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2008/05/2(土)

自宅滞在7時間弱で、荷造りしてHPアップして寝て起きて、おにぎり結って生ゴミまとめて出発するのだから、我ながら見上げたものだ。
わりと早起きしているが、昨夜いびきをかいていた同居人はすでに居ない。彼は彼でどこぞへ出発しているようだ。

雨の関東地方を出発し、電車が甲府盆地に入ると雨の領域の外。さらに松本地方に達すると、きれいな青空。北に行くほど天気が良くなり、気持ちも上がってくる。

というわけで北アルプスは燕岳、テントかついで雪の稜線を縦走する。
中房温泉から燕岳を目指し、おおむねすべて時間割どおり。

雪は第2ベンチのあたりからあらわれ始め、第3ベンチからアイゼンつけていった。 登山者はけっこうたくさんいたな。小屋も何組か団体が入って、だいぶ混んでいたようだ。


夕日に乾杯

テント設営中にでてきた雲も、夕日のころから次第に晴れ上がり、夜は一晩中快晴。一晩中星の写真を撮っていた。

燕山荘前のテント場

2008/5/3

北アルプスの二日目は、雪の表銀座コースを縦走。
さすがに寝不足だが、この状態も予想どおり。いちおうは一日行程の常念岳を目指すが、気分と状況によってはその手前、半日行程のところにある大天井岳のところに泊まっても良いかな、という計画。半日歩いて半日休んで、また今晩も晴れたら写真撮るのも悪くはない。

大天井岳への登りは、思ったよりもかなりきつかった。

さすがに眠い。そして空腹だ。
山頂を過ぎた小屋のところで大休止。限りのある行動食を節約し、時間をかけて米を炊く。
太陽の光をたくさん浴びながら昼寝。


白いライチョウ。
グゲゲゲゲと、倒木の倒れるような、どっちかっていうと醜い声で鳴く。

掃除洗濯のことを考えると、明日のうちには家まで帰りたい。今日大天井岳にテント張ると、明日は常念岳まで行って降りるのも骨だろう。 まだ時間に余裕もあることだし、常念岳を目指すことにする。

常念岳点前の鞍部にある常念小屋にテントを張る。 星が出始めれば、どうせ仮眠とる程度だ、まともにテント張るのも面倒なので割とテキトーにはる。
しかしテントを張るころから曇り始めるのは昨日と同じパターンだが、そのままま一晩中ガスの中。寝にくい、傾いた氷の上でずり落ちながら眠った。

2008/5/4

昨日の日中は、ずっと快晴だった。日が昇ってから夕方雲に覆われるまで、一日の太陽すべてを浴びた。雪面からの反射も合わせ、えらいことたくさん紫外線浴びて、日に焼けた。火傷状態で肌が火照っている。

今日は曇りベース。ガスっていて、遠望が利かない。
そんな状況の、風もそこそこある雪山でも、顔が熱い。雪で冷やしても、標高3000mの烈風で冷やしても、すぐにまた肌が熱くなる。細かい作業で指先がかじかんでも、頬に触れればすぐに暖まって便利ではあるが、あとが怖い。

常念岳頂上

起床後、テントを片付ける前に常念岳をやっつける。小屋からは標高差400mの急登だが、空身で登って40分くらい。
都合よく、誰もいない。セルフタイマー使ってジャンピング写真撮影。 リテイク5回くらい。

雪山の下山は楽だ。雪が柔らかく受け止めてくれるから、急坂でも走り下りられる。 常念岳付近には2つの下山口があるが、近い方の下山口、一ノ沢林道終点まで3時間程度。HPには林道崩壊のためナントヤラと記載されていたのが気になったが、特に問題はなかった。 公共の交通機関はなく、タクシー利用。タクシーは小屋で予約できるが、僕は単独行、一人でタクシーに乗るのは割高だ。 できれば他の登山者と同乗したい。自分一人でタクシーを予約していくと、一人で乗らないといけなくなるらしい。予約したタクシーに乗る客がいなくなって困るから、なのだと思う。 では予約しておかないとどうなのか、同乗できる登山者がいなければ携帯電話も通じない谷筋の道、さらに2、3時間歩くことになるが、GWに誰もいないことはないはずだ。予約した人しか受け付けませんよと言われるのを恐れていたが、果たして容易に同乗できた。登山者が多いときは予約しないのが正解のようだ。
穂高駅まで4000円くらい、4人で割って一人1000円。

久しぶりに風呂入りたいなと思ったが、(実は登山に行く前もけっこう入っていない)登山口や駅付近にてごろな温泉が無い。松本駅で途中下車して銭湯+そばというのも悪くはないが、風呂あがりもこの不快なグチョグチョ靴下、登山靴をはかなければならない。
ダイヤの都合もあり、結局さっさと帰宅してしまうことにする。

そういえばうちの近所にも銭湯があったので行ってみた。 子供の日、小学生無料サービスということで、子供たちがたくさんいた。

急遽、元同居人の家でホームパーティーをやることにしたらしい。
こちらも思ったよりも早く下山できたので、友人からもらった読売ランド産の筍と、穂高産の山葵を持って参加してきた。
つまみがたくさん、ワインをいっぱい飲んだ。

2008/5/6

図書館行ったり買い物行ったり、自転車修理に出したり。

2008/5/7(水)

そんなわけで、大変日に焼けた。4年前、初めて小笠原に行った時も死ぬほど焼けて、旧日本軍の生き残りのような異相になったが、そのときと同じくらい。
出張先の職場の人達に感嘆の声をあげさせてしまった。いつも一緒に仕事してる人たちならきっともう慣れていて、「またか」程度しか言わないかもしれないが。

日に焼けただけでなく、唇がやられた。荒れて、腫れて、出血する。 リップクリームも冬山の基本装備だということを身をもって学習した。

今日から同じ部所の後輩が、しばらく同じ出張先に勤務するらしい。
彼はウィークリーマンション借りられたというので、台所を強制拝借。

調味料も食材も調理器具にも乏しく、スーパーで買った総菜中心。後輩も口内炎がひどいらしく、あまり食べないし、モゴモゴと何言ってるか分からない。
それでもやっぱり自炊はいいなぁ。安いし、好きな量を食べられるし、自由度が高い。

2008/5/8(木)

今日は脱皮しながら仕事した。朝と夜で違う顔になった。

2008/5/9(金)

修理に出してる自転車、かなり痛んでいるらしい。そんな予感はしていて、数万円かかるのは覚悟していたが、しかし予想よりもさらに深刻に痛んでいる。 お店の方も悩みつつ、新車買うことをなんとなく薦められた。
うーん、買わないと駄目かなぁ。自転車は絶対必要だしなぁ。


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