義理の姉が引っ越すというので手伝いに行く。
姉妹揃って妊娠中なので、かなり危なっかしい戦力だが、このご時世はおおむね引越し屋さんが働いてくれるので便利なもんだ。
義姉の新居は、ターミナル駅直結の景色の良い高層マンション。万事が便利で快適そうだ。
夜は旅仲間と合流してディナー。 車で来たので、ワインが飲めないのが残念。
U姉さんの、「妊娠中どんな旅ができるか」という話が凄まじかった。先輩の参考になる話、として認識してはいけない気がする。
我が家ではようやくエアコンを導入した、という話をすると驚かれることが多いが、今日のメンバーはクーラーを好まない人が多く、使わないのが普通、という感じ。まぁそんなもんなんだろうな。あれば当たり前になってしまうが、クーラー普及したのなんてはるか昔のことでもないわけだし。
割とぼーっと過ごした一日。夕方過ぎて、窓掃除と飛散防止フィルターを貼った。 特売の焼肉は、河原に七輪持ち出そうかと思ったが、結局台所で焼いた。
Samyangというレンズメーカーから、TSレンズが発表された。
実物を見たわけではないが、誰がどう見ても、TS-E24mm f3.5Lを強く意識していることがわかる。
僕が数年前に携わっていた製品である。
すなわち、Samyangは僕の真似をしたといっても、それほど差し支えはない。
僕は販売担当ではなくメカ設計担当なので、自分のフォロワーがついたというのは素直にうれしい。
ユーザーは操作できる部分しか評価しないだろうが、Samyangの設計者は僕の作品を分解検討し、凄いとかダサイとか、隅々まで評価したんじゃないかと思う。
他人様に真似される程度の仕事は残したわけだ。
とはいえ、Samyangと僕では与えられた条件が違う。こちらは電磁絞りとかセンサーとか、いろんな制約と使い手の利便性を天秤にかけて今の製品の形を選んでいったのだが、電磁絞りもセンサーもついていなさそうなSamyangでは、もっと良い形があるはずなのだが。
真似できるところはそのまんま真似して、真似できないところはそのまんま無くしました、というようなニオイはする。
Samyangは惜しいことをした。僕に声かけてくれれば、もっと良いやつ作るのに。
ちょっとずつ残った食材を使い切ろうという狙いの献立。
僕がリゾットを作るのは珍しいと指摘された。何度か作ったことはあるのだが。
ノー残業デイを利用し、週末の登山の準備をするつもりが、帰り道に自転車がパンクし、けっこう時間をとられる。
まぁ外側のタイヤが破けるのは寿命だろうから仕方が無い。帰り道で良かったということにする。
久しぶりの登山準備なので、あっちこっちをひっくり返し、道具を集結させるまでに無駄に家中をかき回すことになる。こういう作業には、期待を増幅させる役割もあると思っている。
晩飯は今シーズン初の秋刀魚。ひょっとしたら下田の回転寿司で食べたかもしれないが、塩焼きは初だ。スーパーで買ってきたのを妻が焼いてくれた。
大根おろしに醤油。なぜか甘くなる。
大根おろしが発明されたのっていつごろ、どんな経緯なんだろう。
けっこう文明度が上がらないと成立しない気がするが、やっぱり江戸期くらいなんだろうか。
平安貴族が喜んでいるさまが枕草子の第十八段に書かれていた、なんてことはないだろうか。
妻不在。自分自身のみの満足のために食事を作るのは久しぶりだが、それはそれでけっこう楽しい。だいたい粗食になるのだが。
元上司の人事異動を祝って少人数で飲み会。 お魚の美味しいお店だったが、今夜は運転するのでお酒が飲めないのが無念だった。
先日、惜しくも社長賞を逃した彼のために、「安田賞」を創設して贈った。部下から賞を貰う機会というのも、そんなに多くはないんじゃ無いかと思う。