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2014/4/5(土)

旅仲間の1人の結婚がようやく決まった。 せっかくの美貌を有効活用できていないと、これまで散々からかってきたが、その歴史に終止符が打たれる。

仕事も辞めて三重に引っ越すというので、結婚祝い+送別会+お花見の宴会を開催。 誘った人たちのほとんどが参加を表明し、総勢大人15人+チビ2人。久々に大宴会だ。


お祝いなのでベタなお祝い料理を。鯛を塩釜焼きにしてみた。


塩釜を割ると、鯛の上下が入れ替わる趣向。


船盛りはまぐろ、シマアジ、サーモン。
他の食材に予算をとられたが、市場でそれなりに仕入れられた。

ほかは筍素揚げ、ポトフとか。写真は撮り忘れる。

今日の宴会は二部制。 昼の部と夜の部の間は、用水路ぞいの桜並木を散歩。
ケーキ屋さんまで皆で歩いていく。


そりゃまぁケーキのひとつでも切ってもらうか。
そのまま16等分にしてもらう。


今日のメイン、鴨はN総裁の料理。おろしきゅうりを使う。


我が家の特製ラザニア。コストはあまりかからないが、手間はかかる。

2014/4/6(日)

昨夜はずいぶん飲んだ。うちに泊まっていった主賓二人とともに飲んだ延長戦が、もしかしたら加速的に飲んでいたのかもしれない。
旦那さんは元自衛隊のエリートだったそうで、今後なにかスペシャル奥義的なものを教わりたいところだ。

何しろ6升以上空いていたので、ドリンカーの数で割れば平均しても0.5升前後いくので、1升近く飲んだのだろうか。
必然的に、酒の抜けない朝が来たが、嫁は輪をかけて二日酔い。お客様に挨拶もできずにほぼ一日中寝てやがる。
一歳児1人が健康的にはしゃぎ、ぼけーっと家事をしながらその相手をするような一日。

宴会で食べた鴨肉を利用したダシ汁を置いていってくれたので、蕎麦出汁に利用。
鴨自体も美味かったが、その美味しさが凝縮されたエキスを蕎麦に付けて食べるのだから、何しろ旨い。

2014/4/7(月)

ボートショーで購入したカメラ付き釣り竿が届いた。 自腹で買うか会社の金で買うか迷ったが、会社が金を出してくれることに。転職しても似たようなオモチャを購入するような仕事だ。

モノとして、非常によくできていると思う。画質なんかのカメラとしての性能も、釣り竿としての性能も低いが、そういうことではない。水中を覗くためのツールとして、これで良い、という感じ。無駄なところに金をかけていないという言い方もできる。

まだ自分で現場で試す前の印象ではあるが、よく使い込んで開発したんだろうな、という形跡が随所に見られる。 販売元はとても小さな会社のようだが、こんな製品ヨソから売り込まれたわけでも無いだろうから、中国あたりのOEM工場をうまく使って作ったのだろう。誰かの個人プレイなんだろうな。 GoProのサクセスストーリーと同じような文脈を想起させる。天晴れだ。
キヤノンではこういう製品作れないだろうなぁ。

周囲の釣り道具製造のプロたちの評判も非常に良かった。とりあえず海持っていって遊んでみるか。

2014/4/8(火)

そういえば火曜日は休肝日にしようと決めていた。妻が眠っていたので、食べ終わってから思い出した。まぁ宴会で余った、気の抜け気味のビールなので許してもらおう。

以前から興味のあった、レジャー白書なるものが社内にあったので見せてもらう。
釣り業界の落ち込み気味はこれから何とかするとして、改めて呆れたのがパチンコ業界の巨大さ。国内のマーケット規模として、車業界よりも大きいとは聞いていたが、それどころではない。パチンコ業界やらカメラ業界やら足し合わせても、まだまだ足下にも及んでいない。

レジャー白書なので業務用はさっ引かれているだろうが、我々日本人の可処分所得は、主にパチンコ業界へ流れているらしい。その流れをもうちょっと他の分野に流した方が幸せになれるのでは、という仮定でやっていこうと思う。

2014/4/9(水)

大学の研究室を訪問し、共同研究先の探索をやっている。 とりあえずコネのあるところからということで、今年から准教授になった学生時代の同級生のところを見に行った。

学生時代からの研究をそのまま続け、展開していたのでビックリした。そのテーマは元々は、僕の居たグループで産まれたものだ。誰が言い出したのかは忘れたが、半ば遊びで、そのへんにあった適当な材料でやってみたら案外目論見通りの現象が見られ、翌年から独立テーマになった。内心、この程度で独立テーマにしなきゃいけないなんて、生徒数が多いと教授も大変だなぁとか思っていたが、それを10年以上続け、細胞の立体形成だの太陽電池セルの製造法だの、人目を引きつけそうな研究テーマとして育てている。
彼自身の先見性で、確信を持ってこのテーマを育てたわけではないだろうな、と思っている。自分の研究テーマだから長年続けていくうちに色々な分野と結びついていったのでは。
僕自身も学生時代、外部に対して「この技術も花開く可能性がある」なんてことは定型文のように力説していた。そりゃあ可能性はゼロではないと思っていたが、高いか低いかはサッパリ分からなかったのに、本当に可能性があったとは。

科学技術の第一歩なんてあんなものなのかもしれない。最初はちょっと面白い現象、というくらいのオモチャみたいなものだった。 それが見つかる瞬間は、とても世紀の発見のようには見えないが、何十年か育てれば、それなりにメリットのある技術として育っていく。現在花開いている技術も、産まれた瞬間は大抵見栄えのしないオモチャだ。

同じ程度に面白そうな現象は、きっとそのへんにまだまだ埋まっている。 その中のいくつかは、育てていけば大発明になるのかもしれない。最初から正規の大発明として発見されるような現象はたぶん存在せず、見栄えのしないオモチャとどこまでつき合う気があるか、なのかな。

2014/4/10(木)

二日間で計3校の大学を訪問。外回り営業みたいだが、モノ売り込みに行っているわけではないから、大してプレッシャーは無い。二日連続で高田馬場で昼食をとることになったが、学生のころとは店がガラッと入れ替わっているし、当時もそんなに外食しなかったし、なつかしの店があるわけでもなく。

晩飯はマグロの刺身と揚げ物、どこかの民宿のようだ。

2014/4/11(金)

早めに帰宅しても、慣れない保育園に疲れた娘は就寝準備中。 僕の姿を見かけるとしばらく喜んでくれるが、やっぱりすぐに眠くなってぐずりだす。

まぁ、ほんの半年前まではミルクを飲むのと泣くこと以外のほぼすべてのことができなかった生命体が、親元から離れて新しい友達や保母さんたちの社会に入っていくわけだからな。それなりに馴染み始めてもいるようで、刺激もたくさんあるだろうが、そりゃあストレスもたくさんあるだろう。

今週も一週間お疲れさま。



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