■Back ■Next ■Home

2010/6/19(土)

今日は摘み草料理。川原で摘んできたのは、ヨモギ、ヒメジオン(貧乏草のことだ)、スイバ、どくだみ。

ヨモギとヒメジオンは天ぷらに。
天ぷらって野草料理には絶大な威力を誇るようで、大変おいしい。ほのかに残るほろ苦さが素晴らしく、八百屋で売っているような、野生をなくしたおとなしい野菜よりも良いかもしれない。

ヨモギはごはんにも使ったが、これもおいしい。ヨモギは普通に食用として使われてるもんな。

スイバはお酢のように酸っぱいとのことだが、瓜と共に塩揉みしただけなのに、確かに漬物のように酸っぱくなってる。それほどクセも強くなく、面白い。 そこら中に生えてる訳ではなく、一株しか発見できなかった。生えてるところ覚えておこう。

ドクダミ。中国では普通に食材として使われているらしく、すごくいろんな薬効もあると言う。 あく抜きをきちんとやればおいしい、と本には書いてあったが、葉っぱの方はやぱりあの匂いがした。虫捕りをしている気分になり、僕はそんなに好きじゃなかった。 僕は根っこの方が好きだったが、彼女の意見は逆だった。

ソーセージは、近所の肉屋さんの手作り品。むっちり肉が詰まっていて美味しかった。

2010/6/13(日)

川崎でランチ。恋人の姉の結婚が決まったそうだ。おめでとう。

小麦粉料理の本を衝動買いした。 同じ生地から、麺でもギョウザでもピザでもパンでも作れる、というようなことを説明している。それに触発され、さっそく手打ち麺を作ってみよう、ということになった。

これまで、手打ちうどんは何度か作ったことがある。本で紹介されている基本の生地も、ほぼうどん生地と同じだ。 薄力粉、強力粉50%ずつで300g、水が150gに塩5g、これをこねてしばらく寝かす。

今までの経験から、生地を延ばす工程で分厚いと、麺がゴワゴワして重たい食感になる。 今回はその失敗を生かし、可能な限り薄くしてみようと試みた。もう、巨大なギョウザの皮っていうくらい。そうすると、一生懸命打ち粉を振っておかないとくっつきやすく、扱いにくくはなる。が、その試みは成功だったのではないかと思う。 やや幅広ぎみの麺にして、茹でた後に流水で締める。そのときの肌触りから、すでにこれは美味しいなと確信できた。

今回イメージしているのは、中央アジア風の麺だ。騎馬民族の末裔たちが放牧しながら食べる、なんとかスタン、かんとか汗国の料理だ。詳しく知らないので漠然としたイメージだが。
であるから、できれば羊肉を使いたかったが、近所のスーパーには売っていなかったので豚肉で代用。フードプロセッサーで粗挽きにする。
それを、トマト、タマネギと共に炒めてミートソースを作る。割とオーソドックスで良いみたいだ。

キモとなったのは、ヨーグルトソース。ヨーグルトに塩とおろしニンニクを混ぜる。味見した時は、そのまんま塩とヨーグルトとニンニクの味がしたが、これをミートソースと共に麺にからませると、イメージ以上に狙いどおりの美味しさとなった。大草原に馬のいななきが聞こえてくるぜ。
ヨーグルトって肉料理に合うのだな。酸味が、まろやかに肉の臭みを中和する。ヒツジでもトナカイでも、おいしくしてくれそうだ。

1つの生地で餃子も、めんも、パンも! -ユーラシアの粉物語-

2010/6/21(月)

2010/6/22(火)

浦和駅ビルの居酒屋さんが主催している、埼玉県内の酒造を一件一件紹介するイベントに参加。以下月ごとに開催しているようで、今回の酒倉は熊谷の酒造。

参加車は30人くらいだったかな。常連さんがけっこう多いようだ。 デパートの上の方にある飲食店でも、こういうプライベート感のあるイベントができるのか。

同じ酒造の、種類の違う酒を飲み比べできるのは面白い。酒造に見学に行けばそういうことができるが、今回の場では料理も出てくるので、さらにゆっくり楽しめる。
火入れをしていない生酒、濾していない、白濁した発泡の酒、2年寝かせた吟醸など、工程が違うので、それぞれ特徴も全然違う。 僕には生酒がいちばん美味しかったな。 日本酒ってやっぱり生き物で、同じ酒でもきちんと温度管理しているかなどで、随分と風味が違うと思う。そのあたりは、酒造のご主人が直々にやってくれているので、一番良い状態で楽しめる。

