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2011/02/19(土)

なんだか結婚することになった。数年前はそんなこと考えてもいなかったが、人生いろいろなことが起こるものである。
というわけでご両親のところに挨拶に行く。義理とは言え家族が増えることになるのだから、めでたいものである。

こういう冠婚葬祭の話となると、我々の文化伝統はだいぶ崩壊しているんだなぁと感じる。戦後の高度成長期でじわじわと崩壊したのか、21世紀になってからか。
今は自由恋愛の時代、それぞれの個性が尊重される時代だから、なにをやっても良いようだが、選択肢が多いとなるとそれぞれを調査検討せねばならない。

結婚式なんて、中にはやりたくてやる人も居るだろうが、世間様のためにやるものだろう。結婚自体、当事者同士の関係というよりは世間と二人の関係という気がする。永遠の愛を誓うなら結婚以外の関係も考えられるが、世間との関わり方において結婚と同様の効果があるものは無さそうだ。

で、そんな世間様に対するセレモニーを、自分たちの好きなようにやりなさいと投げられたってなぁ。とりあえずこの様式にのっとれば様になり、世間も納得するという単一のものがあれば楽なのだが、フォーマットがなければパロディもできないし、だいぶメンドクサイ状況かと思う。
何もしないのも変な気がするし、ホテルの宴会場貸し切って親戚縁者呼ぶのもなんか違和感ある。地引き網貸し切って皆で酒飲んで終わり、くらいにしたいのだが、それはそれで丸く収まるのかどうか。 結婚式の意味と役割を考え、再構成再構築して自分と現代に合うように創造しつつ、世間様にも納得の行くような儀式的なものを考えなきゃいけないのだろうか。

選択肢過多の時代だ。結婚相手も職業も賃貸住宅も今日のおかずも、無数の候補から選ばねばならない。そのたびに考えなきゃいけないから時間がかかる。
我々の頭脳はせいぜい三択五択程度に対応するのが良いところなので、そのような状況では、晩婚化も、求人と就職のミスマッチも、ニート増加も、必然の流れと言える。本当はみんなそんなに主体性ないし、あらゆることに主体性を要求されるのは実際に時間の無駄だ。

一番身近な世間様である両家の親への聞き取り調査。それぞれ意見や思惑や継ごうがあり勉強になった。親側も選択肢過多の状況を理解し、困惑している感じもするが、基本的には本人たちで決めろとのこと。そりゃそうだ。
取り急いでやらなきゃいけないことは無いようだ。面倒なので先送り、様子見。

晩ごはんは、美味しい手巻き寿司なんかを作っていただいた。「我が家の歴史を長々と話してくれるんじゃないかな」と予告されたとおり、ずいぶんと長時間いろんな話が弾む。
彼女の、過剰なほどの素直さはこの家庭環境で生まれたのだと、妙に納得。

2011/02/20(日)

姉の誕生祝いということで、家族で会食。井の頭公園隣の芙蓉邸というところ。母が元気だったころに行ったから5年ぶりくらいだろうか。2回目の利用。

食べたのはフォアグラとアーモンド、スズキ、鴨とかぶ、デザートだったかな。非常に美味しく、感動の味。トロトロのかぶとジューシーな鴨を組み合わせるなど、想像力にあふれた料理。デザートが山盛り過ぎて腹いっぱいになるくらいが数少ない不満。

昼飯の量が多かったので、晩飯は質素に。
おかゆを作ったが、少し焦がした。

2011/02/21(月)

スーパーで不思議な魚が半額になっていたので買ってみた。
ホイテイウオ。北海道や、相模湾なんかにも住んでいる深海魚らしい。やたらとぐにゃぐにゃした、妙な魚だ。身はあんこうに似ているだろうか。こんな軟弱な骨でよく生きていけるな、というくらいの柔らかい骨がついている。

身と同量かそれ以上の卵がついている。そんな魚なので鍋にしてみたが、ホテイウオの食べ方として正しかったようだ。
感動するほど美味しい訳ではないが、ぐにゃぐにゃした身とぷちぷちの卵はけっこう美味しい。面白い味だ。

2011/02/22(火)

2011/02/24(木)

3回目ビール作りを味見してみると、どうもあんまり美味しくない。今回のコンセプトは低コスト生産を試してみることだが、やっぱり味に差が出るのか。

とりあえず今は3種類のレシピがある。
・モルトエキス記載の低コストタイプ:モルト缶に砂糖1000g追加して23L作る ・高コストタイプ:モルト缶に砂糖500g追加して17L作る ・さらに高コストタイプ:砂糖は瓶内発酵用のみの使用。モルトエキスを倍使って20L作る。

初回の黒ビールは砂糖500g追加、2回目のエールはオールモルトの高級版で作ってみた。今回は最も低コストタイプである。オールモルトに比べ、半分以下の値段になる。

砂糖が多いとサイダーっぽい味になるとネットで読んだことがある気がするが、サイダーっぽいかどうかはわからんが、確かに安っぽい匂いというか、軽っぽい感じがする。駄菓子的な印象。

原因の一つに、炭酸が弱いことがあるんじゃないかと思う。どうも今回は酵母たちが元気なく、途中から昔の酵母を投入した経緯がある。
瓶内発酵の段階ではあるが、無理やり砂糖を加えて様子をみることにする。

2011/02/25(金)


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