マリーナの忘年会に参加。お相撲さんがきていた。
釣り好きが少ないマリーナだが、近くに座った方は釣りの名人だったので色々聞いた。
友人の鎌倉散歩に同好。
銭洗い神社。
お金を洗うと、そのお金が何倍だかになって帰ってくるらしい。
とりあえず、ポケットに入っていた洗えそうな物を洗っておく。
レンズのキャップもよく無くすし、5倍になって帰ってくると嬉しい。
大仏ハイキングコースを少し通って大仏へ。
20円追加料金を払って、大仏内部に潜入。鎌倉時代の工法に思いを馳せる。
確かに天然岩のような人工物だが、大仏内部を登攀するのは敬虔な心が足りていないと思う。
長谷駅前のすてきなカフェでランチ。 ランチというよりは、ビール飲んで騒ぐ。
鎌倉ハム、そしてビールを買い食い。海辺で飲み直す。
女オンナ女と書いて、「かしましい」と読むんだっけ。
今回の参加者は、女性3人に男2人。まぁ女性陣はよくしゃべる。しゃべるばかりで、なかなか進まない。
まぁ別に良いのだが、こちらはかなりゆっくり歩いているつもりでも、気づくと100mも後ろでペチャクチャやっている。さらに、鎌倉の街は100mも歩いていると、彼女たちの気を引く素敵なお店があるようで、すぐにつかまる。一見単なる住宅地でも、所々に個性的な雑貨屋やら喫茶店が散在していて、歩いていて退屈はしないだろう。
武士の都の代名詞なはずだが、今や女性ウケの良い街になっているのだなぁ。
寒くなってきたので鎌倉駅へ戻る。
さて、これからどうしようか。
中華街行ってみるかという案もあったが、結局わが家で鍋をしようということに落ち着く。まぁ、ある意味予想どおりだ。
移動しながら宴会してるだけと言えば、割と正確な表現である。
中華街へ行き損ねたので、鍋は中華風にしよう。にらやらキクラゲやらもやしやらを入れた。
最後に作った太麺のラーメンも、コショウが利いておいしかった。
宿泊者は3人。なんだか、先週あたりも見たような光景だ。
近所のインド料理屋さんでカレーを食す。ナンうまい。
ほぼ一日かけて明日からの登山準備。
最大3泊4日分の食糧計画を考えて、レンズを拭いたりした。
いつもは会社終わってから慌ててパッキングをするが、時間をかけると丁寧に見れる。それでも時間が足りなくなるから、準備なんていくらでも時間をかけられるのか。
たまにはチェックをしておくと良いし、期待も高まってくる。
厳冬期の鳳凰山はいつか行ってみたいと思っていたが、いよいよそれに挑戦する。
ちゃんとした登山は割と久しぶりかもしれない。
今日は夜叉神峠まで、約1時間の行程だから足慣し程度の気楽な日程だ。
明日薬師岳小屋で31日に下山、天候によっては薬師岳小屋に連泊し、初日の出をみてから1日に降りてくる、という日程。
甲府駅に9時半ごろ到着、10時発の芦安行きバスは1時間ほどで約1000円。
芦安から夜叉神峠までは予約しておいたタクシー、1台3000円程度。バスに同乗していた若者一人捕まえて、3人で割れたので一人1000円程度にできた。夏とそんなに変わらない交通費なんじゃないかと思う。
夜叉神峠の駐車場は7割程度埋まっていた。峠までの道に、年末年始に雪が降るのは少ないというから、自家用車で来てもこれないことはなかったかな。(下山時は雪だったが)
完璧な青空。雲一つなく、風も無い。登山口のあたりには、雪も無い。けっこう暑くなりそうだ。 それなりの標高のはずだが、太平洋側の年末年始はこんなもんだろう。
荷物はけっこう重いが、13時頃順調に到着。歩きやすい道だった。
これで今日の行程は終わりなんだから楽なもんだ。
小屋泊まりだが自炊寝具なしでいくつもりなので、荷物はテント泊とそんなに変わらない。
ここしばらく、飲んで食ってばかりだった。体の中に溜まった悪いものが、汗とともにずいぶん出て行った気がする。
ビール飲んで昼寝。出してばかりじゃいかんから、もう一度悪いものをためる。
夜叉神峠小屋は、随分小さな小屋だ。南アルプス一小さいと書いてある。 今夜の宿泊者は我々を含め4人。1階が食堂、売店で寝室は2階。広々使えて快適だった。
一見気難しそうなご主人は、もしかしたらすごく親切なのかもしれない。こちらは素泊まりのはずだが、甘酒お餅に干し柿みかんと、ぼーっとしているとドンドン薦めてくる。下手すりゃお酒も奢ってくれかねない。
