
妻は妻で、高熱が出つづけている。昼間飲んだ市販の風邪薬がやたらとよく効いたらしいが、その効果が切れた途端にさらにだるくなった。風邪薬って症状抑えているだけで治すわけではないかあなぁ。
娘は不調で心細いのか、妻にピッタリとくっついて離れようとしないし、高熱の妻は娘に巻きつかれてさらに辛そうだ。
一人暮らしをしていたときの風邪は、自分の身の回りの最低限のことだけ行ない、あとは睡眠治療に専念することができたので案外楽だった。
家族ができてからの風邪は、全員引くと確かに結構大変だ。
転職したてなので有給が溜まっていないが、妻子そろって体調悪いならここが使いどきだろう。 午前休を取って妻子を病院へ連れていく。
娘のかかりつけ医は、割と積極的に投薬や検査をしてくれるタイプの若い先生で、血液検査をやってもらった。
妻も同じ院内の呼吸器科のほうで、やはり血液検査。
即日結果を出してくれて、二人とも炎症値(CRP)という値が高く、細菌の感染が疑われるらしい結果となった。
僕の知識だと、ほとんどの風邪はウイルスによるもので、その場合は原因となるウイルスの周囲が多すぎて、特に薬は利かない。結局は熱でやっつけるしか無い。だから風邪の場合は、よほど辛い場合でなければ、医者行っている暇があれば身体暖めて休ませておいたほうがすぐに治療できる、というロジックだと思っていた。
それはそれであながち間違いではないにしろ、ケースバイケース。医者も行ってみるものだ。 検査結果に応じた投薬というのは、エンジニア的にもすごく納得感があり、二人の予後の様子を見てもそれを裏づける。
いやぁ細菌感染まで行ってたのか。風邪をこじらせた、というやつだ。
このところずっと、娘の風邪も治らないし妻の風邪も全然治らず、いつまでも続く先の見えない洞窟を歩いているようであったが、原因が分かればだいぶ落ち着く。
今朝方から回復の兆しが見えてきた娘は、措置も良かったのか加速度的に良くなっているようだ。
この時期の風邪なんて保育園の通過儀礼のようなものらしいが、初っ端から割と強敵引いてしまってご苦労様でした。半ば以上自力で治したようだから偉いぞ。
妻もようやく熱が引いてきて、昨日と比べるとやはり格段に良くなった。連休に予定していた神津島旅行は断念する状況となってしまったが、ようやく明るい兆しが見えてきた。
僕の風邪は家族内で一番軽く、熱もほとんど出なかったが、これはこれでなかなかスッキリと治らない。随分としつこいやつを貰ってきてしまったようだ。
晩飯は市場で買った美味しい鶏肉を解凍し、蒸し鶏に。大根おろしを乗せるのが常套手段だが、大根が行方不明。タマネギを卸して乗せた。結果、いつもの大根おろしのほうが美味しいと思う。冷凍で鶏肉の味が落ちたか、という可能性は、スーパーの安くて臭みのある鶏肉使ったときだってもっと美味しかったという指摘によって却下され、やはり蒸し鳥には大根おろしが良い、という結論に。薄切りトマトでも良かったかも。
先日、日経新聞のサイトで「ブレインストーミングはアイデア出しには無意味」というような記事が載っていたが、自分の経験と照り合わせても同意できる内容だった。
ブレインストーミング、5,6人で集まって何かのテーマに対して自由にアイデアを出すような作業は、前の職場でよく行われていた。具体的には重荷特許に出すためのネタ探しだが、僕自身はそのシステムをほとんど利用せずに、周囲から褒められるくらいの提案数を出していた。
新しく、素晴らしいアイデアというのは、やはり自分で一生懸命考えるものだと思う。他人と雑談しているときは、思考の海の深い深いところまで潜っていけない。時間をかけて、一人で息を止めて潜っていくうちに、まだ誰も手にしていない獲物を獲ることができる。 グループでアイデア出ししていると、せっかく何かのヒントらしきものを感じても、会話の流れに流されてその刹那に深く潜っていく時間がないんじゃないかと思う。酒でも飲みながら雑談するのも悪くないかもしれないが。
かと言って一人でじっくり考えているだけではやっぱり限界がある。一番良いんじゃないかなと思うのは、ボケーツッコミ型というか、誰かに対してそのアイデアを説明すること。アイデア持っている人と、聞く人の役割分担をはっきりさせる。
聞き役は誰でも良い訳ではなく、自分が信頼できる人、自分と共有できる知識を十分持ちつつ、性格や能力がやや違う人。
ブレインストーミングでは他人のアイデアを否定するのはご法度とされているが、この形式では否定することは必ずしも悪いことではない。的確な突っこみを入れることで、ボケ側のアイデアをより強固にする/どうしようもないアイデアなら切り捨てるためのものだ。
他人に説明することで、思考はより明確になる。他人からの意見によって、盲点や矛盾をなくす。否定の仕方がうまいときは、案外別のアイデアを生み出したりする。
日経の記事は、「実はブレインストーミングの目的はアイデアを出すことではなく、参加者の能力・得意分野を共有すること」と続くが、確かにそうかもしれない。そこで知った他人の能力を用いて、ボケー突っこみ型アイデア出し会議にするのは如何でしょうか。