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2010/12/10(金)

O女史企画のさぬきうどん食べ歩きツアーに乗っかる。
退社後、20時頃の新幹線で神戸へ。

港で皆と合流し、高松へ向かう。ジャンボフェリーに乗るのは二度目だ。当時は僕は学生で自転車旅行中だったし、姉は転職する2つ前の会社に努めていて、港の近所に住んでいた。


ジャンボフェリーの船内広告はだいぶ攻めている。
これはDVDレンタルサービスの宣伝。

明日は死ぬほどうどんを食うことになるらしい。
とりあえず船内で一杯目のうどん。

2010/12/11(土)

高松港には5時頃到着。

一軒目は5時半開店のなかにしうどん。セルフ方式、自分でゆがくタイプのところだ。
久しぶりに食べる本場さぬきうどんの弾力に驚く。

長年の夢であったさぬきうどん食べ歩きを実現できて感激するMKちゃんの感想(メモ?)を引用しよう。
「小麦粉の味がおいしい♪国産小麦多め
かけうどんを注文。 もっちり、薄めのあごだし」

二軒目は市街中心部のさか枝。ここでは冷たいうどんを注文した。
さらなる弾力。自分で手打ちうどん作ってもなかなかこうはならないが、何が違うのだろうか。

再び引用。
「つるつるしこしこ♪弾力 断面はアルデンテ、手打ち 鰹だし かけに揚げトッピングを注文」

次なるうどんは、八十八カ所めぐり最後の札所の前にあるうどん屋。
の前に、通りかかったうどん屋を急襲。残念ながら定休日のため攻撃は失敗に終わったが、「今後もチャンスがあれば積極的に狙う。いつでも出れる準備をしておけ」とオーニシ監督よりお達しあり。

八十八箇所最後のお寺、大窪寺を散歩。今年の頭に巡礼を終えたジダンにとっては感慨深いのではないかと思う。


夜中動き出しそうな、何万体もの大師様

そしてうどん。お寺の前にある八十八そば(やそばそば)で煮込みうどんを注文。今回回った店の中で、唯一普通の讃岐うどん的でないというか、うどんにダシ、せいぜいネギ天カスかけただけ以外の、具がたっぷりメニュー。 白味噌で煮込んでいて、冷えた体にうれしい。

「白味噌煮込みうどん もちもち、白味噌と酒粕の汁旨し。
豚肉は味噌か粕で漬けてあり美味。 獅子肉もある。
お遍路の最後にあるほっこりするうどん。」

四軒目「山越うどん」は名店らしい。これまでは別段並ばずに食べられたが、このお店は行列ができている。というか、集落自体がうどん屋を中心に成り立っているような感さえある。うどん屋以外には何がある訳でもない静かな集落に、ひっきりなしに車が出入りし、人々が集まっている。

回転は早く、それほど時間はかからずにうどんに到達できた。 釜揚げに卵をからませ、さらに山芋を加える「カマタマヤマ」を注文。

確かに、これはけっこう驚きの美味しさだ。
うどんは茹でたら水で絞めるものだと思い込んでいたが、冷やさなくても良いのか。冷やせば弾力が増すのだろうが、釜揚げだと肌はホワホワの柔らかさになる。そして麺は大きな熱をもつ。その熱に溶き卵を加えると、卵は半熟状態となり、麺の肌の柔らかさを助長する。さらに山掛けも空気を含んだままの半加熱状態となり、ホワット感はさらに加速される。 なんとも理にかなったうどんだ。おそるべしカマタマ。サッカーチームの名前になるだけのことはある。

今回、数々の名店を巡り、どの店もそれぞれ美味しかった。一番美味しかったお店、一番好きだった味はどれかと考えると悩んでしまうが、最も思い出に残った店はこの山越うどんだな。

MKちゃんの感想
「・釜玉うどん:ほわっともっちりめんに生卵をたっぷりからめて半熟なりかけ。掛けだれを掛けていただく。 かけと違ってつるっとまろやかほのかに出汁の香りで幸せな味(>_<)

