好天の土曜日。釣りに行こうか迷っているうちに日が高くなり、明日に延期。 本日はその準備と妄想、その他ビールの仕込み等に費やす。
昨年に続き、中学の同窓会をやるというので参加した。
仲良し同志が集まった言うよりは、口コミ人づての自然発生的連絡網が発動しているらしい。
ランダムと言っていいくらいのメンバーで、初めて会話したという間柄もあるくらいだから大したものだ。30人くらい参加してたかな。
卒業以来約20年、全然変わってねえなという者もいるが、誰だっけコイツという者もいる(特に女性)。忘れてることはあまり無いのだが(たまにあるが)、現在の顔と当時の姿が結びつくまで何分かかかる。電車で隣に座っても、気づかないかもしれない。
あいつどうしているかなぁという者の中には、同窓会に来にくいような状態になっている者もいるらしい。
お父さんになっている者もいれば、バツ2とキャリアを積み上げる者もいる。ずっと結婚しなさそうな者もいる。
ふだん自分の年齢って実感しにくいが、三十余歳という年齢はこういう感じなんだろうなというのが実感できたような気分だ。
飲み会翌日にしては早起きをして、車にカヤック積み込んで三浦半島を目指す。 天気は下り坂だが、午前中なら問題ないだろう。
リールを忘れたトラブルも、なんとか調達でき、菊名海岸に着いたのは8時過ぎ。 狙いはカワハギ。アサリと仕掛けを準備。30分強で組み立て、喜び勇んで出航する。
浜から投げ釣りしている人は結構いたが、ボートはほとんど見あたらない。手漕ぎボートの釣り場としては結構有名なのだが、天候が下り坂だからだろうか。
さて、魚探もないし海図もコピーし忘れた。広い海原のどこにカワハギが潜んでいるかを水面の上から判断するのは難しいが、周囲の地形や漁具の配置からなんとなく推測する。 今地図を見返すとボッケ根という名前が付いている。ちょっと水深が浅いが、流されているうちに良いところに出くわすかもしれない。
しかし全然アタリがない。カワハギはおろか、べらやキス、ネンブツダイですら釣れない。エサがとられることもほとんどない。 地形もそれなりに魚がいそうなのだが、何が悪いんだろう。この季節はこの場所じゃないんだろうか。
岩場で仕掛けをひっかけ、予備の仕掛けも全部ロスト。天候の心配もあり、時間的には予定通り、昼過ぎに終了する。
結果として徒労に終わり、組立、片づけやや渋滞ドライブで大変疲労した。
が、なんだか充足感のある徒労だった。
現場に足を運び、挑戦をした。自分の戦略は結果に結びつかず、悔しさを感じるが、次はちゃんと釣れるように工夫しよう。
家でダラダラしていても仕方がない。やはり、現場に足を運ばないと正しい戦略だって立てられない。
カヤック釣りには可能性を感じる。
エンジンボートでは近づけないような浅瀬や岩礁帯でも、カヤックならほぼ不安なく進める。
機動力も十分ある。カヤックで遊びに行くような海域は、釣り船が来るエリアに結構重なる。
バケツアンカーとの組み合わせは、小回りも利く。
もうちょっと研究して、晩飯のおかずぐらい確保できるようになろう。
残念ながらカワハギの肝和えを食べることはできなくなった。代わりに近所の中華料理へ。
金曜土曜の外食はいろいろ迷うが、日曜だとすんなりこのお店へ行くことが多い。
相変わらず、素晴らしいコストパフォーマンス。二人で美味しいもの腹一杯食べて、4000円行かないんだから助かる。
昨年の今頃、妻は自分のウエディングドレスをせっせと作っていたが、今年は産まれてくる子供のために、赤ちゃん用ドレスをせっせと作っている。
今日は何やら壁に当たったらしく、ミシンと格闘して悩んでいた。
どうやら、それなりに大作に挑んでいるようだ。後先考えず、できあがったときの喜びのみを追求して挑戦するあたりが、彼女らしいと言えば彼女らしい。
まぁウエディングドレスもそれなりのものが出来たからな。子供にも良いものができるだろう。
干し野菜をたっぷり使ったとのこと。
キャベツ干したのなんて、単にしなびたようにしか見えないが、不思議なもので、実際に料理に使ってみると、しゃきっとするし味は濃縮される。きのこ類も人参もジャガイモも、見かけとは裏腹にきりっとした料理になる。べちゃべちゃしない。お気に入りの肉屋で買ったベーコンもよく利いている。
というわけで秋も深まり、我が家では干し野菜の量産化に取り組んでいる。
妻はもう、思い残すことなく食べ尽くしたいようだ。
妊娠中も太りすぎるな、酒飲むなと、いろいろ食事制限があるが、授乳中も乳が出なくなるとか何とかで、それはそれで食事制限は続くらしい。
日頃は健気に低カロリー食を作って食べているが、実家に帰る前に是が非でも美味しいご飯を食べにいきたいとのこと。さすが、食欲に対しては絶対忠実誠実真摯な人だ。
そんなわけで、平日もいそいそと外食へ行く。ご指名は国分寺の「わだつみ」。我々が知る中で、最も美味しい和食系飲み屋さんだ。 お酒も料理も、研ぎ澄まされた作品めいたものをだしてくれる。
今回もその期待は裏切られることはなかった。妻の友人とともに、舌鼓を打った。
落ち着いた、大人の雰囲気のお店だが、赤ちゃん生まれても来てくださいね、子連れの方もいらっしゃいますよとのお声を頂く。 それほど大きなお店ではないから、次はお店を貸し切ってしまえば良いんじゃないかな。 我が家で宴会やる代わりに、子連れで貸し切るのも良いんじゃないかと思う。
もうすぐ妻が実家に帰り、一時的な独身生活が始まる。 今日明日はその前哨戦。里帰り出産の都合上、このタイミングで一度病院に行く必要があるらしい。
まぁ、どうせ遅くまで残業するので、生活に大きな変化はない。帰宅が遅くなったので、手早く作れるてきとーごはん。焼酎飲みながら、自分自身しか食べない料理をつまむというのも、それはそれで結構気楽だ。
久しぶりの家でゆっくりノー残業デイは、やたらと早く寝てしまった。