11/24〜27日に、結婚を記念したイベントを行ないます。
写真展的なものを考えていますが、展示と宴会を組み合わせた、結婚式の2次会をダラダラと続けるようなものを想像してください。
参加はご自由ですので、詳細はこちらをご覧ください。
終日作業。
妻は今いっしょうけんめいドレスを作っている。ずいぶんとビビリながら、本番用の素材を買ってきた。
せんべい汁は青森の郷土料理。会社でやっていた青森県物産展で売っていたので購入。飯田橋にあるアンテナショップが出張してきたのだと思う。
せんべい汁とは奇妙なものだなぁと思うが、これは要するに鍋だ。鍋に入れる炭水化物として秋田にきりたんぽがあるように、青森では煎餅入れる、という感じのようだ。
さらに詳しく煎餅について言うと、素材は小麦粉で出来ている。となると、「煎餅」というよりはすいとんをイメージしたほうが正確だ。
青森では、すいとんは「ひっつみ」と呼ばれ、五十嵐大介「リトルフォレスト」には、大変親しまれている食材であることが描かれている。
古くなったひっつみを炙って鍋に入れたのが煎餅汁の正確なところではないか、我々の推論。
妻はせっせと針仕事に取り掛かる。どうやら誤算があったようで、買ってきたレースはミシンで縫うのに不適らしい。 ということで手縫いとなる。いかにも大変そうである。見込みの甘さが招いた苦労と言える。
目の前のことしか考えない、目の前の地道な作業には没頭する、手先を動かすのが好き、というのが彼女の特徴だが、考えようによっては先見性の無さというのも長所になるのかもしれない。
先が読める人なら、たぶんこのレースを使わないだろう。最初から苦労を避けると思う。が、彼女は買ってきてしまったので、まぁ仕方が無いかと手縫いを始める。
大変かも知れないが、まぁ地道にちまちまやっていれば、いつかは終わる。大局観を持っていては登ろうと思わない高山まで登ってしまうことになる。
キュリー婦人の話を思い出した。彼女は、最初の試算ではすぐに見つかると思っていた現象が、実は計算ミスがあってものすごい稀にしか起こらないことを、結局はものすごい労力かけて発見した、とかいうのでノーベル賞もらった、という話だったかと思う。
いろいろ考えて賢く先見性を持つことよりも、何も考えずに地道に進んでいくことのほうが凄いこともあるからな。根性は大事だ。
街に出て色々調査したり手配したり、の一日。なんだかあまり効率的でなく、徒労感が残った。
電話一本入れておけばもっと楽だったんじゃないか?
とはいえ、前進もあったからまぁ良しとしよう。
晩飯はねぎしの牛タン定食。ここの定食って完成度高く、商売として成功しているよな。いくつかメニューが増えてる気がするが、牛タン定食一本でも良いと思う。
新宿ねぎしという店名だったと思ったが、「新宿」の名がない。いつからか取れたのだろうか。新宿が発祥だよなぁ。
というような疑問をもってHP見たら、 ・牛タン以外のメニュー→BSE問題以降に増やしたらしい ・一号店→新宿歌舞伎町 ・「新宿」の名前→よくわからず
2回分入っていたのでもう一回せんべい汁。 名前の響きほど変わった料理ではないと思う。