・釜玉ヤマ:釜玉のマイルドさにさらにほわほわのやまかけに包まれてさらに優しい幸せの味♥」

続く日の出製麺所も人気店のようで、行列がずらっとできている。 この店は製麺業が主体なので、食堂として営業しているのは1時間だけと言う。

コンピュータの計算方法を評価するための課題に、巡回セールスマン問題というものがあるが、今回のプランは、うどんを食べ続けるという点において、もしかしたらかなり優秀な計画なのかもしれない。
5軒目の時点でちょうどお昼頃。讃岐うどんの人気店は、玉が無くなり次第営業終了の店が多く、夕方までの勝負だと言う。 巡回うどん屋問題の、優秀な解を実践していると言える。

我々の推定ルート

より大きな地図で うどんツアー2010 を表示

この店では、少数ながら県内産の小麦粉で打ったうどんも準備していて、同行者の一人が最後の一杯にありつけたので、小麦粉の違いも楽しむことができた。「讃岐の夢」で打った方のうどんは香りがあるが、麺の弾力は輸入粉のほうがあるようだった。

「こしが強い!!しこしこむにむに。こんなに腰があるのは初めて。 冷たいのにネギをはさみで切って生醤油を掛けていただきます。 国産小麦100パーセントの讃岐の夢は口の中に自然の甘みが広がってなにも掛けなくても美味しい!!腰もちょうど良いい感じでした(^_^) 限定100食」

6軒目、宮武うどん。
目の前でうどんを打っていて、出てくるのも自分で打った時のような形状になっている。ダシは煮干しかあごダシか。 麺は暖めるか冷やすか、汁は暖かいのか冷たいのか、その組み合わせで「あつあつ」「あつひや」などと注文する。

同じうどんと言えど、しかもほぼすべてシンプルにうどんにダシ汁かけただけというスタイルでも、こんなにいろんなバリエーションがあるから面白い。 それぞれの店で食べ比べることで、その違いが段々明確になってくるのも面白い。
ただ、僕の胃袋はそろそろ一杯。詰めればまだ入るけど、努力が必要になってきた。

MKちゃんはまだまだ食べる。まだまだ感動しているようだ。
「手打ち!つるつるしこしこ国産小麦多めの自然な甘さ。すばらしいバランス☆ 出汁はあごが多めの濃いめのしっかり。ここはまじめに正道を行くような、しっかりしたうどん。 職人技です」

7軒目、斉賀製麺所はアパートの一階。
肉ぶっかけが有名だというのでそれを注文。甘辛に味つけられた肉が乗っていて、確かに美味い。先月食べた徳島ラーメンに似ている。 肉うどんと肉ぶっかけがそれぞれ別メニューであったが、違いはなんだったっけかな。
さすがに満腹になってきた。皆も無言でうどんをすする。

「肉ぶっかけうどん
甘めの牛肉と天かすタレも甘辛でしっかり味。めんは濃いめのあじにあうもちもち系。」

監督の目標は、あと一軒あるらしい。
さぬきうどんは、このような食べ歩きツアーに向いている特徴がいくつかあると思う。

●量が選べる
大中小あるいは1玉2玉3玉、単位はバラバラだが、どの店も選べる。一番小さい量ではおやつにちょうど良いくらい、3玉くらい食べて一食かな、という程度。一玉ずつ食べて行けば、いろんなお店を回れる。

●安い
これは不当に安い。1杯200円程度が平均値だろうか。このおいしさなら、この1.5倍の値段がついていてもまだ安いと思う。10件食べたところで2000円。築地じゃ一食分の値段にもならない。

●県内各所に散らばっている
我々は、各地のうどんを巡礼することになる。その間に多少なりとも腹は空く。 「次の店までは走っていくか」「いや、体を動かすよりも脳の方がカロリーを消費するという噂を聞いたことがある。妄想をすることでお腹が空くのでは」などという会話が車内では繰り広げられる。
うどんの消化の良さも手伝って、それなりの数を食べ続けることができた。

