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2008/6/28(土)

昨夜から同居人の彼女が遊びに来ている。
築地の場内の店行きたいというので、皆で朝から贅沢をした。

その後、場内で食材買って、場外で包丁やら鰹のなまりぶしやら購入。

というわけで晩飯はお魚料理。うろこ落としを買うつもりだったのに忘れてた。

マグロの目玉、3つ入りで300円だったかな。コラーゲンたっぷりの一番濃厚なところ。醤油とみりんで煮付けにした。甘辛く濃い味を目指したが、濃いって感じでも無かった。

つけもの噛りながら、だらだら芋焼酎。鬼ころしも愛子も、相当おいしい部類の焼酎だと思う。


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2008/6/29(日)

雨の日曜日は休日出勤。
静かな環境、仕事もはかどるはずだが、実際にはまったくそうではなかった。

なんだか珍しく体調が悪い。四肢の先に意識が届かず、身体がだるい。すぐに疲れる。判断力、思考力が落ちる。 効率悪いし、帰ってしまいたくなる。が、残業時間リミットの関係上、1日分働いておかないと面倒なことになる。 やろうと思っていた仕事を先延ばしにしておいて、あまり頭使わなくても、手うごかしていればなんとなく描けてしまうような図面を描いてお茶を濁した。

体調悪くなる原因はなんだろうというと、一番思い当たるのはアレだな。
「安田 悠のデートの予定は、風邪法事などの理由により流れる」という経験則がある。風邪もデートも、たぶんこの十年平均すると年間2回程度だと思うが、けっこう良い相関性を持ってバッテッィングする。 ここのところ、毎週のように女性と合う機会があるのは十年前からすれば考えられないような状態だが、毎週のように同居人の恋人関係者と会ってるだけ、というのが実情だったりする。

今日明日くらいで、久しぶりにそれ以外の女性と会食の話が進んでいたが、とりあえずそれが原因だという説を採用しておく。

2008/6/30(月)

今日はだいぶ体調が良くなった。体内の意識やエネルギーが、正常に末端まで届いてる感じがする。
その原因は、先方からの「今更デートって感じでもないと思う」という意見に対して、「それもそうだな」と思ったから、かどうかは分からないが、そう考えたほうが面白そうだからそういうことにしておこう。
まぁ、結局は、宅配便の受け取り期限が今日までだからということで、流れることにはなるのだが。

残業リミット来てしまったので、夕焼けを見ながら帰れる。 会社に置きっ放しになっていた大分一号漕いで、雨上がりの土手の上をのんびり帰った。

新しい包丁は素晴らしい。期待以上だ。なんだか、すごく繊細な感覚が表れてしまう。

細くしなやかな竿と、敏感なウキによって構成された、バランスの良いウキ釣り仕掛けのような。

もうちょっと分かりやすそうな例でいうと、最新型1000万画素のデジカメで撮った写真と、昔の50万画素のやつで撮った写真との違い。 100円ショップ包丁は、粗い画素の、なんだかよくわからない切断面になるのに対し、新しい包丁は高い分解能をもって、シャープなエッジでスパッと切れる。 野菜を切るためというより、感覚を楽しむために作られた道具なんじゃないかといぶかってしまうような使い心地の良さ。
食卓の会話で、同居人と「最近物欲まったくなくなったよな〜」みたいな会話をしたが、この包丁に関しては良い買い物したなぁと思う。

同時に買ったかつおぶし削り器は、まだ調整不足なんだか、期待どおりの働きを見せていない。

2008/7/2(水)

今週泊まってるホテルでは、部屋から無線LANが使えない。 別のホテル、ロビーで無線LANが使えるところのの入り口の前で、信号待ちでもしてるふりしながらメールチェックしたり「今日のごはん」更新したりするワザを覚えた。

部屋には、かなり頼りないとは言え、台所がついている。 火力が弱いので炒め物もできないし、トマトでさえノコギリを切るようにしないと切れないような包丁ではあるが、まぁ何かしら自分で作ることができるのは、素晴らしいことなんじゃないかと。
機能飲み残した発泡酒と付属のジンギスカンのたれで、羊やもやしなんかをぐつぐつ煮て食った。

井上靖「蒼き狼」

モンゴルのチンギス・ハーンという男が世界帝国を作った。それくらいの知識はある。昔、横山光輝のマンガでも読んだことがあるから、チンギス・ハーンが最初はテムジンという名前で、酋長だった父の亡き後はほとんど身一つと言って良いくらいの境遇になったことも、なんとなく知っていた。

それでも、改めて詳しく知ると、大変びっくりする。そして疑問に思う。
びっくりするのはモンゴル軍の強さで、疑問に思うのは、彼らは何が目的で、そこまでして他国を征服して行くのか、ということだ。

チンギス・ハーンが近隣の部族との戦いに勝ち、モンゴルを統一するまでに半生かかっている。ここまではなんとなく理解できる。
歴代の遊牧民族は、強力な王が現れて統一政権を作ったら、南下して中国と戦う伝統がある。だからモンゴルも中国と戦ってやっつけるのも理解できる。

それだけにおさまらず、イスラム圏もロシアもインドも、東欧まで、大地の続く限り侵略を続ける。 文化も高く、人口も多い大国をいくつも、数年で滅亡させてしまっている。

ローマ帝国だって、敵国を滅ぼし版図を広げるには、十年、百年単位の時間をかけている。それがモンゴル帝国は、チンギス・ハーン残りの半生で、当時知られていた世界の何割かを勢力圏にしてしまっている。

もう年がら年中戦争しっぱなし。一つの敵をやっつけたら、その先の国に乗り込んで新たな敵をやっつける。
モンゴルにとって、それほどの恨みがある訳でもないし、富を求めてというわけでも無さそうだ。 戦い続けることがその組織の本能であり存在意義だから、ということみたいだが、何故そんな命をかけて、戦い続けるのだろう。

敵対する民族は皆殺し。勝利者となったら、やっつけた相手の男は一人残らず皆殺し。女は奴隷にしたり、戦利品として扱う。 ポルポトやヒトラーもびっくりなホロコーストやってるのに、暗い感じがしない。 「相手が敵対した場合は皆殺し、恭順したら何も奪わない」「戦争の敗者をそう扱ってる」というような原則に基づいてるからだろうか。
悲惨というよりは、なんだか野生動物的だ。

2008/7/3(木)

ホテルで生ビールのサービス券くれたから、餃子屋行ってギョーザ食った。
焦がしちゃったから、ということで、もう一皿サービスしてくれた。

2008/7/4(金)

なんか一週間があっと言う間に終わる。いま我々は7日を周期として生活してるが、もっと長くても良いんじゃないかとすら思う。確か江戸時代って曜日の概念は使ってないはずで、店の休みも十日おきだとか聞いたことあるが、それくらいの周期でも良いんじゃないか、とか。毎週3連休にして。


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