日本の空気は潤いが有る。思ったほど寒くない。
久々に自分の家に戻ると、住人が一人増えていた。
今晩は、家購入おめでとう&帰国おつかれさま&新住民ようこそ&近所のスーパー新装開店半額だぜ、ってことで、刺し身を買ってきた。カツオには大根おろしとにら、ゴマ油と酢醤油を。
酒も解禁。
旅行中はずいぶん時間できるかなと思っていたが、実際はまったくそうでは無かった。頭の中は完全にオーストラリアでのことになって、本来の生活のことはほとんど思い出さなかった。久しぶりに使った英語も、思ったより戦力として役立ったが、ずいぶん集中して使っていたのだろう。挨拶なんかは英語が先に出てしまいそうだったが、1日たてばすぐに戻る。(頭が日本語に戻ると挨拶しなくなる。オーストラリアでは、誰彼かまわず挨拶するが)
オーストラリア旅行でできなかったこと。
床屋に行こうと思っていたが出来なかった。
だいぶ髪伸びたし、良い機会だから外国で切ってみようかなと思っていたが。田舎の村の大雑把で陽気なおっちゃんに切ってもらおうなどと夢想していたが、エアーズロックリゾート内の床屋も、アリススプリングスのショッピングモールの床屋も普通にオシャレな感じで、僕にはちょっと敷居が高い。
お土産買えなかった。慌てて空港の免税店で買った職場向けのお菓子が唯一の例外。
土産買うほどの時間が無かったというのも事実ではあるが、はんだを探しまわる時間はあったわけだからな。はんだも買えなかったが。
まぁ時間がないなんて言い訳に過ぎない。あらゆる場合において。優先度の問題だ。無いのは意志と能力とめぐりあわせだ。
アウトバックにはお店自体少ない。雑貨屋の端で特に質がいいとも思えないような土産や、本当に観光客向きで値がはるようなものとか、そんなようなものは見かけたが買う気は起きなかった。
今考えるとスーパーで買い物している間際にちょっと探すとかすれば良かったんだが。
土産ってもらえればとりあえず嬉しいだろうし、良い文化だと思うが、結局今回は優先度かなり低かったんだろう。
良い後輩かどうかを分ける基準を、米を呉れるかどうかということに置くとすれば、僕の後輩は間違い無く良い後輩だ。彼の地元の米だそうだ。おまけに酒まで呉れた。
今度魚でも釣って持っていかなくちゃな。
最近フライパンのコンディションが良くない。確か洗剤で洗わないほうが良いんじゃなかったっけ?
油をすわせるために揚げものにした。
友人がやってくる週末の夜は、鍋物などいかがかと。
いつだったか同居人がすきやきすきやきとつぶやいていたので、たまには採用してやるか。
肉はもちろんオージービーフ。先週行ってきたからな。 鍋物って自分のペースで食べるというより、できあがっていくペースで食べるわけだから忙しい。
仕事帰りの友人はだいぶ遅くやってきたので、必然的に夕食の時間も長くなる。
日本酒をたくさん飲んだ。