結婚イベントのラストは北陸へ。
富山で働いていた妻の元同僚や上司に対する挨拶として、妻が昵懇にしているシェフのところでパーティーを開く。
金曜夜から移動して途中一泊、富山に着いたのは予定どおり2時ごろ。今回は車を使ったが、どの手段でもやっぱり6時間くらいかかる。遠距離恋愛時代は、どちらかというと妻のほうが移動することが多かったが、たいして遠いとも感じなかったというから天晴れなものだ。恋する乙女のパワーは恐ろしい。
日本酒好きの妻の好みに合わせた、ということで、魚料理を多用した和風な洋食。富山湾の海の幸にシェフのセンスが掛け合わせられる。 妻はけっこう年上の方から可愛いがられるが、特に酒好きには重宝されるようだ。 妻が所属していた部署の部長でもあり、所属していた山岳部の部長でもある、H氏と初対面。
「恋人契約書」に関する展示が人々の注目を集めた。やっぱりそこなのか。
我々二人に対しては、たぶんいろんなところにツッコミどころがたくさんあるのだと思う。が、当人たちにとっては、当たり前の事柄になっていることもあったりする。
富山を離れる前に、妻が行きつけにしていたらしい寿司屋へ。
確かに、それなりの値段はする。が、考えてみれば、残業代に換算すれば5時間程度の金額で、国内最高クラスの寿司が食べられる。幸せなことなのかもしれない。
富山からのドライブは、普段は安房峠を越えて松本経由で帰っている。今回は違う道を通ろうと、北陸道、上信越道、関越道経由を使うことにする。おおむね、ハタチのころに行った北陸自転車旅行と似たようなルートになるが、車と自転車じゃ雰囲気ずいぶん違い、なんとなくしか思い出さなかった。
渋滞に突っ込むくらいなら、途中で温泉入って蕎麦でも食って行こうと、小諸のあたりで休憩。あまり来ないエリアだが、立ち寄った温泉は昔来たことがあるような、ないような。改装したてで確信は得られなかったが。
妻が温泉で地元のおばあちゃんに薦められた蕎麦屋は、残念ながら準備中。小諸の街道沿いに見つけた古風な蕎麦屋へ。丁子庵というところ。肌はツルツルで、コシもある感じ。辛味大根がよくマッチ。
お土産用の生そばもあったので購入。
ほとんど渋滞に合わず、22時過ぎに帰宅。松本回りに比べ、時間は大差無く、道路状況によりそう。距離は長いのでガソリン使った。
富山の食べ物も美味いが、山国信州の幸も素晴らしいぞ。地産品コーナーで葱とニンジンを買ったが、これは主役を張れる野菜たちだ。
美味い。
我々は結婚式で自然の恩恵を人々と共有することを誓ったが、こういうものになんらかの形で役立てられれば良いのではないだろうか。
笊蕎麦に日本酒。そういう意図の献立である。
我が家に山積みされた頂き物のお酒の中から、手頃そうなやつを開けてみたが、ちょっと残念な味だった。ラベルからは期待できそうな雰囲気はあったのだが、とりあえず保管状態が悪かったのだろうと判断することにした。
イワシの刺身と同様、日本酒も生ものだから、銘柄やランクと同じくらいに保存状態は重要なようだ。いつも買っている酒屋さんのありがたさを再確認する。
妻作成の炒め物は大変に美味しい。キノコ類は一旦油で煮てから、ニンジンは蒸してから炒めたらしい。旨味や甘さを引き出し、清く正しい下処理を施した感じ。
我が妻もだいぶお疲れのようで、家に帰ると布団で寝こんでる。心配して様子を聞くと、「美味しい料理思いついちゃった」などと嬉しそうにのたまい、まぁ天晴れな食い意地だ。
その言葉どおり、コンフィを使ったポトフは油が程よくスープ全体に広がり、ジャガイモなどの具も格段に美味しくなってる。 肉自体もトロトロほろほろで、他の料理にも応用できそう。
妻の大学時代の友人来訪。寝袋を借りにきたとのことだが、我が家に溢れかえったアルコールの削減に協力してもらう。
一口に飲むのが好きといっても、宴席の雰囲気を好む人とお酒自体が好きな人に二分できるが、我々は三者とも後者のほう。けっこうクイクイと空いていき、四本の削減に成功。
妻の知人とは、彼女の発言の不可解さで意気投合できるので、話題には事かかない。
だいぶ酒量が多く、危うく寝袋貸しそびれるところだった。もうちょい抑えるべきか。
久しぶりの普通のごはんがけっこう嬉しい。
休肝日も久しぶり。
昨日の報告会で余計な発言したからなのかどうかは定かではないが、明日からの出張生活が決定。僕の甥っ子的存在である製品が、まだまだ苦労しているらしい。
改めて製品形状を見直すと、確かに僕の面影を反映する部品、形状が至るところにある。一方、僕がメインに担当していれば、こういう形にはしないはずだというところも、随所に見られる。まさに甥っ子的存在である。
救援部隊も大所帯になり、先の見えない苦労をしているようだが、まぁなんとかなるんじゃないかな。根拠や秘策は全くないが、そろそろそういうタイミングが来る、ということにしておく。
往復時にたまり続けている今日のごはんも書けるし、ちょうどいい。
派遣された途端、出張先の忘年会。飲み会のために派遣されたようなものだ。
あれまた来たの?という感じに、派遣先の人たちに迎えられた。2年間ほど、ほぼ毎日一緒に働いていたのだから、確かにお客さんのような感じはしないかもしれない。
二次会途中まで参加し、最終の新幹線に飛び乗る。