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2012/7/14(土)

海の日連休は新島。 旅仲間から、甥っ子の幼児二人を連れた新島旅行への同行を誘われた。
連休の予定も決まっていなかったし、幼児とのだらっとした海遊びなら、妊婦にもちょうど良いかもしれない。便乗することにする。 妻は長時間の移動がきついようなので、今回は高速船利用。 熱海回りの便しか空きがなかったが、前日になってキャンセル待ちが空いた連絡があり、東京からの高速船に変更。

なんかこの時期の東海汽船の高速船ダイヤは複雑で、毎年違う気がする。
今回乗った船は、東京→式根島→新島と経由した後は、大島へ向かった。午後は大島と東京の間を往復するみたいだ。

実は熱海周りの高速船のほうが利用価値高いかもしれない。 総合的に安くなるし、うちからの場合は、移動時間も短い。乗り換え回数も減る。あまりしょっちゅう出ていないようだが、今後は要検討だな。


f宿泊は、民宿梅与。僕にとっては、2005年以来の7年ぶり3度目の宿泊。

新島到着後、友人と合流するまで適当に町を散歩する。


関東史上きっての暴れ者、源為朝の神社。暴れ者なので祀っておく。


電気屋で売ってるソフトクリームの美味しさは特筆できるレベル

なんとなく向かったのが、町はずれにある展望台。 町から10分くらいで登れる小さな丘。 ぼーっとしていると高い所に登るのが我々の習性だが、蚊に囲まれそうになったのでお昼ご飯は諦める。


友人は下田経由の船でやってきた。友人と、その母と、弟と、弟の子供が二人という組み合わせ。

今回はのんびり旅行がコンセプトなので、特になにするわけでもなく。 とりあえず皆で温泉へ。 ぼーっとつかる。


子供たちは、とにかく走り回る。
しかしやたらとハイテンションな裏腹、水が怖いらしい。 わーっと走り回った挙句、水際で引き返す。
こういうのは先天的なものなんだろうな。同年代の子供でも平気で浸かっているのもいるから、まぁ人それぞれなんだろう。

それにしても親は大変そうだ。 距離センサーでもついているかの如く、周囲にお父さんが見えなくなると、とたんに不機嫌になる。 おちおちトイレに行く暇もない。
うちにも子供が産まれたら、なるべく他の人にもなつかせるようにしよう。

せっかく目の前に太平洋が広がっているのだから、泳ぐ。 うねりが結構あり、砂が巻き上げられているので透明度は悪い。岬というか、突き出た大岩をぐるっと回って隣の浜へ上陸したくらいで満足する。

伊豆諸島はやっぱり魚が美味しい。ここのお母さんも料理上手だな。
サザエは刺身か焼くか、リクエストを聞かれたが、迷っていたら両方出してくれた。


たらっと焼酎飲んで就寝。

2012/7/15(日)

早起きして桟橋へ。
一生懸命ルアーを投げるも、素振りと同程度の結果に終わって朝ごはんの時間。 周囲では、カンパチの子供が2,3尾上がっているのを見た。

今日もたいして予定は無いのだが、我々夫婦は幼児二人を含む友人家族と別行動にしようとなんとなく決まる。
まずは商店街をウロウロと回り、レンタサイクルを入手。ちゃんとギヤのついたマウンテンバイクだ。丘の上にも登れそうだ。

新島と言えばサーフィンのメッカ。 その舞台となる、羽伏浦海岸へ。


うまい人もいれば、そうでない人もいる。
今日は波が穏やかで、サーファー的にはコンディション悪いのかもしれない。

  • 友人家族と出くわし、一緒にお昼ごはん。 昨日に続き、新島随一のパン屋さんのパン。 とりあえず、行けるところまで行ってしまうのが旅人の習性。 羽伏浦の端っこにある、展望台までは行きたくなる。

    長大な砂浜を一望。
    珊瑚礁に囲まれた島ならともかく、黒潮の潮流の中に屹立する岩山のような伊豆諸島の中では、大きな砂浜というのは珍しい。
    あの崖から流れた砂が、白い浜の原料となっていることが一目瞭然な感じ。


    ガラス質を多く含んだ砂で、新島に特徴的な砂。


    マクロレンズを借りてきたので、その辺の虫を撮ってみる。
    テントウ虫は逃げるので難しい。


    虻はお食事中でじっとしていてくれた。


    花も風が無ければ逃げない。

    ビーチにて再度友人家族と合流。 今日はちょっとずついろんなことをやる。
    島の西側は穏やかな砂浜で、サーファーはあまりいない。家族向きな場所。

    案外透明度は高く、ちょいちょい魚がいる。特にテトラの周りはメジナがたくさんいて、しばらく銛もって泳いでいたら、魚も捕れる気がしてくる。


    テトラまで登る、心無い大人がいた。子供が真似したらどうする。

    ということで、さらにテトラを越えたら、そこは外洋。ウメイロの子供が群れ作って泳いでいて、これぞ黒潮の海という感じ。
    あまり遠出しないつもりで、カメラもフィンも持たずに来てしまったが、フル装備で来ればよかった。

