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2007/4/21(土)

カヤック用のシーアンカーを自作した。ここのページに載っていたやつを参考にして。機能的かつシンプルな構造で、おそろしく簡単に安く作れた。
シーアンカーって言っても何のことだか分からん人が多いだろうが、カヤックで沖に出たときに、風に流されないようにする抵抗物のことである。潮には流されるが、船はふつう風に流される量のほうが大きい。

これで釣りするときとか、カヤックから降りてシュノーケリングするときとかも安心だ。

春菊とひきにく、というキーワードで思いついた料理。イメージどおりでおいしく出来た。
1.ひきにく+玉ねぎみじん切り+豆腐少々+春菊の茎の部分をこねてベースを作る。下味は、うどんつゆ+みりん+ゆずこしょう。
2.ハンバーグっぽく形づくったものを、春菊の葉っぱで巻く。
3.魚焼き機で両面焼いてできあがり。春菊が焦げてみてくれが悪いが、香ばしい。

何だかまた同居人が無謀な登山計画建てていたので、詰問した。他人への説教に時間使っても面白くないのだが。

「預言者ピッピ1」地下沢中也

大変だ大変だ。
ついに、「預言者ピッピ」が単行本化される。ちゃんとISBNコードもついて、発売日も決まってる!

もう何年まっただろう。第1話が掲載されたのは多分10年位前、そこから半年に1話ずつ連載されて、物語の風呂敷がどんどん広がっていき、3,4年ほど前から雑誌が出なくなってきた。3、4前に出たその雑誌には、「預言者ピッピ、大幅な加筆をして近日単行本化!」みたいなことが書かれたまま、もう何年経ったか分からない。あれだけ煽っていて、この先どうなるのだろうというところで止まったまま。
1というからには、2も出るのだろう。また何年先か分からないが。雑誌のほうは期待ができないから、書き下ろしで完結まで書いてくれないかな。何しろ、掲載していた雑誌はすべて買いなおしてしまったからな。

とにかく、これであのリリカルでシニカルで骨太なSFを、一冊の本で読むことができるし、多くの人に読んでもらえる。

掲載していた雑誌は、「コミックキュー」という伝説化されつつある、というよりも忘れつつあるかもしれない、先鋭的なマンガ。そのときに最も勢いのある作家と、数年後に最も勢いが出てくる作家が沢山描いていた、誰かの趣味でやっているようなすごい雑誌。こちらも最新刊が待ち遠しい。
いや最後に出たのは4年以上前な気がする。確かまだ学生だったぞ。

2007/4/22(日)

写真整理をしていたら、昔作ったTシャツの原案の下書きファイルが発掘された。9.11のテロのときの「Q33NY」というのと岡崎京子のマンガの一節、「惨劇は突然起きるわけではない」というのを組み合わせたもの。
それをきっかけに、都市伝説についてくだらぬネットサーフィンにはまって、時間がずいぶんなくなった。いかんなぁ。

全同居人+客の4人。にぎやかな食卓になった。
何だか我が家は色んなお客さんが掃除をしに来る、不思議な家だ。

2007/4/24(火)

ジンギスカンといえど、普通にフライパンで炒めると野菜炒めと区別するのが難しい。
まぁとにかく、安くておいしくて、嬉しい。

先日のTシャツ原案について補足すると、「Q33NY」というのは、ツインタワーの住所だか飛行機のフライトナンバーだかという話で、これをワードなどで「Wingdings」というフォントで表示させると衝撃的な絵柄が出てくるというもの。まぁ都市伝説のたぐいのようだが、そいういうもの特有の正体の見えないような怖さを持っている。
これに、「リバーズエッジ」に出ていた一節とからめようと思っていたが、何だか世界平和を訴える反体制のロッカーのようだなと思って、完成はさせなかった。
数年前の僕は割と多感な青年だったのだな、と思った。

惨劇はとつぜん
起きる訳ではない
そんなことがある訳がない
それは実は
ゆっくりと徐々に
用意されている
進行している
アホな日常
たいくつな毎日の
さなかに
それは―
そしてそれは風船が
ぱちんとはじけるように
起こる
ぱちんとはじけるように
起こるのだ

というのが全文。テロが起こったとき、この文言を思い出した。これに、desire,prejudice,discriminate segregate,exclusion,vanity とかの言葉を組み合わせようと思ったが、Tシャツとして普段着るにも不穏な感じだし、「Q33NY」っていうあだ名で呼ばれてしまっても困る。かといってお蔵入りさせるのも惜しいので、この場で公開。

2007/4/25(水)

アボガドすりつぶして、お酢と醤油入れて、生姜入れてわけぎいれて生卵入れておろしニンニク入れたのを混ぜて作ったソース。
かつをにかけて結構うまい。

2007/4/26(木)

味噌汁はできた。納豆が残っているからごはんにかけよう。ショウロンポウも食べたい。
さてあともう一品、何を作ろうか。迷ったままジャガイモ切って挽肉解凍して適当に作った煮物に、卵とチーズと塩コショウで味付け。
迷ったまま何となく完成。こういうものを作ろうと思ったわけではないのだが、まぁ良いんでないの?という出来具合。

2007/4/27(金)

世の中様々なところに強敵がいるもので、身近なところにも潜んでいて足元をすくわれかねない。
先日秩父に行ったときに、農家の無人販売で買ってきた胡桃100円分。これを喰らおうと思い、まずは手近のハサミや工具で攻撃を開始するものの、文字通り歯が立たない。なんとか部分的に破壊が成功しても、中のおいしい部分を取り出すことが出来ない。

駄目だ。我が技術力では太刀打ちできない。こんなときに我々現代人は、おばあちゃんの知恵ではなくてグーグルに頼る。
調べてみると、ネズミは歯で開けられるらしい。すごいぞネズミ。ネズミ様ほどの能力を持たない我々人間様は、歯の変わりに火を使う。フライパンで炒ると開けやすいらしい。

確かに開くようになった。確立は低いが、パカッときれいに割れるやつもあった。とはいえ、それでも胡桃はかなり手ごわい強敵で、楽に開けられるわけではない。途中から実行部隊に任じた我が同居人の報告によると、ハンマーなどの衝撃が有効だったが、殻を壊すのと中身を取り出すのはまた別の問題だ、とのこと。
胡桃は強かった。強力なライバルの出現を認めなければいけない。

で、その苦労して手に入れた胡桃のカケラは、アボガドソースに入れた。アボガドつぶしたやつにドレッシングやらワインやら混ぜたもののアクセントとして。これを鶏肉焼いたやつにぶっかけて、おいしかった。

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