労働組合の新入社員歓迎イベントとして、ニジマス釣り+バーベキュー。久しぶりに奥多摩方面へ出かけた。
僕は新入社員として扱われず。
御嶽駅から徒歩20分くらい、奥多摩フィッシングセンターというところ。多摩川を利用した釣堀だ。 途中、らふてぃんぐやらカヤックやら、学生サークルっぽい人たちがたくさん練習していた。多摩川上流ってこんなことになっていたのか。
竹ざおと仕掛けを借りて、イクラを付けて投入。とりあえず妻が試す。 しばらく釣れなかったが、撮影係となっていた多分組合のお兄さんが教えてくれ、必殺の虫えさ付けたら釣れた。
釣堀なので坊主は無いが、それでも腕の差は出る。まぁ何しろ釣り名人の集まりみたいな会社だが、釣れる人はバンバン釣っている。
とはいえ、恒例行事ということもあるのか、社員の人たちはどちらかというと家族サービスに力を入れている感じ。
最初はなかなか釣れなかったが、職員さんが新しい魚を放流すると魚影が増し、釣りやすくなる。
妻にとっては、目の前に食材が泳いでいる状況は落ち着かないらしい。ゆっくりとバーベキュー料理を突っついている場合ではなく、紙皿をかっこんだらひたすら竿を振る。
女性にも釣りが受けるのか、という問いには僕はYESだと思うが、最近読んだこのブログの意見の失敗2のところは、そのとおりかもしれない。
僕はあまり川魚を釣った経験は無いが、マス類の泳力ってすごいんだな。全身が筋肉で、釣り上げるとヘビの様に頭から尻尾までを捩じらせる。さすが、川をさかのぼれるだけはある。
さすがに見えているだけあって、魚の目の前に餌を落とせば興味を引くことは容易。だが、釣堀の魚の癖に餌を見切ったりするし、針がかりしても油断するとラインを切られたりする。
そんなわけで、家族で楽しめた。他の人たちがほぼ全員帰ってしまったが、夕方に出て缶ビール飲みながらJRに揺られていれば、暗くなる前に帰宅できる。
キープしたニジマスは8尾くらいだったか。 冷めないように一尾ずつ焼いては食べる。わんこそば方式のわんこニジマス。
家族で近所の公園へ。
多摩川の河岸段丘を利用した、起伏のある大きな公園。生田緑地も気に入っているが、ここも良い雰囲気だ。
うちから徒歩3分圏内の公園は小さなところしかないが、チャリンコ15分圏内には良いところが豊富だ。
芝生広場に娘を放牧させると、歩き回るだけでうれしいのか、我々から半径20m程度の円内を行ったり来たり。そのうち、ヨソの家族の団らんに紛れ込み、小学生くらいのお兄ちゃんに相手をしてもらっている。
小さな子供も多いが、その中でもうちの子はずいぶんと小さい。遠目に見ると、頭と体のプロポーションが3頭身くらいで、ぬいぐるみが歩き回っているみたいだ。
例の恋人契約を起源として続いている家族会議を久し振りに開催。
結婚した相手だからコミュニケーションが円滑に行くかというとそうでもなく、むしろ結婚相手との意志疎通は非常に手間のかかる作業だと思っている。
これは僕の相手が友人内でも極度のテンネンという位置づけであり、誤解の宝庫である頭脳を持つ者と一対一で対峙しなければならないことにも起因するかもしれないが、我々夫婦固有のケースというよりも、夫婦間の意志疎通は容易ではないというのは、普遍的事実なんじゃないかと思っている。
まず何しろ男女の考え方には大きなズレがあるようで、しかもお互いそのズレを自覚しにくい。そしておそらく夫婦関係は長年続くだろうから、一方が一時的に我慢するような解決法が通用しない。細かい不満でも取り除いておく必要がある。
相手に自分の不満を伝え、自分の悪いところを素直に受け止める。
これを行うのは、不可能ではないがやっぱり時間とエネルギーが必要だ。
人間には、自分は悪くないと思いたがる習性があるし、常に同居する者との決定事項はダイレクトに日々の生活につながる。一方が悪いところを認めすぎると不公平になるので、歩調を合わせながら作業を進める必要がある。
出産からしばらく経ったが、妻の体力が回復したとは言い難い。
割合としては、出産後にパワーが着くお母さんのほうが多いように思うが、これは十人十色のようだ。うちの妻は体力が落ちたほうの部類。もともと人並み以上の体力があったはずだが、最近はどうやら人並み以下になっている。
ということで、全般的に彼女の負荷を減らすための何らかの工夫は要るだろう。
現段階での娘のコミュニケーション力は、まぁよく慣れたペット程度だろうか。
昔、文鳥を飼っていたが、鳥たちは大雑把に10程度の鳴き方は使い分け、それによって我々類人猿との意思疎通を図っていた。
餌が無いので出してくれ、水浴びさせろ、今はご機嫌だ。
その程度は鳴き分けていて、我々はそれを理解することができた。
今娘ができる自己表現方法もそれくらいのバリエーションだろうか。だっこしろ。不満があるぞ。バイバイ。楽しくてたまらない。それくらいのことは、はっきりと意思表示するし、いないいないバアをやってきたりする。
人語はそれほどできない。時折、ママ、パパ、オハヨウ、くらいのことを発言してみせたりするが、意図して発言しているのか、たまたま口に出たのか、まだあやふやな感じだ。
まぁ、ちょっと訓練されたオウムくらいのレベル。
先日の家族会議の議決内容に従い、本日は僕が料理当番。 自分で考えて料理するのは久しぶりで、楽しかった。
ニジマスの最後の一尾は、冷蔵庫に残っていたタイムをたっぷり入れて、ホイル焼きに。けっこう好評。
帰宅時に見た月が月蝕っぽかったが、高度が低いため雲に隠されたようにも見えた。
調べてみたら月蝕だった。
学生との飲み会は、諸事情により延期。
復職を前に、妻は船舶免許を取りに行った。 マンツーマンで三日間。実技試験で一回不合格になったらしいが、補講受けて無事合格とのこと。
会社から夕食手当ての現物支給。ワラサ(ブリの一歩手前)を一冊と中骨のアラをもらってきた。
フィールドテストで外房方面へ行った集団が居て、その後職場の脇に置いてあったクーラーボックスにでかい獲物が入っていた。
若手によって捌かれていて、早い者勝ちで持って帰っていいシステムのようだ。
とりあえず、皮むいて刺身にしてしまおう。それなりの型だったので、2日ほどたった今日くらいのほうが実が柔らかくなってちょうど良いかもしれない。
転職前の職場は、カメラが自由に借りられるというのがメリットだったが、新しい職場は、時折釣りたての食材が手に入るメリットのようだ。幸せなのはどちらだろうか。