花は盛期、青空に始まり暖かい雨に終わるという、まさしく春まっさかりという土曜日。
某大手メーカー登山部の秩父ハイキングに参加した。あだたら山へ連れていってくれた友人が部長をやっていた関係で、部外者ながら誘ってもらった。
回ったのは、何ヶ所かのお寺。札所巡りだ。四国ほどメジャーではないにしろ、秩父の札所巡りもそれなりに有名なようで、この日も白装束を身にまとったバスツアーの一団に遭遇した。(バスでもご利益あるのか?)
数年前の自転車旅行でも思ったが、秩父は東京に最も近い、東京圏ではない独立した街だと思う。 100年前はただの原っぱだった関東平野の大部分と違い、数千年前から豊かな街として暮らしていたんだろうなぁという証拠がいろんなところにある、気がする。古民家に建つ蔵だとか、盆地を囲む山の景色だとか、まさに盛り、作りものの如く咲き誇る梅や桜だとかにそんなことを感じる。
数年前の自転車旅行の最初の野営地、羊山公園で弁当を広げた。
昨日は特に準備せず、乗換駅で買った弁当を持ってきた。
他の皆さんはけっこう凝ったつまみなんかを持ってきていたので負けた気分だ。漬物の一つでも持ってくるべきだった。
現在日本で元気なのは中高年、今回も中年組は巡礼を続けるが、我々若者組は温泉へ目指してそこで合流予定。のつもりだったが、途中の小学校にてブランコ発見。
やる。
何年ぶりだろうか。20年近いのではないだろうか。忘れていたこのスピード感。
子供のころに比べて増加した体重が、ブランコの迫力を増大させる。こんなにスリルあるものが身近に会ったのか。
小学校にあるのはブランコだけではない。うんてい、のぼり棒、鉄棒、その他アスレチックもある。 それぞれ挑戦したが、これが手強い。
特にうんてい。当時は2段抜かしなんてそれほど難しくなかったはずだが、現在の体重70kgでぶら下がると、次のバーがはるか遠くにある。足がつかないように膝を曲げてぶら下がっているので、下半身の反動を使えない不利はある。 しかし体重はだいぶ増えたが、腕力、握力はそこまで増えていない。ぶら下がるだけで精一杯だ。
そして鉄棒。小学校卒業以来になる逆上がり。
一応なんとかできたのでとりあえず合格だが、頭に血が上って視野に変なものが飛んでいる。
もう何だか負け試合のあとのような気分だ。普段使わない色んな筋肉を使った。岩登りだのカヤックだの言わずとも、すぐ近くに課題がある。もっと精進しなければ。
床屋、選挙にいった。
同居人のうちの一人がブログつけ始めた。今週は山行ったようで、いなごはその土産。
利尻、三宅島、石垣、屋久島など、島にある山の紹介。海に囲まれ、自然いっぱいの土地の中の、さらに人の生活の場から最も遠いところにある山の紹介ならば、自然の美しさや景色、島旅の良さを書いたものだろうという予想は裏切られる。
そういうものも書かれているが、全般的に多いのは島の美しさが公共事業によって破壊されつつある、という描写だ。僕もこれらのうちの一部には行ったことがあるが、僕の実感とも一致する。というか、誰が見ても明らかに愚かな工事は、けっこういろんなところで行われている。何の必要もない、どころかかえってこれまでの自然のバランスを崩すような治水工事、自然の景観を崩すやけに立派な道路なんかは島など地方へ行くとよく見る。お金を流すために工事をすること自体が必要で、そのために意外とはかない島の自然を破壊する。
それを指図しているのはどこかの政治屋さんなんだろうが、そういう構造を許してきたのは政治に無関心な我々都会のサラリーマンなんじゃないだろうか。
無駄な公共事業を止めてもらうには何をした良いのか具体的には分からぬが、とりあえずもうちょっと関心もって、選挙くらい行ったほうが良いと思う。大人なんだから。
アスパラガスに味噌塗りたくって魚焼きグリルで焼いたら割とうまかった。
サバの白子、たっぷり入って駅前のスーパーで100円。
こんなにおいしいものがこんなに安いのは、皆使い方知らないのだろう。食材の価格というのはおいしさに決まるのではなくて、需要と供給のバランスで決まる。サバの切り身は皆が買うが、白子は残る。供給があるが誰も買わない白子は、安くなる。
で、皆の買わないサバの白子はどうすれば良いかというと、とりあえずグラタンはいけるはずだ。
牛乳、小麦粉、塩コショウに白子入れてマカロニ入れて、じゃがいもアボガドぶなしめじなんかの適当な野菜入れて、チーズかけてオーブンレンジで10分強。
イメージどおりで素晴らしい。
昨日、今日と、同じ部署の人たちと泊りがけで会議。そういう経験は初めてだったのでそれなりに新鮮だった。何を話し合うのか戸惑うこともあったが、いろんな立場の人のいろんな考え方が聞けた。
やっぱり皆分析的な人が集まっている。で、やっぱり皆優秀な人が多いとも思うのだが、優秀な人が努力したって、仕事がうまく進むとは限らないという事実は興味深かった。