数年前より、面識のない者同士でも、一緒に良好なり宴会なり参加するような場を意識的に作ってきたつもりだ。
そのような中で始まった人間関係が、恋愛対象や結婚相手に発展することは、そんなにしょっちゅう起こらない。が、なんだかそういうことが起こりそうだということで、それを歓迎する趣旨の静岡旅行に参加。
第一目的は宴会なのだろうが、昼間は寸又峡温泉へ。静岡市から見れば隣の市区町村だが、結構な山の中。 特に主体性も発揮しない乗っかり企画なので、赤子連れてついていく。 割とロングドライブだが、それなりに機嫌は悪くなかったようだ。
最近、母親のことは強く認識している。妻が抱かないと泣きやまないことが増えてきた。 父親のことは認識しているか分からないが、「よく見かける人だ」程度なのではないかと思う。
散策路の終着点は吊り橋。 氷河湖のように色づくダム湖の上にかかっている。
吊り橋渡ってピクニック。我が家は朝飯の残り。 羽虫が多く、皆で手を振りながら食す。
長島ダムにてダムカード収集。 初ダムカードの次は初温泉入浴。接阻峡温泉の共同温泉へ。 そして宴会はいつもどおりの「わっはっは」にて。
僕はこの二人が恋人同士であったなんてまったく気づかなかったが、そのように説明を受けると、なるほどそんなものかと納得する。周りによく気を使い、穏和で上品な、似たもの同士の二人だ。新生活に幸いあれ。
乳幼児を温泉に入れても良いのかも分からなかったが、とりあえず体質的には問題ないようだ。あとは入浴施設側が受け入れてくれるかだが、山奥の村の人たちの湯では、特に注意も受けず、すんなりと入れてくれた。
妻が発熱した。朝食をいただいたのち、いつもお世話になってる友人宅を離れる。
がんばって保育園見学まわっていたようだが、育児疲れのところにどこかでウイルス拾ってきたのだろう。
たしか、数日前からなんとなく調子悪そうなことを言っていたが、やはり風邪になったか。妻は、風邪をひくと結構な高温を出すようだが、今回もそんな感じ。
薬味をたっぷり入れたスープを作った。
いざ子供が産まれてみると、保育園の数がだいぶ足りていないことに気づく。
もっと保育士の人手を増やしてくれ。社会として、子育てに必要なマンパワーが足りていないぞ。
退職後の中高年と、ハタチ前後の若者をうまく組み合わせれば、皆にとって良い政策になるはずだ。
そしてさらに気づく。
行政に期待して失望して不満を言う前に、まずは自分のところの中高年を有効活用すべきだな。
ということで、風邪を引いた妻のヘルプとして、仕事辞めてカルチャースクール行く程度の用事しか無い父を呼んだ。
なんだか随分と長いこと娘をあやしてくれたらしく、妻は助かったようだ。
核家族化が定着して久しく、我々世代は勝手気ままに暮らしている。が、この生活形態って、子育てしようとすると保育園が必須になってきて、これは社会としてあまり良いスタイルでは無いのかもしれない。
とりあえずは出来るところから。ちょっとした用事でも周囲の親戚知人に頼めば良いんじゃないかな。喜んで可愛がってくれるし。
晩飯は野崎さんの料理本に書いてあったメニューを適当にアレンジした蒸し物。けっこう好評。
今日も父親に来てもらった。僕が帰宅する頃にはもう居なかったが、ずいぶん長い間散歩に連れて行ってくれたらしい。お互いにとって良かったのでは。
厚揚げをくりぬいて、野菜やひき肉を炒めた物を詰めた。 やや構想だおれ。
娘を風呂に入れると、妻が乳を与えながら寝かしつける。 その間に僕が夕食を作る、というのがだいたいいつもの時間割だ。
が、これがそう上手く回るものでもない。
料理の支度を始め、だいたい30分後くらいを目指して準備するとしよう。
25分経ち、下準備は整った。5分後にこれもあれも良い火加減になるだろう。
目標の時間が来てみると、赤子を寝かしつけるのに見事に失敗。だっこ紐をつけて、近所への散歩を余儀なくされる。 しばらく歩けば確実に眠るが、だっこ紐から布団におろすと、再び泣き出す。そして、授乳->散歩右寝かしつけ失敗のサイクルの繰り返し。 その都度、ごはんがちょうど出来上がるように準備していると、さすがにいらいらしてくる。 準備しても準備しても、なかなかご飯を食べることが出来ない。単にごはんの支度をするだけで、ずいぶんと待ち時間が出来てしまう。