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2011/5/21(土)

明日はわが家で宴会を予定している。府中の市場へ買い出しに行く。
築地よりも近く、手頃な大きさ手頃な距離である。食材以外の雑貨も多く扱っている。
食材の種類としては、スーパーと変わらないものが多かったな。何度か通えば、この問屋には面白い食材が売ってる、というのが分かってくるのだろうけど。

午後は船の移動。
風は強いが、主に運河沿い、大した距離じゃないから大丈夫だろうと思ったが、非常に大変だった。ドライブも不調だし、一人で荒れた海に出るのは、地震よりも恐い。 外海に出るのは、穏やかならばたかだか15分程度なのだが。

先週苦労して組み立てた船台は、組み立てを間違えていたようだ。 ゼロから組立て直す必要に迫られる。
どうなることかと思ったが、正しい手順で組み立てたら、それほど苦労せず、明るいうちに完成。悪いのは加工精度ではなく、僕だったようだが、説明書もあまり親切ではなかった。

中華料理屋においてあったRED Vinegarという酢が美味かったので探したが、府中の市場で見た中華食材屋においてあったのはBlack Vinegar。だが、もち米から作った酢という点では同じだし、なんとなく似ている感じがするので買ってみた。
たぶん正解。似た種類かどうかは不明でも、とりあえずこれ自体で気に入った。

同じ店で買ったピータンは、大きなカビのようなものがはっきりと入っていた。が、どうもこれは高級品の証拠らしい。松花ピータンとある。確かに、臭みが少ない気がする。
何にせよ、ピータンは美味い。

2011/5/22(日)

祖母の誕生日ということで、家族の集まり。今回はわが家に招いて宴会。

祖母は大正生まれの元ハイカラなお嬢様だ。割と肉を好む。 まだまだだいぶ元気だが、さすがにもう95歳。肉は柔らかくないと駄目なようだ。
ということで、肉を柔らかくする料理。コンフィかダッチオーブン料理だろう。どっちにするか話し合っているうちに、両方作ることになる。


さすがにローソク95本は立てられないが。

ダッチオーブンは、昨年のクリスマスに作ったのと同じく、鶏の丸焼き。 ほぼその時の味を再現させたような感じである。

コンフィは、豚バラのでかいのを買ってきた。これをそのままオーブン用のでかい皿に入れ、そこに油を流し込んだ。見てくれの迫力をねらう。 地震以来封印してきたオーブンレンジでゆっくりじわじわと加熱させた。

この2品がメインかな。どちらもMKちゃん担当で、大人気。

何かしら炭水化物もあったほうが良いだろう。小麦粉料理でも作るか。 ラザニアはパーティ料理に向いている。いつもの手打ちパスタだ。 これもイケヤで買ってきたオーブン皿使って、オーブンレンジをもう一登板させる。
油っこい肉料理が多いから、ラザニアはあっさりめに。ヨーグルトソースに今回はホタテをいれてみた。
皆お腹一杯と言い出したころに出したが、その割に売れ行きが良い。美味しくできた時の反応だ。残り物となることを覚悟したが、ほとんど無くなった。


ほとんど写真を撮り忘れた。かろうじてラザニアのみ。

スープも美味かった。
生クリームベースにミキサーでつぶしたホウレン草を入れたものだが、ポルチーニ茸、オマール海老のダシを贅沢に使ったものだから、美味くて当然だ。 それなりのレストランで出てもおかしくないレベルだろう。

僕が担当したのはカツオで、前菜的な位置付けだ。
アボガドペーストに溶き卵入れ、適当な野菜であしらえたものだ。けっこう美味しくできたと思ったが、それほどの売れ行きではなかったようだ。

全般的に料理は、どれもだいぶうまくいったと思う。
今回は初めて作るメニューはほとんどなく、今まで作った中で美味しかったものを再現させただけあって、完成度は高い。 量としても余り過ぎず、ちょうど良いくらいだった。

2011/5/23(月)

昨日の残りを食う。
鶏肉の味が染み込んだジャガイモが大変美味い。ダッチオーブン料理は、野菜が主役だと思う。

2011/5/24(火)

日曜日に出せなかった野菜のコンフィ。これも美味い。

2011/5/25(水)


これは妻の食事

親知らずを抜いた。思ったよりも虫歯は進んでいた、とのこと。
高度に工業化が進んだ現代社会にあっても、抜歯ってけっこう力任せにグイグイ引っ張るだけなんだなぁ。かなり強めの麻酔をかけられたらしく、しびれるばかりで痛くはなかったが、麻酔が切れてさたらさすがにズキズキ痛みだした。

2011/5/26(木)

そういえば誕生日だ。
30過ぎたおっさんが何歳になったところで大して変わりはない。それほど重要なイベントとも思えぬが、女子供にとっては重要なのだろう。 妻が祝ってくれた。
もっとも、明日は彼女自身の誕生日なので一所にお祝いしよう、とい うのもあるが。

何歳になるんだっけなぁと勘定してみると、今日から33歳だ。ということは、昨日まで32歳だったことになる。年齢は毎年変わるので、記憶するのが面倒である。妻との年齢差は変わらないので、とりあえずそれを忘れないようにしておくか。

ということで、家でお祝い。
歯が痛いということで、柔らかメニューを作ってもらう。

結婚祝いにMっちゃんから頂いたワインがやたらと美味しかった。最近家で飲むワインは、コストパフォーマンス最重視の自転車ラベルのやつばかりだが、今日のワインはお店で飲んだら1万円コースだな。

2011/5/27(金)

新婚旅行を計画している。
妻にとっては初海外、日本では見えない自然があるところ、という観点でヨーロッパアルプスを選んだ。ミラノの友達に会いに行けるし、食事も重要だ。

とりあえず航空券買って、スタートとゴールは決めたのだが、その途中は無限の可能性がある。どこをどう行って何をするか。 山登るにしても、ガイドにお願いして有名なところ登頂するのか、自力でもうちょい簡単なところにするか。

まぁ、悩んでいるときが一番楽しいのかもしれないが、調査すべきことが膨大にある。時間はかかりそうだ。

晩飯は蕎麦。歯の化膿止めの薬の副作用(というより正作用?)で腸内菌もダメージを受けたらしく、おなかの調子が思わしくない。 晩飯は麺類にした。

蕎麦は消化に悪い、という食品系大学行った妻のありがたいアドバイスを食後に頂く。

世の中には、プラシーボ効果という言葉もある。
聞かなかったことにしておく。先方の主張を気にも留めずに聞き流す能力は、今後の人生において役立つ機会はあるんじゃないかと思う。

わざわざそんなことを、こんな場面で声高に言うことも無いが、僕の主張も適当に聞き流してもらえたら幸いである。


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