母島で知り合った友人たち、現同居人とともに、元同居人の現住居へ遊びに行った。
今日はランチパーティー。とはいえ、早く始めたからって早く終わる訳ではない。
食ったり飲んだりしゃべったりしてるうちに、昼飯の時間はとうに過ぎ、夕飯の時間まで貫いて、夜9時まで長居した。
のび太君曰く「朝に食べるのが朝食、昼に食べるのが昼食。ならば日食とは、1日中食べてることか?」というのがあったが、我々は1日中食べてたんじゃないかと思う。
僕にあてがわれた食材は鮭の白子。
生臭くならないように、そしてゴムっぽくならないように、チーズを主体にした味付け。ちょっと塩辛かったが、及第点なんじゃないかと思う。
何か言葉を発する。それは比喩的に言えば、そこの公園にはえてる左から2本目の桜の木を表してるものだとする。
その一本の桜の木でも、北からみた場合東からみた場合上から見た場合、全体に注目するか枝の形を見るか葉の葉脈を見るか、いろんな視点がとれる。
一つの言葉だっていろんな解釈が取れる訳で、普通は誤解を避けるためにはいろんな説明が必要なわけだし、たくさん説明したところで細部まで伝えるのは難しい。なんて言うか、3次元形状を持ってるんだけど、そのまま立体としては伝えにくくて、ある視点から見た図として示すしかないんだけど、それだけで立体の形を示すことができるか。
それが、「あそこのサクラ」とか曖昧に言うだけで、だいたいこちらの意図しているイメージどおり、同じ方向からの視点として伝わっている。
あるいは、同じ桜の木でも向こうはこういう風に見てるのか、そんな見方もあるのかということが、言外でも瞬時に理解できる。
そういう会話ができればとても楽しいと思う。
なんにも食材がないようなので買い物にいったが、いざ料理を始めると大半は残り物の食材を使った。明日から、同居人はちゃんと使い切ってくれるだろうか。
エビは購入。じゃがいもすりおろしてとろみつけて、東南アジア風な味付けをしようと思ったが、やや迷いの感じられる出来になった。
現在担当してる製品はなかなか珍しい製品なので、耐久試験も自動化していない。 しかたないので人力でやることになる。
何千回も単純作業を繰り返して、豆ができて指が痛くなった。
人間の耐久試験とも言われている。
帰り道にあるトンカツ屋さんに寄る。
先日買おうと思ったけど買わなかった、五十嵐大介のマンガがおいてあった。
みそ汁おかわりしながらページをめくる至福のひととき。
農村で、ただ料理つくって食べるだけの話なんだが、なんだか嬉しくなってくる。
五十嵐大介に比べたら、毎日ずいぶん○○な食べ物食べてるよなぁ。(適切な形容詞が思いつかなかった。カロリー高くて食べやすくておいしいんだけど、インスタントで季節感無くてイキイキしてない感じの。去勢されたような、というような形容詞)
なんだかこのところ、ずいぶんたくさんの旅行計画を立てている気がする。
西伊豆、八ヶ岳、八丈島、屋久島とか。構想段階のものでは、小笠原とか北海道とか。今年の年間計画のイメージができてきた。