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写真展で買い忘れた人、行きそびれた人は今すぐ注文だ。!!
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2008/2/2-3(土日)


いちおう名目としては新年会だが、我が家に皆さん招いて、ごちそう食べましょうという会合。 恐ろしいほどの参加率の高さで、なんと19人が参加することになった。
我が家にそんなに入れるのかとも思うが、まぁ挑戦だ。やってみよう。

そんなにたくさんの人を招くのだから、築地で食材を仕入れよう、ということになる。 あるいは、築地で思いッきり買い物をするために、これだけの人数を呼んだ、という一面も確かにある。

買い物班は朝7時半に集合し、とりあえず知人紹介の定食屋へ。 大山のぶ代に似た声のおばちゃんのお店。


とりあえず買いたいもの
・ブリ でかいの1本
・あん肝 1kgくらい
・カワハギ 5枚くらい
・あとはアドリブで、気にいったものを

まずは知人の顔が利く、場外の店へ行く。
「え、自分でさばくんですか?何もわざわざ」とか言われながら、ブリのでかいやつ購入。わざわざ一匹丸々買うのは、すべての部位を料理したいというあたりが建前で、新調した出刃包丁の力を試したいというのとか、イベント的に面白いとか、まぁ僕はそういう趣味なのだ。キロ1800円だったかな。6.6kgで1万円程度。あん肝もあったので購入。

大物の調達を終え身軽になったからには、やはり場内へ攻め込みたい。
あのアジア的雑踏の中の、動物園のような博物館のような、食べられるたくさんの不思議のショールームへ。

知ってる店があるわけではない。だいたい自分が今どこにいるかも分からないから、購入を決めるのはほんのはずみ、目が合ったとか顔がカワイイとか、まさに一期一会で買い物をすることになる。
たらの白子、かき、ホウボウ、キンメ、タコ、フジツボ、そんなやつらを陣営に加えた。
かわはぎはあんまり置いていない。たまにあってもかなり割高なので、ラインナップからはずすことにする。季節は終わってしまったのかもしれない。

しかし19人分の胃袋と財布をバックにつけていることはなんと心強いことか。基本的に、キロで買える。場内だって小売りはしてくれるけど、そういうことを気にせずにドンと買える。数百円の価格差なんて、20で割ってしまえば微々たるもんだ。面白い、おいしそう、欲しい、と感じたら、残すことを恐れずに買える。


さすがに20人分ともなると、一人では手が回らない。かと言って人手かけられるかというと、マンションの台所で快適に作業できるのはせいぜい二人まで。単純作業なら他人に頼めるが、指示を伝える前に自分でやったほうが早い、というものも多い。 しかしうまくしたもので、20人も客がいれば必ず有能なサポート役が出てくるものだ。今回は食通のN総裁がバックアップをしてくれ、大変に心強かった。僕のてきとーさが売りの料理と、彼の正式な知識を元にした料理と、両方出てきて幅が広がったのでは。


ホウボウ。腹の中には卵と肝。
胃袋の中からエビさんたち。エビはさすがに食わなかったが、食えるんだろうか。 などを準備し、その他、持ち込んでもらったものとして、

いくつか準備したけど出し忘れた品もあった。 50品くらい作るつもりでいたが、本当にそれくらい作ったかもしれない。

お酒のほうのラインナップもすごい。旅好き、酒好きの皆さんが、各地で見つけてきた日本酒、焼酎なんかをたくさん持ってきてくれた。テーブルの上にニョキニョキと1升瓶が乱立していて、幸せな感じだ。

