船の修理行こうかどうしようか迷いつつ、ぼーっと本読んでいたら昼になった。 今夜は友人が酒飲みにくるから、午後からは支度に専念。
コンセプトはビールに会いそうな、夏らしいもの。エスニック的な、油っこいものが中心となった。
カレーはだいたい、一日中家に居る時に作る。豚ロースを長時間煮こむのと、トマトたくさん入れるのが今回のスタイル。
飲み会メニューだから、カレーライスはやめよう。水多めにしてスープにするか、少なめにして煮物にするか迷ったが、スープになった。
作ってる間はイマイチかと思ったが、食べるころには味がなじんで良い出来だった。
6人参加でそのうち5人がそのまま宿泊。準備していたもの一通り出せ、きれいに片付いた。
一人で宴会料理準備するのはけっこう久しぶりだったが、まだ僕の料理の腕前も捨てたものではなさそうだな。
関西から遊びに来たO女史は工場マニアだ。工場だけでなく、いろいろと変わったものが好きなようで、廃墟やら美術イベントやら、全国各地を回っている。
ならば、海から見た京浜工業地帯の景色というのもなかなかの見ごたえだろうということで、本日は工場萌えクルーズと称して横浜まで行ってきた。
南風は強く、どうかと思ったが、海況は良い。横浜まで順調な航海。 羽田周辺は工事で通りにくくなってた。警戒船がウロウロして、ゴールキーパーのように工事エリアを守っている。
京浜運河沿いは、工場萌えの聖地と呼べるような光景。細かい脇道も探検したら面白いかもしれない。
昼飯は、予定していた天王州のビアレストランから横浜のエスニックへ変更。 船はたくさん泊まっていて、テラスで食べてる人の何割かは船で来ているのだろうな。桟橋もってるレストランはそういくつも無いので、集中するのだろう。
ベトナム風お好み焼きを注文したら、先週水曜日に恋人が作ってたやつだった。出張中の彼女からは今回の宴会で作れと指令を受けていたが、無視していたので丁度よかった。
クルーズは早めに切り上げたので、ちょっと時間が余った。葛西臨海公園行って散歩しよう。
普段海から見る景色を、陸から見ることになる。
観覧車があったので、夕日の時間に合わせて乗る。
観覧車に乗ったのっていつ以来だろう。20年ぶりだろうか、25年ぶりだろうか、と考えてみると、具体的な記憶が全然ない。少なくても10歳以降は乗っていないだろうし、もしかしたら人生初なのかもしれない。
面白いな、という気もすれば、時間限定の展望台のぼるだけで700円は高い、という気もする。高層ビルのエレベーターに似ている。が、エレベータと違って円運動なので、景色の変化が急激ではないが気づくと結構変わっている。 ふーんなるほど。世の中の観覧車はこういうことなのか。という感じで面白かった。
飲み会の時に話した内容って、後で思い返すとほとんど記憶に無いから、大したこと話していないのだろう、というようなことを話し合った覚えがある。
人生最後の料理には何を食べたいか、というような内容で盛り上がった。
ラムチョップ、栗ごはん、刺し身とステーキ、ごはん、水、などという意見が上がった。
具体的に思い返してみたが、やっぱり大したこと話していないことを立証する一例になってしまった。
チャリ通して、帰って来て料理。「今日のごはん」書きながらゆっくりと晩飯を食う。
会社に入って一人暮らしをしてからそういう暮らしをしてきたが、この二年間は出張生活でずいぶんとその生活のペースが乱れてしまった。
今日は久しぶりにそういう生活になったが、やってみるととても満足。
民宿の朝ごはんのような献立だが、アジは燻製したやつだし、みそ汁にはカツブシ削ったやつだし、納豆には大根の葉っぱ切り刻み、そういうことせっせとやって自己満足に浸っている。
割とつまらん仕事を頼まれて、また出張。単純作業なら他の人に任せてもらいたいものだ。
予定どおり、午前中で作業が終わったので、午後は特許ネタ考えていた。ネタストック結構たまってはいるのだが、いざ書いてみようとすると、ちゃんと成り立たせるためには別のアイデアも必要になってきて、大作になりがちなまとめにくいものばかりだったりする。
前々から、一つ考えているアイデアがある。基本的な要素なのだが、開発部門が毎回苦しんでいて、僕はどこか考え方が悪いんじゃないかなと思っていた箇所だ。もっとエレガントに構成できそうなアイデアはあるのだが、よく考えてみるとアイデアだおれになっている。できそうでできていない。
それを、一度落ち着いて、3D図描いて考えてみた。原理的には解決できるはずなのだが、なかなか実質的な形にならない。成り立っていなかったり、メチャメチャ部品が増えて非現実的になったり。僕の考えを実現する形はどんなものなのか。
うたた寝しながら考えていると、眠気の中で思いついた。
あれ、この形じゃないか?と3D化してみると、今回はちゃんと成り立っている。
これだな。僕が探していたのは。形にしてみたら一目瞭然だ。こんな簡単なの、どうして今まで思いつかなかったのか、と思えるくらいだから、けっこう行けてるのではないかと思う。僕にとって楽しい仕事はこういうのだな。
積み木みたいなCAD図をじーっと見て、時折「できねえな」とつぶやきながらぼーっとしているだけなのだから、はた目には真面目に仕事しているようには見えなさそうだ。が、何人もの人が何カ月もかかって泥臭く解決する問題を、根底から解決できるかも知れないのだから、たまにはゆっくりじっくり考えてみたって良いだろう。
あんまり時間が経つと、また自分で矛盾点気づいてしまうかもしれないから、そうなる前に提案書書き上げちゃうか。
晩飯は家の近所のモツ焼きやさん。セットで頼むとお得で、けっこう旨かった。
野菜ばかりの献立となった。
前日のごはんが余っていたのでチャーハン作った。
また急激に呼び出されて出張。
なんだか今更それやるの?というような検討。毎日積み上げて行ったノウハウをひっくりかえすような事態は避けたい。
見通しを立てて、それに向かうように進めて行きたいんだけど、ちょっと行き当たりばったりだよなぁ。