というわけで酒屋へ。
自分たち用の酒に加え、達磨山での宴会用に日本酒を何本か仕入れた。お米を変えてはどうかという提案に従って、美味しそうなのを3升購入。
達磨山史上最大の動員数となりそうだが、今年は各種美味しいお酒もそろいそうだ。期待しててくれ。
今日は日本酒に縁の深い一日で、晩ごはんも日本酒の美味しいお店。国分寺の「わだつみ」というところ。
MKちゃんが昨夜行ったお店が感動的に美味かったらしく、その場で本日の予約をしてきたそうだ。彼女がそうしたいなら僕はかまわないが、相変わらず目の前の食欲に忠実な娘である。
しかし、二日連続で行きたくなってしまうような素晴らしいお店であることも確かだ。
特に感服を受けたのは、なめろうとあん肝。
ぶりのなめろうは、前日MKちゃんが話題に上げたそうだが、それが本日のメニューになっている。単に、良いブリ仕入れて良い薬味混ぜました、というものでもなく、複雑な香ばしさがある。ブリは軽く炙っているようだが、それに加えて薬味に燻製をした物を加えているそうだ。干した大根の燻製だったかな。
目の前で調理している料理が気になって聞いてみるたのが、あん肝。これは単に蒸すのではなく、出し汁を張った容器に入れて蒸し煮にしている。
なるほど。出しを使うことで深みが出るし、直接火にかけないので煮崩れもしない。
ご主人の下で働いている若い板前さん(35歳くらいらしい)が素晴らしく研究熱心な方のようだ。
随所に見せるセンス、美味しい料理を作ることにかける情熱、研究の蓄積が伝わってくる。
さすがプロだなぁ。話を聞くと、日常から手間を惜しまずにいろいろな食べ物、料理に挑戦・研究していて、求道的な姿勢に感服した。料理を作ることを、単に生活の糧を得る手段とするだけでなく、一流のものを目指す姿勢が自然と伝わってくる。かくあるべし。
こんな後進が入ってきてるから、ご主人は目を細めているだけで大丈夫なんじゃないだろうか。
そして日本酒も美味しい。
いくつか飲んだが、飯能の「天覧山」というのがコストパフォーマンス良かった。ランク高い酒ではないようだが、好みの味。天覧山は昔行ったことあるぞ。標高300m程度だったと思うが、景色の良い遠足用の低山だ。
以前行った武蔵小金井の洋風居酒屋さんもずいぶん美味しかったが、新宿渋谷などのターミナルよりも、このあたりの近郊駅の方が美味しいお店って多いのだろうか。味で勝負するお店を開こうと思った時に、開業者はターミナル駅を選ばないような気がする。 いや新宿にだって美味しいお店はあるのかもしれないが、なんてことないお店が星の和ほどあるからな。近郊の方が率が良いのかもしれない。
昨日買ってきた日本酒は2升。
まず新酒の時期なので、新酒を一本。「鍋島」の生原酒、米は雄町だったか五百万石だったかな。佐賀、鍋島藩のお酒だ。
そしてもう一本は熟成させたお酒。秋田の「天の戸 美稲」(うましね)
酒屋さんで2、3年零下貯蔵しておいたやつを売ってもらった。そんなやつを二、三千円で売ってくれるのだから、やはり凄い酒屋さんだと思う。
そして先月買ってきた会津の幻の酒、「花泉」もまだ残っている。
この3銘柄を飲み比べしてみた。なんだかすごく豪華だ。
まずは新酒「鍋島」を飲む。美味い。 新酒というほどピリピリしない。作りたてではなく、しばらく熟成させてから出しているのかもしれない。
「」は、最初の一口飲んだ時は、期待したほどじゃ無いかも、と思ったが、2口目に飲んだ時は美味しくなった。もしかしたらこれから味の変化が楽しめるのかもしれない。
そしてなんと言っても花泉のおいしさが凄い。比べる相手の2銘柄もかなりな高レベルだと思うが、それらに差をつけられるのだから相当なものだ。
このところ、勿体ないのでしばらく飲んでいなかったが、また美味しさが変わっている。甘口の中に豊かな香りが広がる。あまりにも香りが良いのでワイングラスで飲んでみると、一段と香りが増す。一流の調合師がブレンドしたウイスキーのようである。しかも、ウイスキーほど強くないので、飲んでも滑らかに美味しいところが素晴らしい。
すごいなこれは。何も説明せずに飲んだら、白ワインと勘違いするんじゃないだろうか。一口含むたびに、こりゃあ凄いなぁが連発する。
おおむね、休日明けの月曜って一番疲れがたまっていることが多いが(疲れは平日にとるものなのだろう)、今週末はお出かけしなかったので体が楽だった。
久しぶりに宇都宮出張。半年ぶりくらいだろうか。 2年間ほど、ほぼ住み込んだかのように出張した土地であるが、特になつかしい訳でも無く。
帰宅途中で待ち合わせして、甲州街道沿い、焼き物ベースの飲み屋さんへ。 まぁまぁのコストパフォーマンス。隣客がやたらと酔っ払っていた。
乏しい食材でお好み焼き。残り物の大抵が使用可能。
ノー残業デイ。久しぶりに料理となった。寒いので適当鍋。ほか、つまみを2,3品。