起きたら10時。だいぶ寝た。
同居人の嫁のところへ遊びに、東北方面でカヤックやろうという構想があったが、天気もよくなさそうだし、なんだか曖昧のまま取りやめにしてしまった。昨日の図面検討会と電車遅延はけっこう疲れたのだろうか。 かなり何もやらなかった一日。ようやく軽油の免税申請の書類に手をつけたくらい。
晩飯もかなりやる気がない感じで、酒を飲みつつ野菜をかじった。
だいたい1日全部、屋久島日食計画の準備に従事した。時間をかけた割には実作業は具体的には進まなかったが、まぁ、実作業は進まずともイメージは固まってきた、という言い方もできる
久しぶりに望遠鏡引っ張り出して、組み立ててばらして。足りている物と足りていない物への認識が進んだ。
ぬかづけ、久しぶりに作ったがやはり最近は調子良い。今まではナスがパサパサした出来だったが、うるわしい味になっている。今までがひどすぎたのかもしれないが。
全然食材がない。が、もう23時なので買い物行く時間もない。
有り合わせをテキトーに調理したら、なんとなくそれっぽくなった。
まぁ、汁物増やして腹をごまかしているのだが、多分ごまかされると思う。それなりに満足、というよりも食べきれないくらいだ。
ほぼ完全にベジタリアンメニューになってしまうのは、冷蔵庫に残りがちな野菜くずで献立組み立てているからだ。こういう日の食費って金額換算するといくらくらいなのだろう。
出図の締め切りが近いが休みは絶対に取る。厳しい状況である。
が、それはそれとして、設計作業が面白くてたまらない。開発の段階の中で、今くらいまでが一番面白い時期なのかもしれない。(本当に後半になると、大して選択権ないのに責任だけあって、右から左へ承認するだけになる。)
今ならば、対象が僕の頭の中とCAD上のデータの中だけなので、あらゆる変更が自由自在に行なえる。 全知全能の力をふるまえる。小手先ではない抜本的な問題点対策を、人数も時間もかけずに行なうことができる。 最もシンプルに美しく目的を達せられるスタイルを、直線と円弧で構成していく作業。
無神経、大ざっぱ、外見にこだわらない、だらしない。こういうのが自分自身の特性だと認識していたが、そういう作業をしていると、自分がずいぶん「美しさ」にこだわっていることを発見する。考え方がシンプルでリーズナブルなカタチを、より少ない線で描く。小手先の対策によって醜悪になった形状は、実績があっても真似したくない。
考え方が整理されていて必要な条件を満たしていると、パッと見で理解できるもので、自分の担当するところはそういうところを目指していきたいと強く思っているようだ。
改めて振り返ってみると、また植物ばかり食べている気がする。
草食系男子というより、ほとんど僧侶だな。