そして最後のうどん屋へ向かう。あと一杯くらいなら、気合で食えないこともないだろう。
その途中、意思決定者である先頭車両が交差点でUターン。道を間違えたのかと思いきや、切り返し切り返し、マックのドライブスルーへ入った。

よくもまぁ。
これだけうどん食ってるのに他のもの食う余裕あるよなぁ。

案外胃袋の大きさって体格に比例しないようで、華奢な女性たちも良く食べていた。男性陣は皆大柄な男ばかりだが、うどんを食べる量に性差は感じない。どころか、彼女たちは前の店を出る際に、ソフトクリームが食べたいだの、うどんハンバーガーもあるなどとのたまっていたので、彼女たちの誰かがマックシェイクでも頼んだのだろうか。

あれ?
4人しか乗っていないのに、シェイクらしきカップを5つ数えている。 なんとあれは我々の分か?この期に及んでマックシェイク飲まねばならないのか? どこにそんな余裕あるんだ!


爽やかな笑顔でマックシェイクを運ぶA女史。
彼女も良く食べる。

今年も僕はけっこういろんな冒険をしてきたと思う。雪山にも登ったし、高波やエンジントラブルにも負けずに大島までの航海も成功させた。カヤックでの激潮帯通過、先の見えない薮こぎ、夜間登山、そんな諸々の経験のときだってこの時ほどの恐怖は感じなかったぞ。
車内は大パニック。僕がドライバーだったら、どこかへ逃げてしまったかもしれない。


やっぱりマックシェイクだった。
不思議なもので飲めてしまった。胃袋の中のうどんの隙間に入り込んだか。
何だか最終うどんは明日に延期され、今日はマックシェイクで切り上げることになったらしい。


香川の地形は面白い。
平らな土地に、可愛らしい小山がこんもりとしたのが点在している

今回の宿泊は瀬戸内海の島。「香川地獄の大量うどん巡り、そして人口18人の牛島に泊まっちゃって一気に人口1.5倍にしちゃうぞ、島沈むんじゃね?ツアー」だそうだ。
「アイランドガール」という自炊民宿があり、そこに泊まる。丸亀市内で買い出して出港。

民宿を経営するのは、牛島出身の奥さんと、オランダ系(アメリカ人?)の旦那さん。二人に案内してもらって島の主要部を散歩した。
民宿は築120年の古民家。 島は、江戸時代は海運業の大商人が本拠地にしていて栄えていたらしい。その当時の名残なのか、当時の贅沢品であったガラスが使われていたり、面白い空間になってる。

昼間は胃袋が働いた。夜は肝臓が頑張る。
皆が持ちよってずいぶんとお酒が並んだが、次々と空き瓶へ変わっていく。


おつまみは軽め


島は瀬戸大橋をくぐる海路の脇にある

2010/12/12(日)


天候は夜中に回復したようで、美しい明け方


この朝日を見逃した酔っ払い娘どもは後でピィピィ言っていた。ざまぁみろ。


朝のうちに島を散歩。干潮の時は海岸線ぞいに歩ける。
景色がどんどん変わって面白い。無事に港まで半周できた。
昨晩食べ損ねた筍芋の煮物。白味噌とよく合い、美味しかった


昨日の戦果

こんな天気の良い日にこういう島にいたらカヤックやりたいなぁと思っていたら、宿のご主人の自作カヤックを貸してくれると言う。 渡りに船。皆でちょっとずつ海と戯れる。今度くる時は自分の持ってきて、島一周したりアイランドホッピングができそうだ。
四国本土からは、距離的には遠くないが航路横切ったり海流があったりして怖そうだ。

ご主人のカヤック工房、見せてもらった。
他にも島の遊歩道を整備すると宿泊料無料にするだとか、ご自身で語学のサイト作ったり、いろいろな計画を考えているようだ。 常連の多い宿だとのことだが、確かにそういう匂いがする。




