今日は日本酒研究会。朝から掃除して買い出し。
ラジオでクリスマスケーキ特集をやっていた。それを聞いてきた恋人は、頭の中がケーキ一色になってしまったらしい。昼飯はケーキにしよう、ということになり、タカシマヤの地下へ。
10人くらいのパティシエが作った自慢のケーキが、合計100種くらい並んだ一角がある。カフェコーナーも併設されているので、その場で買って食うことができる。適当に任せたら、モンブラン、ティラミス等6種を購入。
小さなケーキ一個におおむね500円くらいかかるが、かけている手間を考えるとそのくらいはかかるだろう。こんなに色んな工程かける料理って、そんなにないと思う。
さすが、大変においしい。最初に食べたモンブランなんて、感動的ですらある。技術とセンスと材料をかけている感じがする。
ケーキを昼飯にするのは初めてだ。一人2個食べたところでちょうど良い腹持ち具合。血中糖分が急激に立ち上がってる感じで、後頭部がドクドクしている。糖分ってアルコールに近い症状があるんじゃないかと思う。 半分クスリだ。即効性あるし、中毒性もありそうだよな。
一人2.5個食べたところで、それ以上食べられなくなる。
3個ずつは、多いだろうが食えないこともないと思っていたのだが。ケーキのエネルギーあなどりがたし。
くずれなければ、登山中の行動食になるのだが。
周囲には、おじさん若者、男性一人でケーキを食べにきてる人も多かった。そういうものなのか。
確かに、ケーキ2つ買って缶コーヒーでも買って、公園のベンチで昼飯にしてしまうなんて言うのは、だいぶ満足感の高い昼飯になりそうである。
築地での買い出しは、鴨、あん肝、でかいブリの腹の部分1/4、わさび2本、まぐろ切り落とし。 ながもりさんの案内もあるが、場外はどの店がどこのあるのか、だいぶ分かってきたな。
亀甲花菱は埼玉のお酒。「最初埼玉のお酒というと馬鹿にしてたのだけど、すごくおいしいし案外安い」との言葉どおり、とてもおいしい。同じ銘柄の使用米違い。どちらも生原酒(火入れしない、水で調整しない)なのかな。 米以外にも違うのかもしれないが、けっこう風味は違う。雄町のほうが色がついていた気がする。どっちが上って言うこともないが、両方美味かったな。同じ銘柄内の味比べって好きだ。
最近は、おいしい日本酒のレベルっていうのが何となく実感できてきていると思う。その辺の飲み屋行っても、ちょっとした料理屋さん行っても、出てくる日本酒ってここまでは美味しくなく、可も不可もない場合が多い。が、小さな蔵元で頑張っているところが、どうやら美味しいようだ。日本酒は少量生産が向いているのだろうか。
そんなお酒は酒好きの酒屋、飲み屋などを探せばあるようで、そういうのを知っている友人が居ると味わえる。
で、案外高額ではない場合が多い。値段を聞くと、その辺のスーパーで売ってるお酒と大して変わらなかったりする程度。知ってるか、知らないかの違いだな。
もう一本のお酒、富山の富美菊も、なかなか出回らない銘柄らしい。お米は富山県で新開発した富の香。非常に香り高いお酒で、これまた美味しい。 これも生原酒、最近の流行りらしい。香りは酵母によるとのことだが、酵母は不明。
最終的に三升がきれいになくなる。それに加え、うちにあった買い置きの四合瓶も空き、、飲みかけの日本酒まで空き、焼酎まで手をつける。実質四升近くを八人で飲んだことになる。一人平均で半升か。けっこう飲んだな。
スタートは17時くらい、終わったのは午前3時だから、10時間かけて900mlだから、そう馬鹿飲みしたわけでもないはずだ、ということにしておく。おいしいから飲んでしまう、というのは確かにあるはずだ。
おろしがねの比較。
鮫肌と金物。金物も、100円ショップに売っているやつではなく、ながもりさん持参の特注品。勅使河原さんという職人によるもの。
モノをみると、プレスで作ったのではなく、本当に手作りだ。分厚い銅板に、おそらく彫刻刀のようなものを槌で打ち込んで、おろしがねのギザギザ一本一本を立たせている。100円ショップのアルミのプレス品に比べ、鋭利である。すりつぶすというより、切っている。すりおろした人によると、とても軽くすれたそうである。
対する鮫肌おろしがね。 こちらはクリーミーにすれる。山葵は酸素と触れ合うと辛味成分が出るということで、こちらのほうが辛味は出る。食感はやわらかい。料理に合わせて変える、組み合わせを楽しむのが良いと思うが、酔っ払っていたときに試したので正確に覚えていない。
今日は醤油の比較も行なう。
普通の醤油と、もう一つは「源醤」という、手造り高級品。普通の醤油はカドがたってる感じだが、源醤のほうは、丸くて優しい感じ。「ごはんにかつぶしとこの醤油をかけるだけで死ぬほど美味しい」というが、そのとおりだと思う。
僕が作ったのは、蝦と鱈をすり身にして、アシタバ刻んで混ぜたのに長芋でつないだ蒸し団子。 作ったといっても、構想考えてタネ作ったところまでで、あとは酔っ払っていたらMKちゃんが仕上げてくれた。 これでもか!というくらいにダシをとって、繊細というよりは力強い味付けになっていて、おいしかった。
豆腐も作った。高級醤油をかけると、とてもおいしかった。
帰宅したのは一人だけで、6人の宿泊者ともに朝ごはん。(うち、一人は二日酔い)
飲んだ翌朝の味噌汁は美味い。
基本的に、昨日の宴会に出さなかったものを食す。洋風にしてワイン。
パスタはシンプルで美味しかった。本場の家庭料理という感じ。