山小屋を嫌い、テント泊をえらぶ人も多い。まぁ繁忙期ならそのとおりだと思うが、冬の山小屋は雰囲気もよいし快適だし、僕は大好きだ。
チーズフォンデューって簡単で山向きなんだなぁ。
アボガド持って行ったら、狙い通りよく合って美味しかった。
きれいに朝日が見えた。
が、天候の変わり目がやってきたようで、その後は雲が増える。8時ごろ、夜叉神峠を出発。
1時間強で杖立峠。「杖を立てる」は「休憩する」という意味だったはずだから、休憩峠ってことだ。 その後も山火事跡、苺平、南御室小屋と、1時間前後で名前のついた土地に出るから休憩はとりやすい。
杖立峠を過ぎたあたりから風が吹き出す。地形的な変化というよりも、寒気が入って来て天候が崩れるという予報だったから、時間的な変化だろう。
道は、ほとんどが単調な登り。十年ほど前の秋に登ったはずだが、ほとんど覚えていない。
気温は、まぁ氷点下は行っているのだろうが、登り一辺倒で汗をかくので、けっこう薄着。東京の街を歩いているのとそんなに代わりがないくらい。
アイゼンは最初から装着。夜叉神峠からの最初の30分は、ところどころ土が露出する箇所があったが、その後は完全に雪に覆われる。
砂払山は本当にギリギリ森林限界から頭を突き出したピーク。
だが、森林限界を抜けると状況は一変し、強風にさらされる。所々の難所は、風が収まった瞬間でないと抜けられなかったりする。
晩飯は鍋。豚肉を味噌漬けにして持って来たのが大成功。 焼酎はお湯割りにしてチビチビ飲んだら、だいぶ経済的だった。
外は風が強い。降雪なのか地吹雪かは分からないが、とにかく雪が待っている。 夜景を撮影するのは難しそうなので、20時の消灯で就寝。
朝日は奇麗だった。
日の出から数分経つと雲に囲まれ展望は無くなる。こういうことって何度か経験している。
けっこう迷ったが、結局降りることにする。 もう一泊する物資と日程はあるのだが、今日粘っていても、それほど天候は回復しないようだ。
連泊する場合は、観音岳か地蔵岳まで往復してきて、あとは昼寝して蕎麦でもすすっていようという感じだが、今日は晴れないだろう。景色が見え無いんじゃあ風雪に耐える気にもならない。
明日も、大体今日と似たような天気のようだ。初日の出は見えるかもしれないが見えないかもしれない。
20人程度の同宿者たちには、連泊するかもと言っていた人が結構いたのだが、彼らが皆下山してしまったというのもある。
冬季のこのコース、思ったよりも縦走する人は少ないようで、大抵は観音崎あたりまでの往復、あるいは北側からなら地蔵岳の往復のみの人が多いようだ。観音岳と地蔵岳の間はトレースも少ないらしい。
薬師岳小屋から下山するなら、来た道を戻って夜叉神峠へ降りる人が多い。年末年始はトレースも多く、砂払山を越えてしまえば樹林帯の単調な下りだ。案外あっさり降りられる。
入山者も多い。数十人と行き違ったが、彼らは小屋で年越しするのだろう。
小屋を10時に出て、14時半に下山した。休憩含めて4時間半。
思ったほど苦労し無かったなぁ、という印象。順調な登山だった。
来年か再来年か、今度は天候の良い時に行って、青空の北岳、甲斐駒なんかを眺めたいね。
タクシーで芦安の温泉郷へ。市営の温泉は休館中だったので、「岩園館」で入浴。1000円でいろんな風呂には入れるが、バスの時間が1時間後なのであまり関係ない。
甲府行きのバスは16時過ぎに発。天候が悪いのは山の麓までで、甲府盆地に入ると晴れていた。
ちょこちょこお菓子をほお張りながら歩くのだが、下山するとものすごい空腹を感じた。 肉食いたいよなぁ、ということになって、甲府駅のバス停付近にあるこじゃれたホルモン焼き屋さんへ。 肉厚の牛タン、トロトロのホルモン等、腹がはちきれんばかりに食った。
たった12時間前は、吹雪のアルプスの山頂直下の小屋の中でお茶を飲んでいたのに、21時には帰宅できた。 標高差1500m近く降りて、タクシー乗って温泉入ってバス乗って、焼き肉食って高速バス乗って電車乗って、すごく効率的だったな。
一寝して年越し蕎麦。今年もお疲れさまでした。
●2005年 11月鳳凰三山 登山記