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2007/7/7(土)

伊豆稲取でのマウンテンバイクのレース、スバルカップへの参加はこれで3度目になる。
4時間耐久エンデューロにエントリー。4時間耐久って言っても、4人チームのリレーなので(一人チーム、二人チームもまれにいるが)、実際には15分走って、45分休むというようなペース。 その間はのんびりとおしゃべりしながら待っている、牧歌的側面を持つレースである。

会社の自転車仲間に誘われたのだが、仲間って言っても皆10歳以上離れている。社内の肩がきでも僕よりずいぶん偉い人たちだ。そんな人たちと同じ趣味で楽しめるというのも良いものだ。
こちらは若さ分くらいは体力あるから、こういう場ではそれほど引け目感じないし、皆ずいぶんと良い人たちだ。浜ちゃんスーさんってほどではないにしろ、「そのディスクブレーキ格好良いですねぇ」なんて言いながらあまり気を使わずに和気あいあいと楽しめる。

リレー形式っていうのもなかなか良く、勝負よりも安全に楽しくいきましょう、っていう感じになる。
レースと名が付くのなら、手抜くわけにはいかない。が、やっぱり全力出すのは辛いし疲れるし危険も犯すし、自分の無力さを知ることになってしまう。逆に、何の名目も無ければ、皆で一緒に自転車漕ぐ、って感じにはなりにくい。

リレーならば、責任が分散される。自分が満足できる程度に頑張れれば、それでいい。
いや本当にに優勝目指すようなチームならばそうもいかないだろうし、実際にそういうチームも参加しているのだろうけど、我々は楽しむことと交流することが目的のチームだ。けっこうどんなタイプのチームでも参加できるような雰囲気は良いと思う。

若い順に走れということで、僕は第一走者。
予想はしていたが、一番最初はやっぱり恐い。参加者のレベルは様々で、速い人はとても速いし、遅い人は遅い。色々な大きさの粒が入ったビンのように、時間が立つにつれ速い人は前へ、遅い人は後ろへ行くが、スタート直後はそれが一かたまりに混ざった状態だ。自転車同士の間隔も狭い。前に遅い人はいるし、後ろから抜いていく人も居るし、ぶつかりそうになる。

コースのコンディションは最悪。毎年この梅雨の時期にやるので、毎年雨が降ったり止んだり。
今年は午前中はずっと雨が降っており、コースじゅうに水たまりと泥。前走者の後輪から、泥の機関銃が飛んでくる。下り坂でスピードでて、その先の水たまりにつっこみ、ハンドルをとられる。 自転車同士の間隔がまだ離れていないので、そうなると大変恐い。

実は僕の自転車は、こういうレース向きではない。キャンプ用に特化したタイプで、荷物をつんで長距離を移動することが目的だ。ロードレーサーともマウンテンバイクとも言えない、クロスバイクともちょっと違う、中途半端なやつだ。平地も悪路もそれなりには走ることは可能だが、ロードレーサーよりもだいぶ重量があるし、マウンテンバイクよりも小回りが利かない。ドロップハンドル(羊の角みたいなハンドル)で出ているのは、僕くらいのもんだ。 それに加え、整備不足。日常生活でもけっこう距離をこいでいるので、いろいろなところが傷んできている。簡単なところはレース前に整備したが、十分ではない。

毎日こいでいるだけあって、動力である僕の足はそれなりの性能のようだ。上はいくらでもいるだろうけど、半分よりは速そうだ。が、ハンドル利かない、コースが狭い、隙間が狭い、などの理由で、なかなか前の自転車を抜くことが出来ない。そのうえチェーンにトラブルが発生し、大幅に時間ロス。
不満の大きな一周目だった。

2周目以降は間隔も広がり、だいぶ走りやすくなる。皆が分相応の位置につき、抜いたり抜かれたりが少なくなる。僕はチームの中では速いほうなので、周囲はだいたい僕より遅い。抜く一方の展開になって、気持ちいい。
ただやっぱり過酷なレースで、(無理するからだろうか)登り坂ではスリップするし、田んぼのような路面はハンドルを奪う。チェーンに泥は詰まりボルトは抜け、、ギヤが変わらなくなる。こうなっては最後の一番きつい登り坂は無理だ。押して歩くことを余儀なくされる。


自転車の土偶ができあがる

けっきょく僕は4周で、他の人は3周ずつ走った。いつもは4人が各自4周くらいのペースなのだが、やはり今年はペースが遅い。
結果についてはそれほど関心が無い。まんなかくらいなのだろうか。

しかし日常の足として使っている自転車でハレの舞台に出るっていうのも、少し考えものだぞ。 オフロードでも走れるように色々変え、泥も浴びてギヤも壊れたので、きちんとまた整備しないと明日から生活が困ってしまう。

ともあれ、今回もお疲れ様でした。次回もよろしく、って感じに終了。

東伊豆には3つほど、海際の露天風呂がある。 その中の一つ、北川温泉の黒根岩風呂へ行った。

この近くにある赤沢日帰り温泉、毎年レースの帰りに行っていたのだが、そことはコンセプトがだいぶ違う。 無論、この高磯の湯の野趣のほうが僕の好みだ。赤沢温泉のほうは、僕の繊細な肌には清潔すぎるのか塩泉がだめなのか石鹸が強いのか、次の日なんかが辛いんだよな。

高磯の湯は、レディースタイムを除いて混浴になっている。宿泊者以外は600円、駐車場も問題ない。 女性も割と普通に入ってくるので、少し驚いた。

思ったよりも早く着いたので、家で作った。

2007/7/8(日)

一族での会合。僕が料理を作ることになった。
いろいろバタバタして不満が残るが、話のネタとしては良かろ。 漁師料理的だとの評を頂いたが、昨日伊豆で食材調達したことと僕の好みを考えれば、妥当な評だといえる。

食材がたくさんあまった。明日から大変だ。

2007/7/11(水)

食材を使い切ろう、ということ以外に何も考えない料理。
あしたばもスペアリブも油揚げも、一緒に煮てしまえ。インド人の作り出した、ゼロの概念に並ぶ偉大な発明品、カレーで味付けだ!

折り紙でかえるの作り方を習った。
子供の歓心を引き、異国で一人困ったときにも存在感を発揮する、日本の伝統芸能折り紙。ひとつくらいは技もっておいたほうが人生に役立つはずだ。

2007/7/12(木)

完璧ではないが、何とかひととおり痛みそうな食材は使えた。
旅支度も完璧ではないが、まぁ何とかなるだろう。台風来てるけど、それを肴に酒呑むか。

というわけで明日から五島へ。

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