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2013/7/13(土)

海の日の連休だ。僕にとっては、「島の日」と言い換えても良さそうだ。

海の日というと、主にサラリーマンになってからのイベントだ。 高校のときは部活ばかりで休日関係なかったし、大学時代は休日=交通機関が混む日、という意味だった。3連休になったのはいつからだったか忘れたが、社会人になってからの約10年間はありがたい休日だ。
指折り数えてみると、そのうち伊豆諸島には6回行っている。毎回、会心の旅行になったと思う。(そのほか、屋久島と五島列島に行った年が1回ずつ。8割方離島へ行っている。)

その経歴の最初を飾るのは、会社の同期4,5人で行った八丈島、ガーデン荘。 今年の海の日連休は、そのときに同行したMっつんに誘われ、二家族で遊びに行くことになった。

その後ガーデン荘には様々な人と共に何度も遊びに行くようになったが、Mっつんも割と頻繁に足を運んでいるようだ。一緒に行くのは8年ぶりなんじゃないかと思う。
お互い、結婚して子供もできたのだから、まぁ時間も経つわけだ。

娘を飛行機に乗せる実験だ。

八丈島は、国内線の中でも相当に短い航路。ほぼ何のトラブルもなく、順調なフライトだった。

八丈島は、快適な暑さ。
東京都市部の殺人的酷暑とは違い、大海洋に囲まれて30度を大きく越えることは無さそうだ。日陰に入れば、それだけで風が気持ちいい。 南の島に避暑に来るというのは、実質として可能である。

乳児連れだし、何度も来ているし、特に大きな目的があるわけでもなく。 まぁ何しろ盛夏だし、黒潮の離島だし、海水浴はファーストチョイス。神湊の漁港のはじっこにある小さな砂場へ。

本日は、空は良く晴れているが、風が強くて波も高い。この浜は湾内にあるので穏やかだが、砂浜では砂利が飛び舞う。
やや赤子連れの母親たちの不評を買っていた気がする。

ガーデン荘に泊まりに来た回数は、既に2ケタを越えたかと思う。 何しに八丈島来ているかと言えば、子供産まれた報告だとか、最近ご無沙汰しているので挨拶に来たとか、そういうニュアンスも大きい。まぁ、酒を飲みに来たというのが大きな目的である。

海の日の3連休らしく、にぎわいのある晩餐だった。
客層は大まかに言って三分され、各自それぞれ趣味の造詣の深い中高年、乳幼児連れ夫婦が我々と他にもう一組、20代の若者層。

娘をあやしつつ、焼酎飲んで同宿した方々の話を聞く。やっぱりここには、酒を飲みに来ているのだと思う。
授乳中の妻からは、「話がすごくおっさん臭くなった」と指摘を受ける。そりゃあ、おっさんになったのだし、酔っぱらっているのだから仕方がない。サラリーマンになってから、八丈島来た回数も数えきれなくなるくらいだし。 山登り始めましたなんていう若者を見かけたら、色々話をしたくもなるさ。

しかし、いつも酔っぱらって同じ話を繰り返す者からの指摘だと、悔しさも感じる。 今に見ておれ。授乳期間が終われば、すぐに酔っ払いの仲間に戻るはずだ。今日の僕の姿は、半年後の自分の姿だ。

若者層は学生ソロと7,8人の集団。集団のほうはなんと、会社の後輩グループだった。
自分が楽しいと思ったことを後進も興味を持っているという嬉しさも感じるものの、どちらかというときまりが悪い。

2013/7/14(日)

子連れ旅行がそういうものなのか、我々自身のやる気の問題なのか、午前中はほぼ完全にダラダラと過ごした。 さすがにそろそろ出かけようと、とりあえず昼飯。
妻の注文したトマトつけ麺はだいぶ美味しかった。


我が家の主神、酒の神様に娘誕生の報告。

八丈島のメインビーチともいうべき、底土海水浴場へ。
昨日の大波大風も収まり、コンディションは上々。そして何よりも暑い。 娘の世話もそっちのけ、とりあえず海に飛び込もう。

亜熱帯の黒潮の海。サンゴ礁はあるが沖縄のようではなく、アジとか、サヨリとか、ベラとかボラとか、釣りの対象魚となるようなのがたくさん泳いでいた。

娘を海に浸からせてみた。初海水浴だ。
まだそんなに何かを怖がる能力は成長しておらず、不思議そうな顔をして浸かる。


温泉行く前に中田のソフトクリーム。これも定番。

2013/7/15(月)

