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2008/04/25(金)

新橋の駅から汐留のきれいに整った21世紀型再開発地帯を抜けると、その奥には神代より続く皇家の所有する、18世紀的海浜庭園、浜離宮がある。
電通のきらびやかなビル群と落ち着いた庭園。その狭間には東京湾の一番奥のよどみを集めた運河が通り、その不思議な空間にかかる桟橋が今日の出発地点。

というわけで屋形船音骨ライブ。人を集めるタイミングの難しさを感じながらも、老若男女、30人くらい集まってくれて良かった。


洋風屋形船っていうのはなにかと思ったが、船体はアレだ。
お台場と日ノ出桟橋を結ぶ海上バスのやつだ。

浜離宮を出発し、夜の東京湾へ。
竹芝に停戦中の、おがさわら丸を右手に進み、レインボーブリッジをくぐったら左折。お台場の境内にて停船。

そこで音骨ライブが始まる。
彼の定番の曲に加え、僕にとっては初めて聴く曲もいくつか。 よく知り合いのライブなんかを聴きに行くと思うが、やっぱり曲やるだけでなく、MCもちゃんとやったほうが良いんじゃないか。僕は音楽のことはよく分からないから、そういうのあった方が間がもつんじゃないかと思った。

まぁしかし、なんでもやってみるもんだ。いつぞやに酔っ払いながら思いついた話が、ちゃんと現実になっている。
思いつくのは気楽だが、それを実現するにはいろいろ手間を強いられる。 でもどんどん手間をかけてどんどん実現させる実績作っていけば、この先の思いつきは実現性を背景にした、もっと面白い思いつきになるはずだ。

帰り道、非道くラーメンが食べたくなる。
新宿にて、替え玉つけて500円。満足。

2008/04/26(土)

今年のGWは小笠原へ行かないのに、とりあえず竹芝桟橋へ向かっているのは何故だろう。
自分でも疑問に思うが、小笠原へ向かう知り合いを見送りに行くためである。

実際に竹芝へ着くと、小笠原へ行く知り合いよりも見送りに来ている知り合いの方が多かったりする。わざわざ約束をせずにいろんな人と再開できるのは悪くない。皆で「いいなー行きたいなー」とか云いながら。

今年のGWは日程が悪く、あんまりゴールデンって感じがしない。おがさわら丸もゴールデンウィークとは思えないような空き具合。観光業の人達は大変そうだ。

先日八丈島で買ってきた焼酎がおいしかったから、竹芝の売店で補充。 その後、昼飯食べて行こうと人妻二人連れて築地へ向かった。

とりあえず場内を見学。
昼前の時間、河岸の人達も一仕事終えてリラックスしてる感じ。 我々アマチュアはこの時間のほうがゆっくり見物できるし、見切り品の値下げもねらえるんじゃないかと思う。

ホタルイカ一皿600→400円購入。

つきじ屋ってところだったと思う。にぎり寿司特上3500→2500円の割り引き券をもらったのでそれを使った。
周囲の寿司屋と比べて質やコストパフォーマンスがどの程度だか分からぬが、あぁさすが高いネタだなぁという味がしておいしかったし、あまり待たずに落ち着いた席に案内されて、けっこうな満足感。

人妻二人からは、それぞれ進行中の妊娠と無謀な妊娠計画の話を聞いた。普段は聞かないような話で興味深いのと、この人たちも旅行ばかり行ってるけど、ようやく真面目に家庭人やるのだろうか?というのと。

やっぱり築地は物欲を刺激されるなぁ。
ふだん使う包丁も良いやつ欲しくなる。
砥石やウロコ落としくらい買っても良かっもしれない。
カツブシの削る前の堅いやつも欲しくなる。じゃあカンナも必要になってくるか。
面倒のない削りたての高級カツブシ、これだけをツマミにしてだらだら日本酒呑んでいたい。
何やら珍しい調味料、使いこなしたくなる乾物、近所のスーパーには置いていない鮮魚、これ土産にして友達の家遊びに行くか、というような面白げな軽食・・・

今後、頻繁に通ってみたい。

2008/04/27(日)

高校の同級生が久しぶりに上京してきたというので、一緒に飯を食う。

この歳になって、高校の同級生くらいの話はずいぶん面白く感じる。大学のころは、どの学校行った友人たちもそう違った話をしないが、10年も経って社会人生活にも慣れてくると、それぞれ人生のだいぶ違う道を行きながらも、だいぶ参考になる。独身生活に対する風当たりきつくなってきたよな、とか励まし合うことも含めて。

確かにちょっと広く告知して、久々に会う機会を設けるのは悪くない話だ。


デザートは豆腐ティラミス

2008/04/28(月)

構想がなければ、中途半端に休暇があってもそんなには嬉しくない。だからまぁ中途半端なGWに出社するのもそんなに嫌いじゃないが、新幹線の回数券が使えないのは腹が立つ。
というわけで今週もずっと出張先での勤務。いろんな人のチェックを受けて、課題がたくさん出てきた。

ここのところ新宿で外食する機会が増えている。 素晴らしいな、23時を過ぎても1000円以下で食べられるお店にいろんな選択肢があるのは。

2008/04/29(火)

祖母の家にて、一族郎党と会食。ワインがおいしかった。

明日からガソリンが値上がりするというので、久しぶりに満タンにした。
まぁ、平和な休日。

2008/04/30(水)

2008/05/1(木)

自炊していれば、1000円分の食材があれば4、5回分、おいしいものを腹一杯食べられる。
その点外食だとだいぶ割高だ。すぐに1000円以上かかってしまう。毎日の生活にお金をかけていくのも抵抗が大きい。 さらに、今日はこういうものを食べたい気分だなと思ってもお店も少なく、それが叶わない。自分で作ってる時はそんなこと感じないのに、ずいぶん自由が制限されてしまってる。

2008/05/2(金)

新幹線乗って、出張先から戻れば日付が変わってるだろうし、明日も朝日が昇れば出発するだろう。さすがにムーンライト信州には乗れないから、明日も特急だな。JRのお得意様だ。

家には、リュックを取りに帰ってるようなものだ。
連日の出張残業ホテル生活で、疲れてるっていえば疲れてる。が、まぁ半日も経てば回復するだろ。明日の今頃はきっと、天上の世界で寒さと美しさに震えているだろな。

猪瀬 直樹「二宮金次郎はなぜ薪を背負っているか」

なぜ歴史に関心を持つかって、懐古的に昔のことが知りたいからではない。過去の事例を知ることによって、現在の問題の解決を図り、より素晴らしい未来につなげるために、歴史のことを知りたいのだ。

この本は二宮金二郎を題材に、未来に向けて書かれている。歴史の謎本ではなく、少子高齢化でなんとなく行き詰まり感のはびこる現代を分析し、より明るい未来のためには何をすればいいかを過去の事例から説いている。 あの背負子せおった銅像が、迫力のある事業家になっていったとは知らなかった。

そうだ。進取の精神をもって農業に打ち込む。僕自身もそういうのもやってみたいし、確かにいろんな可能性あるだろうな。

こういう人が、ちょっと前まで政府の中枢に、現在は都政の中枢にいる。
自分の同時代人に猪瀬さんがいて、エネルギッシュに著述業をこなしながら行政もやる。すごく安心感がある。歴史に残るような人だと思う。


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