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2014/3/15(土)

だいぶ暖かくなってきたし、船を動かしたい。 スズキが釣れる時期なので、釣り具会社の新入社員(僕より先輩だが)を乗っけて、それを狙いに行こう。

最初に狙った海ほたる周辺はアタリなし。付近には同じ狙いのプレジャーボート2艇、有名なポイントではあるはずなのだが。風も波もなく、空は快晴。この上なく気持ちの良いコンディション。スズキも昼寝しているのだろうか。

次に風の塔へ向かう。スズキは結構魚探を頼りにする釣りらしいが、僕の船は最近ようやく魚探が写るようになったものの、感度はそれほど高くないだろうし、ユーザー側のノウハウも不足している。
そこで頼りにしてるのは、付近の遊漁船だ。彼らはハードもソフトも僕より優秀だし、お金払ってるお客さんたくさん乗せているので、釣れる可能性の無いところには居ないはずだ。

風の塔付近には、2,3艇の遊漁船が来ていた。
よく見ていると、遊漁船に乗っている釣り人は、たまに銀色に光る魚体をあげている。スズキ狙いのジギング船と考えて間違いはなさそうだ。これなら期待できる。

付近の乗合船よりも随分と釣れない。
まぁいくつか理由はあるだろう。テキは釣り人何人も乗っかって、誰かが釣った魚体がキラキラ光れば、あっちの船釣れてるぞと認識するが、一人当たりどの程度釣っているかは分からない。対してこちらの釣り人は2人。そのうちの一人である僕は、流されていく船の行方を気にしながら、片手間で竿を出す程度だ。

船の流し方でも違うだろう。向こうは操船に専念している船長が、船をぴったりと止めている。僕の船は周囲でも最も速く流される。釣り用というよりクルーズに向いた船なので、風や塩の影響を受けやすい。今回はその対策としてシーアンカーを導入してみたが、効果は無いよりマシなんだろうけど、という程度。割と船が集まっていたので、遠慮してロープ短めにしたからか、ケチってちょっと小さめのやつ買ったからか。

それでも、さすがに釣れている海域だ。新人氏が一尾ゲット。さすが釣り具会社の釣りマニア。これで船中ボウズは免れた。
それなりのサイズだが、あまり抵抗しなかったらしい。

これで人間側の活性が上がったが、その後はアタリが続かず、ポイント移動。
川崎シーバース、羽田飛行場、東京灯標あたりを回ろうとするも、いずれも不発。
というか、川崎シーバースは大型船が接岸作業をしていて近づけなさそうな感じだったし、東京湾奥のシンボル東京灯標は、どうやら知らない間に無くなったようだ。

しかし釣具会社の新人氏は、会社の中でもだいぶ釣り好きの部類に入るほうらしく、釣りメンバーとして頼りになる。下手糞ながら船長やっていると、どうしても操船に割く労力が大きく、釣りはそんなに力を入れられない。この辺に魚がいそうだから船をこう動かそうかなと思っても、自分でそこに投げることができないし、自分より釣りの経験が少ない人を乗せていても、やっぱりそこにルアーは飛んでいかず、船の動かし方が悪いのか、釣り人の腕が悪いのかが分からないままだ。
その点今日の同乗者は、イメージどおりにピュンピュンルアーが飛んでいく。これで釣れないのならばこの場所にやる気のある魚は居ないんだろうなとすぐに見切りをつけることができる。船長の腕前が悪いことがすぐに分かるので、試行錯誤のサイクルを短くすることができ、それはそれで気持ちが良い。

最後に中央防波堤の障害物周りでキャスティングしてみるが、特に魚の反応なし。何が悪いのかまでは分からぬが、とりあえず今日はこの場所も良くなかったようだ。船中一尾、僕ボウズ。結果論的には、風の塔でずっと粘るのが良かったかもしれないが、まぁ良かろう。
今日は大きな釣果ではないが、このスズキは狙って釣った一尾だ。再現性が期待できるということだ。