早起きして港へ向かったが、僕の行なったのは釣竿の素振りと大差は無い。 数人の釣り師たちが、ごっつい仕掛けに生きムロアジつけて、ヒラマサ系の魚を一人一尾程度ずつ揚げていた。

ガーデン荘のお母さんに別れを告げ、本日は軽くドライブ。
最近、「八丈島 要塞」とか「八丈小島 廃墟」みたいなキーワードで僕のHPを見に来る人たちがいるが、さすがに乳児つれて廃墟ホテルや要塞跡を見に行くわけにもいかない。廃墟ホテルの空中トイレはチェックしにいきたかったが、却下された。


末吉の灯台。初めて来たときに、中に入れた覚えがあるのだが、あの年が特別だったのかな。
景色が良いわけでもなく、やや空振り。


山道走って登龍峠。車酔いしそうになる道だが景色は良い。

セットのミニ丼が、まさしく賄い飯っぽい美味しさだった。

牧場からの景色。妻はここからの景色を見ると八丈島に来た感じがするという。
僕は逢坂トンネルでそう思うかな。

キョンみて退散。 最終の飛行機使うと、3日目もそれなりに時間があるが、赤子連れだとのんびり旅行になるな。

羽田空港のファストフードコーナーにあった韓国料理屋さんにて。
ビール飲んで乾杯。 明るいうちに飛行機乗っても、なんだかんだで結構遅い時間になる。

2013/7/16(火)

昨日の旅行が疲れたのだろうか。 娘を寝かしつけているうちに、家族皆で眠りこけてしまった。深夜に目を覚まして遅い晩飯。 そえにしても何がそんなに疲れるのだろう。数年前に比べ、一つの旅行でもかなり抑えめの計画にしているのだが。

朝から晩まで重い荷物背負って歩き続ける旅行も、気軽にふらっとドライブする程度の旅行も、一旅行は一旅行。実は、疲労具合に大きな差はないのだろうか。

娘が産まれて半年たった。今のところ、無事に成長してくれていて、感謝している。
「世界中のあらゆる人たちが、最初はこんなに手のかかる存在だったなんて知らなかった。私たちも無力な赤子だったはずで、私たちのお父さんお母さんも、必死になって育ててくれたんだ。感謝しなくちゃ」 日々、妻はそんなことを言う。

確かにその通りだと思うけど、一方で逆側のことも思う。娘がちょっとニコニコするだけで、我々両親サイドは無上の喜びを感じている。我々が何もできない赤ん坊だったころも、きっと我々の両親を幸福にさせていたんじゃないかな。

2013/7/17(水)

一日おいて、娘の生誕半年を祝う晩餐。 妻がスーパーで書ってきた肉で、ローストビーフを焼いてくれた。この手の料理が簡単に出来るから、オーブン導入して良かった。


ほじくられた

彼女は毎度毎度、こういうイベントに力を入れる。これまで、子供っぽいなぁと思いながら何となくつきあってきたが、いちいち大げさに祝うのは、とても良いことのような気がしてきた。
めでたいことがあるのだから、諸手を上げて喜べばいい。些細なことでも探し出して、お祝いしよう。 そういうのが大事なことなのかもしれない。

2013/7/18(木)

2013/7/19(金)

八丈島から帰って以来、どうも身体がだるい。衰えたなぁと思っていたら、本日妻が体調崩した。

あぁ違った。こりゃスマン。
旅の疲れでも歳のせいでも寝冷えでも悪いもの食ったわけでもなく(もしかしたらそれらも原因だとしても)、これはノロとかその手のウイルス性胃腸炎というやつっぽいな。妻と僕に発症の大きなタイムラグがあるし、症状が似ている。僕がどっかで拾ってきたやつを移したのかもしれない。

僕はなんだか調子悪いなという程度で済んでいるが、彼女はもっときつそうだ。ウイルスの可能性も疑ってはいたのだが、気の使い方が不十分だった。せっかく前の風邪治ってばかりのところで申し訳ない。

この上、娘にまでうつしたらもっと一大事だ。帰宅後、家族で近所の内科へ行った。
明日の土曜出勤は中止。妻と自分自身の看病と子供の世話をやることにする。


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