年に何回かある土曜出勤日。ほとんどの人が休暇を取っていて、ひどく静かな職場だった。僕自身は、土曜出勤ってけっこう好きなのだが。
今日は、近所で花火大会がある。家に帰ると恋人が嬉しそうに弁当作っていたので見に行くことにした。
目の前の川原でもそれなりに見えるようで、人々がゴザを敷いている。
我々は少し歩いて、近くの橋の上まで行った。
けっこう良く見えるではないか。そう捨てたものでもないな。家から5分、そこそこ人は集まってるが混雑というほどではなく、素直に楽しめた。
花火の終盤戦では、雷も負けじと対抗してた。
井上みちこ写真展のスタッフ打ち上げが、3カ月を経てようやく実現。 まぁ名目はそうなんだけど、毎度のことながら人気者の彼女の家は、入れ替わり立ち代りいろんな人がやってくる。
一品ずつ持ち寄り、ということだったのでラザニアを作った。最近凝っている、ユーラシア風のもの。コンセプトと材料は一緒だが、餃子にしようか麺にしようかラザニアにしようか迷った結果、ワインと合うのはラザニアだろうということに。
とりあえず小麦粉はうどん生地の要領でこねておき(薄力粉250g+強力粉250g+水125g+塩5g:6〜8人分)、麺棒で伸ばす。麺のときよりも厚めに伸ばしたほうがいいようだ。4段重ねにして間にソースを塗るのだが、真ん中の2枚は茹でておく。
中の具は、3種類のソースを適当に混ぜ合わせた。まずミートソースは、羊肉を包丁でみじん切りにしたものに、玉ねぎ、セロリあたりを加えて適当に塩、胡椒あたりで味付けをしておく。ヨーグルトソースが羊にぴったりで、ヨーグルト2カップに塩小さじ1、おろしにんにく1かけらを混ぜておく。トマトソースは後述。
生地の間にソース2〜3種類を塗りたくり、最上部にはとろけるチーズ、粉チーズをかけ、あとはオーブンで20分ほど焼けばよい。
自分でも満足すべき出来で、だいぶ好評。作りすぎかなとも心配したが、みんなたくさん食べてくれて良かった。
みかちゃんは、シンプルでとびきり贅沢の冷たいトマトスープ。
原料はトマトと塩だけで、水さえ使わない。トマト10〜15個使ったが、500mlくらいにしかならないという歩留まりの悪さ。
赤みがなくなって透明なスープになるので、一見なんのスープだか分からないが、トマトよりもトマトらしい、まさにトマトを濃縮したような味になる。
こういう作り方なので、特に技がいるわけでもないが、何しろ手間がかかる。2時間くらいはかかったと思う。
年に一回くらいは作りたいそうだが、年に一回くらいしか作れないだろうな。
夕方は、音骨氏のライブを見てきた。「Next Hero」というコンペの決勝戦だったが、こういうのってなんか難しいよな。
表面的には一般聴衆の投票で決めるという形なのだが、実際にはその辺の通りすがりの人が第三者の視点で持って審査するわけではなく、出演者が友人知人を集め、自分のところに投票してもらうという形だ。
それは承知だから一人2票入れることになっているが、残りの一票はそのほかの気に入った演者に投ずるというよりは、自分の知人である演者が勝てるよう、危険度の少ない演者に投ずるのではないかと思う。(僕はそうした)
それに加え、主催者の意図は相当反映されなきゃいけないだろうし、まぁ売り出したいアーティストに箔をつけるためのイベントっていう感じはする。
音骨氏は残念ながら落選、優勝したのはまぁ安定感は感じさせるけど、どこかで聞いたことあるような感じのバンドだった。
こういう曲を喜ぶ人の価値観と僕の価値観はズレているだろうから、世の中がどう評価するのかは分からんが。
前日のラザニアと同じ具で作った餃子。というか、正確には昨日のパーティのために作ったものの、それぞれの餃子がくっついて離れなくなったので自宅用の食材に回したもの。
くっついてぐちゃぐちゃになったので見てくれは悪いが、味は良い。組み合わせとしてはかなり良いと思う。
気は使ったつもりだが、打ち粉が足りなかったようだ。打ち粉は相当たっぷり使わないと駄目だな。
書いても書いても、「今日のごはん」が終わらねえ。ようやく大雪山の4日目を書いたところだ。まだ式根島旅行も残っているのに。
と思ったら、PDAがフリーズして、せっかく書いた分も消えちまった。書き直しだ。
どんどん現実の日数に差をつけられていくな。
カツオには東南アジア風のソースを作ろうと思い、モヤシと薬味、スイートチリソース等をかけた。 スイートチリソースを使いすぎたらしく、甘い仕上がりに。ワインビネガー足したらだいぶ良くなった。
就業後、新宿まで音骨氏のライブを聴きに行く。 新宿三丁目の汚いバーのようなライブステージで、観客は演奏者と同じくらいしか居ないホームパーティ的なところだったが、演奏者3人はそれぞれ上手かった。日曜のライブコンペは、なんだか高校の学園祭でもてたい人たちが作ったバンドがもうちょっと練習したくらいなんだろうな、という感じだったが、今回の3人はそれぞれ自分のスタイルが確立していて、世界観を作っている。3人ともギター弾き語りだが、まぁ少なくても練習量の積み重ねは先週の人たちの比じゃなさそうだな、というのは分かる。
その中でも、音骨氏はとてもよかったと思う。
言葉がよく伝わってくるし、無闇に叫ぶのがなくなって、きれいに歌うところと激しく歌うところのメリハリがうまくなってきた。
久しぶりに聞いた母島の歌、「お見送りの歌」はなんだか嬉しかったし、最後の「僕らは地球だ」は般若心経やビッグバン宇宙論に通ずるような重厚なテーマを歌った。これまで聞いた中で一番良いライブだったのでは。人数少ないのがもったいないくらいだ。
3年ぶりに本来の勤務地の納涼祭に参加できた。 なんか規模が小さくなった気がする。
2次会まで参加して、ずいぶん酔っ払った。