    いろいろやることになってしまった一日には、ガラス作り体験も行なう。 新島の特産、コーガ石を使ったオリーブ色のガラス。これを使ってコップを作れるらしい。

    使う道具は、長い鉄棒がメインで、その他は巨大なピンセット、板きれ等で、至ってシンプル。
    そんなシンプルな道具を使って、生活用品を綺麗に作るには、技術や工夫が必要だ。 その技術は持ち合わせていないのだが、ついてくれたお兄さんが、やたらと親切に教えてくれる。 難しいところはほとんどフォローしてくれ、素人は大して難しくない行程をやりながら、いろんな工夫を体験するようなスタイルだ。


    熱いガラスに空気を入れて膨らませ


    転がしながら均一に冷まし


    遠心力で伸ばし


    さらに膨らませ


    底面作る。


    反対側に棒つけて


    穴開けて広げる

    ものすごく手作り感あふれる製法。 どうやれば、熱く水飴のような粘性流体の形状をコントロールできるのか。
    こういう原始的手法を知っておくのは面白い。 100円ショップで売れるような製品は、もっと効率的にパカパカ作っているだろうが、元をたどって行けばこういうところに原型があるはず。

    完成したコップは、素材をたっぷりと使って、けっこう高級感がある。
    妻が無邪気に、大きくて長いコップを欲しがったものだから、ずいぶんと贅沢にガラス使ってくれたんじゃないかと思う。(長い形状は難しいらしい。実際、妻の一回目の製造は、途中で失敗した。) だいぶ頑丈そうで、長持ちしそうだ。良い思い出になった。

    最後に炉に入れて、受け取りは明日。
    材料学的に言うと、焼き鈍しやって内部応力を除去してるのだろう。 全工程で1時間弱なので、出港前に作るのも良いと思うが、その場合は郵送料がかかる。


    写真はテキトーだが、煮物が大変美味しかった。

    だらっとするつもりの一日が、無計画なままずいぶんといろんな遊びをすることになった。 新島はアップダウンが少なく、自転車で回るとちょうどいいくらいの大きさだ。

    自転車で10分くらいのところに、民宿、ビーチ、温泉、商店街、ガラス工房、桟橋等が集中している。 回る順番、移動時間をあまり考えなくても、けっこう効率的にいろいろできる。
    道行く観光客たちも(西洋人がやたらと多かった)、大半がレンタサイクルだ。それぞれ集団になって、遊びまわるさまは、さながらおっさんくさい中学生が、部活帰りに買い食いしているかのような光景である。 夏休みムード全開だ。

  • 2012/7/16(月・祝)

    最終日、出航はお昼前なので、買い物や近所の散歩をする程度。
    今日も早起きして、朝飯前に竿を振る。 昨日よりはマシで、カマスの子供が三尾、一荷で釣れる。普通はリリースするのだろうーが、即刻干物にする。
    アタリはもう一度あり、なんかやたらと細長いのが掛かる。二度三度ジャンプし、結局糸を噛み切られ、ルアーごと逃げられた。ダツだろう。 桟橋全体は昨日より上がっていないようだった。


    新島のマンホールは自慢に足るか?


    新島を離れる。高速船は便利だが、旅情は無い。

    大島経由で、熱海まであっという間。 熱海からも、我が家はけっこうアクセス至便。神津島あたりに行く時も、大島経由で熱海渡るのもアリだな。

    昼飯は小田原の駅ビルにある、相模湾の魚料理屋さん。
    定食屋とファミレスと飲み屋を兼ねているようなお店。妻が出張のときに来て美味しかったとのこと。

    定食屋としてはやや高めな価格設定だが、確かに美味しい。 日本酒の揃えも良さそうだったが、昼からお酒は遠慮しておく。


    自宅前の夕焼け空もきれいだった

    妻の実家から頂いたうなぎを、白焼きとうな重にする。
    水は毎日飲むし、白米毎日食べても、飽きることは無い。 それと同様、美味しい魚を毎日食べることに、何の不都合もない。


    昨日作ったコップだ

    2012/7/17(火)

    オイスターソース使った焼きそば。ちょっと塩分が薄かった。

    2012/7/18(水)

    暑い。
    夏のメニューだ。

    2012/7/19(木)

    2012/7/20(金)

    先週釣ったカマスの干物。可愛いサイズだが、けっこうちゃんと美味しかった。
    その他、メインディッシュ不在のテキトーな残り物。


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