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2007/6/9(土)

僕にとっては行動するか否か、前進したか否かが週末の一つの評価基準なので、その意味ではまったく何もしなかった。が、よく人に合い、それぞれそれなりに深い印象を浮けたのではないかと思う。

久しぶりに来る友人からの連絡は、だいたい訃報であることが多い。それぞれお互い懐かしい気持ち、またあいたいという意志は有れど、実際には面倒くさい。面倒くささってたいしたことはないはずなのだけど、実際には他人が死ぬほどの事情でなければ、越えようとしない程度の面倒くささだ。

というわけで中学時代にお世話になった先生、半年ほどサッカー部の顧問をやっていた方の訃報を聞いた。学校の名物先生、熱血先生という方だ。義理もあるし、当時はずいぶんと可愛がってくれた先生だ。
そりゃ行かねばなるまい。あるいは、卒業以来会っていなかった、他の先生や同級生たちにも会えるかもしれない。もしかしたらそれが本音なのかもしれないが、弔問客がそういう気持ちを持っても、故人はかえって喜ぶのではないかと思う。

ものすごい数の弔問客。1000人は軽く越えているだろう。彼の教師生活のキャリアの中で、僕は多分初めのほうに教わったので、周りは若者や子供ばかりだ。

卒業以来、ほとんど音沙汰が無かったので、ショックや悲しみは感じない。(事情もよく分からないし) まだずいぶん若いのに、あんな幼な子を残して大変だ、とは思うものの、素晴らしい人生だったのだろうと思う。あの情熱と人柄はきっと変わらなかったはずで、その証拠にこれだけの生徒に慕われている。
教師という職業も、やっぱりたいしたものだ。普通、これだけの人に送られていくというのは無いだろう。社長とか政治家ならば弔問客多いかもしれないが、それは利害関係があるからな。直接のつきあいでこれだけ人が来るのは、教師という職業の素晴らしさと、彼自身が本当にそういう人生をまっとうしたからだ。

同級生や当時お世話になった先生など、旧知の人々に会う。
その際、たいてい向こうから声をかけられる。僕の外観はほとんど変わっていないらしい。 しかし特に相手が女の子だったりすると、一目見ただけでは誰だか分からないことが多い。僕は記憶力はれほど悪くないはずで、親交が薄かった人でも忘れてはいない。が、顔を認識する能力は低いほうだと思う。「久しぶり」とか何とか言ってしばらく話しているうちにようやく「あ、これはなにがしさんだ」と気付くことが多い。

というわけで久しぶりに僕と話す場合は、挨拶だけで終わらせないでくれ。短い時間だと、別れたあとに誰だか気付き、もうちょっと色々話したいことあったのに、という事態に陥ってしまう可能性がある。

2007/6/10(日)

久しぶりに実家に泊まる。昼食時に、母の親友だった方が遊びにきてくれた。

母の若いころの話を色々と聞いた。返還前の与那国に行った話だとか。
在りし日の母を知る人は、皆随分と彼女のことを褒めてくれる。息子から見たら母は単に母で、心配性だったなぁとかおっちょこちょいだったなぁという印象ばかり強いが、皆が褒めてくれた点も確かに、改めて考えると納得できる点も多い。
母はちょっと慌て者ではあったが、周囲の人には大変変恵まれ、良い人生であったということには、疑問の余地もなくそう思う。

今年の夏の旅行打ち合わせ飲み会は、予想通り、重要なことは特に決まらずに酔っぱらって終了。
決めておかなければ困ることなんてほとんど無いことは確認できた。

2007/6/12(火)


かなり菜食主義者的な夕餉。夏らしく、ワインに合うようなつまみを簡単に。
アボガドのグラタンらしきものは、ずいぶんとおいしかった。アボガドは生食だけでなく、加熱して乳製品絡めるのも良い選択だ。

2007/6/14(木)

遅めの帰宅。同居人が晩飯作っていた。

僕も多分その一人なのだが、技術者ってやっぱり頑固だ。
それがある程度必要なのだから仕方がない。自分が納得できるまでとことん考えるというのが必要であり、納得すればそう簡単に自説は曲げない。

その姿勢でよいのだろうけど、何だか大して差がないことまで大激論してしまうことがある。 あまり自説に固辞しすぎるのも良くないな。細かい違いを議論して疲労していないで、さっさと前に進みたいところだ。

2007/6/15(金)


帰りが遅くなったのでさっさと飯を作りたいが、予想どおり同居人たちはご飯は炊いていないようだ。
そんなときのおこげ料理。揚げたり炒めたりとろみつけたり、手数はかかる。が、揚げる時間は短い。
八角を軸にしていろいろ調味料を混ぜた。八角はほんの一かけらなのに、やっぱり味を支配する。すごいなぁ。

明らかに出会い系迷惑メールでも勧誘系メールではないまっとうなメールが、見知らぬ女の子からメールが来るというのは、僕にとっては道行く犬が口きいたとか、スーパーで買ってきたトマトが突然丁寧な挨拶してくるとか、そのくらいのレベルのびっくりイベントだ。

だがまぁそれなりに、普通にメール交換をしている。(少なくても僕は普通にやっていると思っている)
ということは、ある日突然人語を解す犬や宇宙人や非生命体が僕の前に現れても、びっくりしつつもそれなりにコミュニケーションがとれるのかもしれない。

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