今週頭くらいまでは、そろそろ出張生活も終わりかな〜という雰囲気だったが、またまたトラブル発生。その解明に終われた一週間だった。
一つ一つ試験の準備をするのが時間がかかる。手番の長い試験なので、帰る前に準備をして、スイッチを入れてしまいたい。が、慌てて作業して、ミスがあったらさらにややこしいことになる。
一方本日は、春の八丈島旅行である。毎度のごとく深夜の竹芝桟橋出発の船だ。
火曜日朝に自宅を出たときは、こうなる事態は予想してなかった(わけでもないが、まぁどうしようもない)ので、旅行準備など全然していない。
「渋滞に巻き込まれながら出張先から帰宅して、速攻で支度して、なんとか船に間に合うデッドライン」は、最初からそんなもの存在しなかったように、ちんたら作業しているうちにあっさり越える。
なんとか最低限やることやって会社を飛び出したのが19時。家に帰るのは不可能なのでとりあえず港へ向かう。まぁ所詮宴会旅行、なくて困るのは肝臓くらいで、着の身着のままで行っても死にはしない。
最悪、間に合わなければ明日の飛行機がある。たしか、船よりも早く到着するはずだ。調べてみると、明日でも安いチケットが余っている。今回は僕が紹介しなきゃいけない参加者がいる訳でもないし、八丈島で港合流できればよい。
そう考えてみると、そっちのほうが魅力的に思えた。カメラやヘッドランプ、着替えに加え、先週末に準備した民宿へのお土産をとりに帰れる。何より、久しぶりに家に帰りたい。
船での宴会に参加できないのは残念だが、差はそれだけだ。どっちかというと、今日は船で夜更かし深酒するよりも、久しぶりにゆっくり自分の家で寝たい。
船と飛行機の価格差だって、現地で買うことになる着替えや海パン(温泉用)を考えると、けっこう埋まる。
というわけで、竹芝港で皆を見送る。
明日、うまく行けば、同じ船を出迎えるという、珍しいことができるかもしれない。
家で久しぶりに眠れたのはよかったが、明日は早起きしないといかんわけだよな。
そりゃそうだ。
船の出航見送って、その船が到着するまでに僕は帰宅してご飯食べて寝て起きて飛行機乗るわけだから、睡眠時間は乗船時間よりも短くなるのが道理だ。
寝坊せずに、順調に八丈島到着。
もう何回目だかわからないくらいなので、要領は良い。さっさとレンタカー手配して、港へ。
今回は、主に廃墟戦跡ツアー。 まずは港近くの回天の基地跡へ。
戦後、米軍が爆破処理をしたということで、破片が天井に刺さっている。
これって魚雷に操縦桿つけたやつだろ?
人の命の軽重は別として、相当ヒステリックな線術だよなぁ。
まったくもって当たる気がしない。潜水艦から気づかれずに出航(発射?)できればまだ良いが、こんな沿岸部からわざわざ出撃してもなぁ。
米軍艦隊が律義に八丈島沖通過してくれるとも限らない。天候悪ければ、素通りされても気づかない。
なんか、敵がわざわざあたりにきてくれないと効果のない兵器のように思える。
むしろ、「命を捨ててでも敵を倒すのだ」ということを表現するためのみに使われた気がしてならない。 自軍内での立場を気にした奴が考えたんじゃないだろうか。真面目に敵を倒すことを考えた道具ではないよな。もう、思考停止のヒステリーだ。
そんな馬鹿につきあわされて命を落とす人もいたのだからなぁ。
戦争が良いことか悪いことかは軽々しく判断できないかもしれないが、とりあえず馬鹿のヒステリーにつきあわされて死を強制されるのは嫌だなぁ。
お弁当を買って、元八丈島最大のホテルの一室でお食事。 まぁ、現在は廃ホテルなんだけど。
ゴミが散乱している部屋も多いが、比較的きれいな部屋をみつくろって食堂とした。ちょっとほこりっぽく、不思議な緊張感とくつろぎが混ざった空間。
今日もガーデン荘はごちそう。
キンメも島寿司も春トビもうまかった。
秘蔵のあおちゅうも、八丈興発情け島もうまく、たくさん飲んだ。
八丈島に来る目的の何割かは、ここでいろりを囲んで延会することだからな。
昨日の宴会でだいぶ疲れたが、大変にさわやかな朝だ。
再び八丈温泉ホテル。
2010年春の空中トイレ。
やっぱりこの物件はすごいな。時間と空間を表現し、一流の芸術品のみがもつ風格を漂わせている。
女性陣のショッピング本能は見上げたもので、廃墟ホテルのお土産コーナーで、サンダルあさったり包装紙漁ったりして喜んでいた。盗難とも言う。
太平洋戦争末期、帝国軍は八丈島に最終要塞を築いたらしい。
硫黄島のような地下指令室がまだ残っていると言う。
今回はそこに行きたいと思っていたが、今日の天気はあまりに良い。雲一つなく、2つの山は細部まではっきりと見え、海は青く、凪いでいる。風も太陽も心地いい。
カビっぽい穴ぐらを探検するよりも、海辺でピクニックして昼寝していた方が相応しい。
今日もお総菜買って、海を見ながら足湯で食べることにした。
船で帰っても飛行機で帰っても、打ち上げは浜松町。交差点じゃない方の天狗へ行き、お姉様トークに付き合う。
今週も月曜から出張生活。
八丈島居残り組4人は、悪天候のため交通機関が止まり、今日ももう一泊らしい。
話にはよく出るけど、実際帰れなくなることって滅多にないよな。すげえな。
二重嵌合なんて、頭の弱い設計者のやることだ。ましてや三重嵌合なんて、何も考えていないこと宣伝しているようなものだ。拘束の多い脳みそで考えれば、拘束の多いメカができあがる。
そういう、一風変わったことをやるのがノウハウ、テクニックなのかと思っていたが、単に今までごまかしていただけなのでは?
意図しない変形と予想のできない摩擦の御機嫌うかがいながら精密機器成り立たせようとしているのだから、そりゃどうしたって試行錯誤の泥作業が必要になる。日程どおりに開発が進む方がおかしい。 伝統どおりに設計したら、伝統どおりの開発プロジェクトになっている。
というわけで、新しい特許ネタができそうだ。板一枚玉一個増やして成り立てば、それなりにお買い得なのでは。もう誰か書いてるかもしれないけど。