恐ろしく非生産的な週末だった。自室の片付けをしたくらいが唯一の例外で、やろうと思っていたHPの更新もまったく手がつかなかったし、図書館にも行かなかったし、先週無くしたメガネも買いに行かなかった。洗濯すらしなかった。何やってたんだろ。
まぁ、年に一回くらいならこんな日があっても良いが、毎週だと困る。
会社帰りに友人宅へフラッとよる。
子供のころは、他人の家に遊びに行くのなんてアポなしで、ひどく気軽に行っていたはずだ。大人になるとそういう機会は減るが、変に遠慮することは無いよな。
ふらっと気軽に遊びに行くのは、こちらも楽しいし向こうもそれなりに楽しそうだ。僕の家に突然誰かが遊びにくるのも嬉しく思うわけだから、やっぱり遠慮することは無い。
僕の場合は、あえて言えば、もうちょっと掃除している時に来いよとか、言ってくれればまともなおかず準備したのに、って思うこともあるかもしれないが、遊びに来てくれる喜びの方がはるかに大きい。
恋人連れ込んでましたとか、いま間男がいるんです、っていう状況なら遠慮しようと思うが、僕の知人の中にはそういう甲斐性のある人いなさそうだからな。
技術の向上によって、人間の能力は低下していくことがある。携帯電話の普及によって、待ち合わせ時間の管理能力はものすごく低下しているし、パソコンでの文章作成に置き換わっていくことで、久しぶりに手書きで文章書いてみると、漢字がかなりあやふやで、手が止まる。
カーナビの普及によって、地図を見る能力が低下している。この流れは、やがてアウトドアの世界にも広がっていくだろう。
野外では、特に人があまり行かないようなところでは、地図を読み取る能力というのはすごく重要だ。雪山で、大海原で、見知らぬ街で。
目的地にたどり着くためには、どのようなルートをとれば良いか。どのくらい時間がかかるか。
現在、自分はどこにいるか。どちらを目指せば良いか。この道は正しいのか。
計画を立て、周囲の状況から判断する知恵がたくさんある。「地図を読む」というのは、経験を積んで鍛えていく能力だと思う。読図能力、ナビゲーション力などと言われたりする。この能力、身の回りの些細なものから状況を判断するとか、初期計画の重要性とか、示唆することがたくさんあって面白いのだが、携帯型のGPSが普及していったら、必要性が薄くなってきて、習得する人減ってくるのだろうが、そうなったらもったいない。
今日は社外の研修に参加し、コンサルタントの話を聞いた。
こういうのって受講料高いが、それに見合うだけの内容だったと思う。どの会社も、やはり似たようなジレンマの中で仕事しているらしい。
その中で、上記のようなことをちょっと感じた。アウトドアでの判断力は仕事にも通じるなんていう結論、なんだか即物的でつまらないが、似ているとは思う。
帰り道にメガネ購入。
別の研修に参加していて、早く帰宅していた同居人が作った料理。
味噌汁にゴマ油入れすぎたっていう本人の申告どおり、確かに油っこくてラーメンのようだ。まぁ本人がいうほど不味くは無いにしろ、ゴマ油は香り付け程度で十分。
炒め物も油っこい仕上がり。低温で長時間かけて炒めるとこういう結果になるんじゃないかと思ってるが、裏づけはとっていないので正確なところは分からない。が、何しろ炒め物の基本は勢いのはずだ。フライパンに熱貯めて、短い時間でジャジャジャッと。手際と勢いである。油っこくなるのは油の量だけが問題ではないんじゃないかと思う。短時間に味付けもしなきゃいけないから、調味料は準備しておくとか、火が均一に通りやすいように、野菜を適度な大きさにそろえておくとか、そんなところか。
しかしこのように、先に帰ったほうが料理するっていうのは、お互いラクで、良いスタイルだ。
昨日は研修、今日は出張、明日明後日リクルーター、来週月曜はまた宇都宮。
会社の自分の席には、しばらく戻らない。外回りの仕事してる人みたいだ。
今日は残業せずに、帰り道に音骨ライブ行くつもりが、だいぶ遅い時間まで残業してしまう。終電を恐れて、自宅最寄りの駅前のラーメン屋で食事。
そんなに美味いところではなかった。家で作っても良かったかな。
入れかわり立ちかわり、何人もの学生たちに話をする。似たような話を何度もして、頭の中が大変疲れた。繰り返しやればうまくなるかというとそうでも無く、毎回対話形式でやってるから台本が出来るわけでも無い。どの話をどこまでしたか、話をしてる途中で分からなくなる。脳みその普段使って無いところをたくさん使った。
僕の会社のことをすごく良く調べてくる学生がいる一方、就職活動始めたばかりで事情がさっぱり分からない学生もいる。それぞれに対して満足のいく話をしたいとも思う。面倒なのでおざなりの話で済ませてしまいたいとも思う。
が、向こうは将来有望な、真面目な学生(少なくても就職活動の時は)だからなぁ。なるべく誠実に対応したい。
僕の会社は大企業だから、学生たちは会社全体のことを聞いてくる。しかし僕は全部を知っているわけではない。例えば外国旅行に行って、その国の人に「日本の○○はどんな具合だ?」とたずねられても、知らないことは知らない。だが向こうはそういう視点で聞いてくる。
僕にできるのは僕の目から見た、主観的な内容を答えられるだけだが、どの程度正確なのか、彼ら自身にどの程度当てはまるのか、そんなに自信は無い。
しかし自分の普段の生活、そこでどんな目的を持っているか、将来展望は何か、なんてことを他人に説明する機会、それがこんなに関心を持たれる機会なんて滅多にないよなぁ。 なんだかやっぱり手を抜けない感じだ。
小笠原料理屋の隣にあるお店。昔不動産屋の友達に連れられて来たところだが、あれはもう10年近く前になるのか。
海藻を使ったメニューがたくさんある。やっぱり隣の小笠原料理屋よりもメニューが豊富だ。
塩味が強いので、酒がどんどん進む。そういえば前きたときは、夜が白むまで泡盛飲み続けて、生涯最大級の二日酔いになったんだっけ。
今日もリクルーター。ほかの会社何社かとかちあったらしく、昨日の半分くらいの参加者。昨日よりもゆっくり話ができた。
リクルーター二人対学生二人の形式で話をする機会があったが、これがおもしろかった。僕も他の人の話を聞くことができる。同期入社の友人の話は、すごく刺激になる。扱っているものは全然違うが、やっぱり会社の組織の中で似たような経緯をたどっているとも思うし、そんなことが違うのか、とも思ったり。
一人ずつで学生と話すより、深い話になったんじゃないか。
しかし、自分の会社の説明というよりは、技術者という職業の魅力、という内容になってしまった気がする。 実際、技術者は面白い職業だ。うちの会社に来てほしいとはちょっとしか思わないが、彼らにも技術者としての生き方を楽しんでほしいと思う。