メインとして据えていたのは、ブリの刺し身と三浦の生ワカメ。

ブリはやっぱり、すごく脂がのっている。卵持っていたからメスだ。

生ワカメ。これもやっぱりメインだ。昨年三浦半島の朝市で見つけ、感動したものを今回の看板の一つに据えた。築地でも見つけるのが大変そうだったので、ネットで見つけておとりよせ。
そのへんで「生ワカメ」と呼ばれているものは、多分本当の意味での生ではない。乾燥させていないのだろうが、ゆがいて塩づけにしているのだと思う。この三浦の生ワカメは、本当に海からとってきただけの状態。これを、お湯にくぐらす。すると黒ずんだ海草が、一瞬のうちに鮮やかな緑に変わる。それをそのままほおばれば、海の香りが広がる。余計な手を加える必要は無い。 やっぱり皆驚いてくれたと思うが、もしかしたら酒を飲んでいないときに味わったほうが、その香りを楽しめたのかもしれない。 しかし、今回の料理は、どれもレベルが高かったと思う。N総裁が丁寧に下処理してくれたあん肝の酒蒸し。そこらへんのお店よりもちゃんと処理してるみたいで、臭みがまったくない。そんなものばっかりだから、毛蟹でさえどちらかというと脇役だ。
それぞれ豪華過ぎちゃって、一品一品を楽しむにはもうちょっと箸休めがあっても良かったか。 あるいはちゃんと、全員に腹一杯行き届いていたか、とも心配している。

19人、仲良しグループもあったり初対面もあったり。
わざわざ自分から、人間関係を閉鎖的にすることはないと思っている。ので、こういう場ではある程度初対面の組合わせができるようにしたい。自分自身を軸として、人間関係をかき回すような行動、しばらく前から意識的にそんなことをたまにやってるが、今回はけっこうそういう場に出来たんじゃないかと思う。

20人規模の宴会をすべて企画し、実行するのは、あまり日常的な行為ではない。
もう2度とできないかもしれないと思う。同時に、1回やってしまったら2回目以降はもっと簡単にできるかもしれないと思う。 まぁとにかく、今回はこういうコンセプトでこういうメンバーでやって、大変に良かったと思う。

●生ワカメの入手先→三崎まるいち


目を覚ませば外は雪。こんな日は何をするか。
昨夜は結局だらだらと、3時だか4時だかまで飲んでいた。体力の続く限り宴会を続けられるというのは、自分の家で開催する大きなメリットだ。

宿泊者は4人。目を覚ませば、昨日の残りを朝飯にすれば良い。
何しろ外は雪。目の前にまだ鍋はある。ワカメもある。体の中のアルコールは抜けきっていない。 火を囲んで、だらだらと、だらだらと、だらだらと、とりとめのない会話を続けた。 宿泊者たちは、お互いけっこう面識の薄いメンバーだった気もする。そういうのも楽しい。

僕の週末というと、48時間一人で歩き続け、写真とって日記書いて、というものが多い。 そういうものでなく、24時間宴会を続けてダラダラお話を続ける、そんな過ごし方だってあるわけだ。

結局最後の客たちが帰ったのは夕方5時ごろ。本当に24時間宴会してたわけだ。
終了後、片付けもせずにしばらく呆ける。


宴のあと。

2008/2/4(月)

週末の宴会。実は、結構食材が残っていることに気付いた。
あ、これも出さなかった、そういえばこれも、というように。 まぁさすがに20人飲み会は完全にコントロールできてない。

傷みやすい食材が多い。早く食べなくては。

2008/2/6(水)

家と会社近辺を行ったり来たりして、会社の近くの豚料理屋で焼酎を飲む。
これで写真展で買って頂いた作品を概ね渡すことができた。

2008/2/7(木)

今週の宇都宮宿泊は1泊。

ホテルでぼーっとするよりも会社で仕事していたほうが面白いし、遅くまで働くのは構わないのだが、22時を過ぎると晩飯を食える店が少なくなる。仕方がないので飲み屋街方面へ行くが、呼び込みの兄ちゃんがうるさく、疲れる。

で、やっぱりギョウザ。呼び込みの兄ちゃんのお奨めに従って入った、「イキイキ」という店
夜遊びの締めとしておっさんたちが酔っぱらって騒いでいる、やや古い店だが、今まで入った3軒の中で一番気に入った。
餃子の種類が多い。何だか400種類ほどあるらしい。 観光地然としていなくて、手作りの家庭料理みたいな雰囲気。僕が餃子を作るのならばこういうものを目指すんじゃないか、というところ。ギョウザっていろんな可能性あると思うが、宇都宮ギョウザって言ってもどこかで見たことあるような普通の焼きギョウザばかりじゃないか。(もちろん普通の焼きギョウザも旨いが)
そうではない店も見つかった。

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