風の塔で釣ったスズキを貰った。居着きっぽい魚体だったことを気にしたようだが、湾奥の運河で釣り上げたわけでもないし、処理をきちんとやれば僕は気にならない。
スズキは外洋を好む個体と河川を好む個体と色々いるが、当然外洋型の綺麗な魚体の方が人気がある。風の塔付近には外洋型のほうが多いと思うが、居着きのやつもいるかもしれない。

帰宅後、風呂に入ったら元気が出たので、割と真面目に魚の処理をした。
半身はこぶ締めにして、1/4は塩焼き用として明日以降の食材に、残りの1/4を刺身にして今日食べよう。アラはお湯かけて丁寧に皮を取り除いて、明日の朝飯用にダシとった。

新線なスズキ、臭みは全くなくほのかに甘い。食感としてはコリコリ、数日おいたほうが柔らかくなって美味しかったかもしれないが、これはこれで美味い。


肝のせの刺身

2014/3/16(日)

今年は春の足も遅いようで、梅を見に近所の公園へ。
1歳児づれで出かけるならば、これまでのように遠くの景勝地まで行かずとも、近所の公園でも結構楽しい。 疲れたらすぐに帰れると言うのも重要だ。


割と穴場的なロケーションに、いろんな種類の梅が植えられていた。

昼ビールだ。
どういうわけか、アレルゲンとなる花粉が飛来しにくい条件の場所だったようで、周囲よりも妻の花粉症は楽だったようだ。

2014/3/10(月)

ついに仕事で釣りに行く日がやってきた。
とは言っても、半分の時間は新製品のデータ取り要員としての釣り針も使わない単純作業で、残り半分くらいでせっかくだからと実釣の時間。 釣りしてた時間は11時ごろから14時まで。

誰かに釣りをさせることを商売にしている人や、漁獲自体を商売にしている人は居るが、特に上手いわけではないのに自分が釣りをすることが仕事になることは余り多くはないだろうなぁ。
と思いながら、そういえば転職前も仕事で釣りに行かせて貰ったことを思い出したので、探せば案外あるのかもしれない。

電動リールって初めて使った。
釣趣を無くすのでは、という危惧を抱く人は多いと思うが、手で巻くこともできるので、釣趣を楽しみたいところでは手で巻けばよい。深場を狙う釣りでは、途中の巻き上げていくところは単純作業だし、そこでバラすのを防ぐために一定のスピードで巻き上げる必要がある。 出船前に周りの船を見ると、見た限り100%電動リールを使っていたので、この釣り物においては電動が圧倒的に有利なのだろう。
エンジニア的には、電動でも手動でも巻きとれる機構って工夫が必要で面倒くさいが、確かに必須の機能な気がした。

ヤリイカ釣りは難しい部類の釣りだ。アタリが繊細で分かりにくい。誘いを入れたり、合わせたりするタイミングのわずかな違いで、釣れるか否かが決まる。腕の差が出やすい釣りで、ゲーム性が高く人気もあるらしい。
先輩方はさすがに上手いが、別の測定があるらしく、主に新入りたちが釣りをしていたので、釣果はあまり延びない。 僕も手本を示されたすぐあとは、アタリが分かり一パイ上げられたが、その後はアタリなのか着底なのかが曖昧で、仕掛けの上げ下ろし作業となってしまった。

労働の対価として、サラリーだけでなく釣りたてのヤリイカ3杯。世の中にはいろんな報酬があるもんだ。 新線なイカを、刺身にして焼いてカルパッチョにした。 カルパッチョが一番上手かったかな。

2014/3/18(火)

久しぶりに大学の先生のところに行ってきた。町の様子もキャンパスもだいぶ変わっていてビックリしたが、研究室の周辺はあまり変わっていなかった。

2014/3/19(水)

2014/3/20(木)

幻の名手と言われているらしい、福島の酒蔵「花泉」。この酒蔵にはロ万シリーズというのがあるが、うちが贔屓にしている近所の酒屋さん、青木万吉酒店に向けてオリジナルラベルを作ったという。題して青萬ロ万。
これが超絶に旨い。今夜も酔っ払う。



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