このイベントは毎回平日に開催するらしい。毎回の参加は厳しいだろうが、また行ってみようと思う。

2010/6/23(水)

週末に仕込んでおいた小麦粉料理を試す。
こねた生地をそのまま常温で2、3日放置しておくと、微発酵が始まってナンの生地になる、ということだが、生地を見るとやや不安な感じだ。 確かに、なんらかの発酵はしている様子はある。が、甘酸っぱい匂いがして、表面にうっすらとカビ。痛んだのか?という気もする。シルクロードの草原料理を、風潤う日本の6月にやったのは間違いなのだろうか。

とはいえ、お酒を作った時の匂いに似ている。日本酒だってペニシリンだってカビの産物なのだから、小麦粉の微発酵というのもこういうものなのかもしれない。表面を少し捨てて、薄く延ばしてフライパンで焼いてみた。生地は随分柔らかくなっていて、打ち粉がたくさん必要だ。

確かに、素朴なパンというか、ナンのようなものができた。単に小麦粉を焼いたものとは違い、ちゃんと風味が出ている。

この、素朴なナンにつけあわせとして、ヒツジ、セロリ、タマネギ等を炒めた。それに今回もヨーグルトソース。
これまたばっちりの組み合わせで、予想どおりヒツジとヨーグルトがとても合う。素朴なナンも良い組み合わせだ。
和風でも洋風でも中華風でもないおいしさ。それなりに中央アジアっぽい。

2010/6/24(木)

母島のミュージシャン、音骨がライブをするというので見に行く。 コンテストになっているようで、1位はCD作って全国で売ってくれるという大会の2回線。我々聴衆は、4組中2組に投票し、上位2組が決勝進出する。 それぞれ2曲ずつの演奏というのは、確かに演奏者には厳しい条件な気もする。

ギター弾き語りの音骨は、2組目に登場。スタイル変更後の、普通のさわやかなお兄さんのいでたちになってからは初めて聴く。

友達であることを差し引いても、彼の曲が圧倒的に良かったと思う。
他のグループは、おおむね「俺達は目立ちたいんだ」という以上のことは伝わらず、演奏者たちが自分勝手に喜んでるだけ、という程度のレベルだったが。
それに対し音骨氏は、少なくても明確に表現者だ。伝わりやすい声で、自分自身の言葉を旋律に乗せていく。何を考え、どんな経験をしてきたか。何かを表現し、伝えようとしているかという基準では、他を圧倒していた。

今回の音骨の曲は、母島をテーマにしたものではなく、これまで暖めてきた曲だとか、昨年のヒッチハイクのときだとかに作ったやつらしい。 母島の歌は、その土地に行った人には分かる内輪的な良さがある。が、知らない人には別に面白くもなかったかもしれない。

これまでは、一見して目を引くいでたちをして、かなりの割合を叫ぶような歌い方をしていた。それにより、衆目を獲得することには成功していたが、拒絶反応を示す人もけっこういたのではないかと思う。

ガラっと見てくれを変えたからといって、最終的に表現しようとしているものは変わっていないだろう。 が、彼がもともと持っていた声質、言葉の伝わりやすさ、反骨的なところや意外に素直なところが、これまでよりも人に伝わりやすくなったのではないか。
今回の2曲は、スケール感もあり、普遍的に人に伝えられる力を持っているように感じた。「僕らは地球だ」では、先日見ていた「地球交響曲」のテーマを連想させ、気に入った。

結果発表は、文句なしに決勝進出。まずはおめでとう。


「僕らは地球だ」母島YHライブバージョン。
後ろの冷蔵庫には、「麦茶はセルフサービス」的なことが書いてある。
また母島行きたいなぁ。

幕末居酒屋というサブタイトルのついた、薩長土肥料理屋さん。肥前は入っていなかったかもしれない。隣にすわっていたグループが、本当に幕末談義をしていてびっくりした。
カツオのたたきがとても美味かった。

2010/6/25(金)

問題が発生したので急遽出張。デンマーク戦を3時から見て、結局21時まで働いた。 帰り道は、昨日行った渋谷の飲み屋に忘れ物を取りに行き、多摩川駅まで自転車を回収しに。

大変疲れた。仕事中も思ったほど眠くならず、けっこう持つものだなと思っていたが、忘れ物回収したあたりでぐっと疲労感を感じる。

晩飯は、とにかくまだ閉店していなければどこでもいい、という感じで入った、溝の口のラーメン屋。


にほんブログ村 アウトドアブログへ   にほんブログ村 料理ブログへ

■Back ■Next ■Home