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2009/4/11(土)

そろそろカヤック漕ごうかな、と思うようになったのは、暖かくなってきたからだろうか。
久しぶりに予定のない週末が来たからかもしれないし、もうすぐ船買うけど、クルーザーだけでなくカヤックだってまだ力を入れるんだぞ、ってことを証明したいからなのかもしれない。

まぁ理由の詮索はどうでもいい。今週末はカヤックを漕ごうと思った。

そんなに計画立てて、という狙いではない。気軽にフラッと行けるところ。海水なら三浦半島でキスでも釣りながら、ということになるが、淡水ならさらに気軽な、家の前の川。最寄りの自動販売機よりも河原の方が近いのだから、本当に気軽だ。

野外に出るときは、もちろん早く出発した方が有利だ。百も承知なのだが、やはり気軽な分、家でだらだらする。週末にやらねばならない掃除や洗濯は良いとして、部屋にマンガが散らかっていれば当然読んでしまう。久しぶりにカヤック組み立てるのも時間かかるし、出発は11時半ごろ。まぁ明確な目標もプランもないし、ある意味コンセプトどおり。

わが家の近所の河原は、これが結構楽しい。これは一日の行程を終えた後に特にそう思ったことで、身びいきって訳でもないと思う。住み始めて日も浅く、そんなにまだ愛着ないし。(けど、こういうこと繰り返してくと愛着わくかも知れない)
流れがあって、水も意外なほど清く、トリ、でかい魚、亀。空は青く、菜の花は群生し、身近なのにけっこう大自然。

時折浅瀬があって、進まなくなるとカヤックをおりてバシャバシャ歩かなくては行けなくなって、面倒臭い。 カヤックは喫水が浅く、20cmほどあれば浮かんでくれて便利なのだが、川幅広いところだと全く水深ないところもある。

なんの目標もなく、ぼーっと漕いでるのが逆に良いのか、けっこう良いペースで進む。腹が減ってきた。
が、なんの準備もせずに出発したので、食う物はない。が、なにしろこの川の土手は、いつも使ってる通勤経路だ。どこにコンビニがあって、どのあたりが住宅地ばかりなのかは概ね分かる。2分歩けば日常の世界に接する非日常で遊んでいる便利さ。


うちから下流へ下る際に最大の障壁となる、丸子橋の水門。 どうしようかいつも心配なのだが、今日は上げ潮のせいなのか水量のせいなのか、水門のところでほとんど段差がない。容易にそのまま通過できた。

丸子橋を過ぎると、流れは完全になくなる。このあたりはむしろ潮の影響で、どっちに流れるかは時間によるんじゃないかと思う。
むしろ、風の影響が大きい。そういう地形なのかなんなのか、僕が通った何回かはぃつも上流側へ風が吹き、なかなか進まなくなる。これは地上で暮らしていると気づきにくいんじゃないかと思うが、野外では風の力は非常に力強い。
カヤックなんて水面に没している体積はわずか、水面から出ている部分の方が大きい。地上で立っていて風に妨げられて移動できないということはよっぽどの風だが、水面なんてスピード遅ければほとんど抵抗ゼロ、風が吹けば吹いた方向に簡単に流される。コロンブスやバスコダガマを地球一周させ、アリやクモを上空1万メートルまで飛ばすのだから、そう馬鹿にできるものではない。進みにくくなるだけでなく、水上で休むと風で戻されてしまうのだから、休憩とるのも難しくなってくる。

丸子橋ーガス橋間が、なんだか水質が一番悪い感じだった。濁っていて、なんか臭う。ヘドロがかき回されているのだろうか。
まぁ臭い=環境破壊と思うのはたぶん早計で、もしかしたら季節的な変化かもしれない。でもこのエリアが一番ひどかったので、生活排水の影響なのかもしれない。 まぁいづれにせよ、カヤック的には水がきれいなほうが良いのはもちろんだ。

どのエリアも、魚は多い。水深30cmくらいの浅瀬で体高15cmくらいはありそうなコイなんかが逃げていくので、至る所で気配は感じる。岸に留めて浅瀬をのぞくと、糸屑みたいな稚魚がわんさか居る。

下流に行くと魚種が変わり、ボラがばびょーんと跳びはねるようになる。 その数たるや驚くもので、カヤック一漕ぎするごとに1ジャンプ、というと言い過ぎだが、10漕ぎすれば必ず跳ねてくる。 大して水深ないところなのに、目の高さより上くらいまで跳ねるのだから、すごい泳力だ。そのうち船上に乗っかってくるんじゃないかとも思ったが、さすがにそこまでは至らず、船体にぶつかってきた慌て者は一匹居た。

今回も海までは届かず。
向かい風に辟易し、日が沈む時間と片付けの時間考慮し、前回よりも橋一本分先に進んだところで満足。海まであと一歩。行動時間5時間くらい。

自宅→東京湾は、一度やれば満足、という気もする。まぁ、チビチビ達成していくか。

川崎駅から電車に乗って、疲れ果てて帰ってきた。こりゃ家に着くなり、何もしないまま眠ってしまいそうだ。

が、昨日買ってきた安物のドーナツ一つ口に入れると、驚くほど疲労が回復。糖分の即効姓はすさまじい。ほとんどクスリだ。ドーピング剤だ。

飴玉一つ追加して、風呂の掃除から入浴から炊事、カヤックの片付け、体がスムーズに動いた。お菓子のエネルギーってすごいんだなぁ。

今日の思いつき料理は鶏肉のあしたば巻き。かなりの水準の成功例だと思う。
鶏の胸肉一口サイズに切って、醤油と梅腐乳で作ったタレに付け込む。それをベランダから採ってきたあしたばで巻いて、グリルで焼いた。改善点としては、鶏肉に火が通る前にあしたばが焦げてしまうこと。最初に鶏肉単独で焼いてから、あしたば巻いて焼き直した方が良いかもしれない。
しそでもオーソドックスで良いと思う。ベランダのしそが育ったらやってみようかな。

2009/4/12(日)

たまにはレシピ見ながら料理作ってみよう、と思う。確立された他人の料理方法を覚えておくことで、自分の応用力が広がるはずだ。

図書館で借りてきた本の中から選んだのは、「鮭と豆腐のロールキャベツ」。一條裕子の「テンの家族」でもでてきたメニューである。

それなりにレシピ見ながら作ったが、それなりにはしょった。そしたらそれなりにはしょられた出来栄えになった。4人分の分量を比例計算で割るのが面倒だったり、15分煮込むのが面倒だったり。
悪くはないのだが、もう少しおいしくなる気がする。

2009/4/15(水)

会社の後輩のお宅に、皆で遊びに行く。
ちょうど生後100日になったという娘を見せてもらった。何かしら考えてはいるようだが、外界へのアクションとしては、時折手足をばたつかせ、あーとかうーとか言い、不満や喜びの感情を表す程度らしい。 まぁ、父親とだいたい煮たような反応ではある。

やっぱり母親の生活はずいぶんと大変なんだな、という具体的な話を聞く。 大変だなーと思いつつも、我々は大笑いしながら馬鹿話を続ける程度しかできないが。

馬鹿話を続けていたら、あっと言う間に日付が変わっていた。
お邪魔しました。

2009/4/16(木)

砂肝は、味噌、砂糖、ニンニクおろし、片栗粉で作ったたれに浸し、グリルで焼いた。にんにく効いて良い感じだ。


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