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2009/8/16(日)

飲み屋街の奥、適当に入った店だが、かなりいいお店だったと思う。
焼酎も焼き鳥もおいしかった。

映画「いけちゃんとぼく」

映画を見に行った。
原作が大好きなのでどうしても原作と比較しながら見てしまうが、原作が大好きなので見に行かざるを得ない。

けっこう好印象だったな。それなりに満足。
・マンガのエピソードをうまくつないで、成長物語としてストーリーをちゃんと作っていたと思う。
・この監督って映画監督するのが初めてで、それまではCM作ってたらしいが、温泉卓球をドラマチックに撮ってたビールのCMの人かな。大体のシーンはサイバラ作品に忠実に撮ろうという感じだったが、野球とか喧嘩のシーンで、そういう個性を感じた。
・いじめっこが粘着質で、主人公が内省的。サイバラ作品のいじめっこたちって、もっと明るいし、いくら下品で暗いこと描いてもどこかおおらかなところがあるのだが、そういう、悲惨でも大笑いみたいな感覚が損なわれていたと思う。やっぱりそういうのは難しいのかな。
・お母さんがいけちゃんに挨拶するシーンはとても良かった。
いけちゃんは気づかないうちにだんだん見えなくなる、という原作のほうが自然だ。別れのシーンは無駄だと思う。そういう、分かりやすくしすぎた箇所はちょっと下品な印象。

そういえば、僕も小さいころ、こういうイマジナリーフレンドを持っていたが、小学校に上がったころにきれいに消えてしまったというのを思い出した。

2009/8/17(月)

仕事開始。だいぶ夏休みボケ。
ついに今日のごはん未更新分が一ヶ月たまってしまった。そこまで記憶力続くだろうか。 というか、時間の確保の目処が立たない。いつ追いつけるだろう。

2009/8/20(木)

火、水、木が出張の予定だったが、結局今日ももう一泊ホテル泊。今週も出張ばかりだ。
ラーメン食べながら、一カ月前の献立の記憶をたどって「今日のごはん」書いている。

五十嵐大介「魔女」「海獣の子供」

「海獣の子供」4巻が出てたので購入。並びに、「魔女」全2巻も購入。

素晴らしかった。特に魔女。 圧倒的な画力。だけでなく、この人は語りたいものを持っている。
見たこともないものを見せてくれる。精霊とか悪霊とかを描いても、ちゃんとした生き物として感じられるんだよなぁ。

現代の科学文明に否定的な主張をしながらも、すごく自然に対する敬虔な気持ちにあふれている。 だからちゃんとSFっぽいというか、荒唐無稽な感じがしない。科学は大自然から生まれたものだが、現代文明は、大自然の中からキチッと科学的に解明された知識を使って作られている。それがずいぶんうまくいってしまっているので忘れがちだが、それ以外にもすごく豊かな世界があるのだよ、というメッセージ。

「魔女」の連作、一つ一つが重厚な世界観を持っていて、長さも映画化されるのにちょうど良さそうだ。若いころの宮崎駿あたりがアニメにすると似合いそう。

音楽家が言葉ではなく音楽で思考するように、数学者が数式で思考するように、これだけ絵がうまい人ならば、我々には見えない、言語化できない世界が見えているのだろう。想像力をかき立てられる。

海獣の子供も、続刊楽しみだな。いま、物語のどのあたりまで進んでいるのだろう。
わりあい短い話なのかと思っていたが、もしかしたらようやく半分程度なのだろうか。


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