響け!諸行無常の鐘

この島には明治の幕開けと共に没落した海運王ゆかりのお寺があり、そこで鐘をつくと一度繁栄したあとに没落するという。それが実現すれば、人生退屈しないだろうと思う。


橋げたにされてるかわいそうな島

単にうどん屋を巡るだけでなく、瀬戸内海の島に滞在できたのは非常に面白かった。いつもの伊豆諸島と違って、孤島感が少なく、海の幹線道路の脇にある陸地という感じだ。 街中のビジネスホテルなどに泊まるよりも落ち着くし、非日常感もある。

四国本土に戻り、昼ごはんをとる。
もちろんさぬきうどん。初日にあれだけ食べて、しばらくうどんは勘弁だというタイプと、もっと食べたくなるタイプといるだろうが、我々の大半は後者の方のようだ。

昨日行き損ねた、かの香in長田。ここはたらいの釜揚げうどんが有名らしく、皆で一緒に注文。
ここのうどんも美味かったなぁ。あっと言う間に無くなる。こちら側の胃袋コンディションが良いこともあるだろうが、1、2を争う美味しさだった。
追加注文もしたくなったが、次の店に行くことに。確かに今日はサイドメニューも楽しみたいが、この店はサイドメニューはあまり無いらしい。

MKちゃんの感想
「たらいの釜だしうどん。大たらい6人前。あつあつのお出汁の漬け汁は、店名入りの素焼きの壷に入っている。お出汁の香りがとても薫り高い♪湯気が立ち上る大きなたらいから、ゆで立ての釜あげうどんをとって香り高い汁に付けてほうばると適度に腰のあるつるつるのめんとともに香りが口の中に広がる(^_^)」

そして最終うどんはビニールハウスのうどん屋。西日の日だまりで猫が屯している。店名は良く分からなかったが、検索すると岸井うどんというらしい。
ここのお勧めは肉玉うどんということで、それを注文。もう次の店は無いので、最後に天ぷらも注文。
昨日の肉うどんとはまた違うタイプの肉うどんで、これもまた美味しい。

「肉玉うどん:カリカリの天ぷら お肉の味付けとしっかり混ぜてあつあつのめんでとろとろになった卵が絶妙なバランスで満足感あり。めんは腰のある太め。かりかり天ぷらでさらに大満足。」

うどん屋で解散し、それぞれの帰路へつく。
僕は新大阪まで車で送ってもらった。四国から関西圏は、けっこうあっと言う間についてしまうんだな。
晩飯は新幹線で。慌てて乗車したので車内販売で買ったが、なかなか回ってこなかった。名古屋あたりでようやく購入。

2010/12/13(月)

基本的に残り物の始末。
自作ビールがまた一歩おいしくなってる気がする。

2010/12/14(火)

イカの塩辛を使ったパスタ。まぁまぁの出来栄えだが、先週の鶏肉の方が美味しかったな。有り合わせなので牛乳で作ったが、ベースは生クリームの方が秀でてるのかもしれない。

スープにはオマール海老の出汁を投入。ほのかにオマールというくらい。もっと派手にたくさん使うか、他のダシと合わせて使う方が良いようだ。

ペットボトル自家製ビールは、開栓後2日目でも美味いのが素晴らしい。ビール中に多量の酵母が生存しているので、また泡を生産しているのだろうか。
新たに加糖した訳ではないので、容器の問題が正解な気もするけど、酵母のお陰だと思っていた方がありがたみがあるので、とりあえずそういうことにしておこう。

2010/12/15(水)

基本的に残り物整理だ。何も無いつもりでも、並べればそれなりに食事になるのだから、金をかけずとも飢えないでいることなんてそれほど難しいことではない。

2010/12/16(木)

週末の感動を再び。お土産で買ってきた山越うどんで釜揚げ卵山掛けうどんを作る。

美味しい!
お店の味そのまま、とまではいかないものの、同じベクトルで8割くらいには行っている。このうどんの調理法は素晴らしい。次は自作手打ちうどんでやってみよう。

2010/12/17(金)

二次会へ参加したらカラオケだった。僕はカラオケはあんまり好きではないので、面白くないなぁと思って焼酎のんでたら、とても酔っ払った。
苦しみながら帰った曖昧な記憶がある。無事に終電で帰れたが、その間に無駄な乗り過ごしをした仄かな記憶もある。


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