構想として、ものすごい長時間露光、たとえば夕方7時から早朝の5時まで使うような、写真を撮ろうというのを考えている。一晩で一枚の写真を撮る。
そうなるとやっぱり北極星が見栄えするだろう。その前景はやっぱり富士山か。富士の南の好展望地といえば達磨山。2週前は良く晴れたが、満月だったので長時間露光は無理だった。(ので酒飲んで寝ていた)
で、今週末は月がない。が、土日は崩れるという。金曜の夜ならば、会社を半日休むだけで狙える。 というわけで久しぶりに休暇を取得。13時に会社を出て、昼飯食いながら支度し、高速走って日暮れのころに達磨山のあたりに到着。
うーん。しかしなぁ。天気が良くなかった。
これくらいの空でも気象庁的には晴と呼ぶと思う。が、始終薄雲が消えては現れ、しかもあれほど大きく見えるはずの富士も、モヤモヤした空気に覆われて輪郭すら分からない。2週前の完璧な状態は、やっぱりかなり幸運だったことが確認できる。
長時間露光ができるのは、一晩中雲がないという状態でないと。完璧な空の状態に新月、そして週末のすべての条件をそろえるのは、やっぱり簡単なことじゃない。昨夜の空と月は条件満たしていたと思うが、ずいぶんと会社を休まなければ無理だ。たかが写真一枚のために。
今夜も冬型の気圧配置で太平洋側は晴れるというパターンだから、いけると思ったのだが、やっぱり春になると霞んでくるからなぁ。
天気が悪いし睡眠不足だし、ぼーっと本読んで昼寝した。
同居人がどこからともなく帰ってきた。夕飯食いたいらしい。
買い物行くのも面倒なので、冷蔵庫の中身かき集めて残りもの料理。今日も野菜たくさんの食事。
のりスープには味付けのりたくさん入れて、鶏肉やらにんにくやら。こうなったか、という味になった。
マヨネーズ、ソース、かつおぶしなんかで味付けするのだから、だいたい何入れても似たような味になる。残り物を何でも入れてしまえ。
今日は完璧な茶漬けを作ろうと思い、スーパーでチリ産の鮭を購入。
ごはんをお焦げが大目にできるように炊いて、あとは鮮やかに漬けた奈須と玄米茶。おいしい。
長芋とえりんぎの炒めものにはゆずこしょうの赤。良い組みあわせだと思う。
人参を軽く電子レンジで暖める。適度な大きさに切った長芋、鶏の細切れとともにゴマ油で軽く炒める。そこに水、みりん、うどんつゆなんかを入れて煮る。このあたりまでは確実に日本の居酒屋メニューだったはずが、鷹の爪の代わりに香港土産の「火鍋底料」を一かけら入れた途端、東南アジア屋台街の世界へいざなわれる。
入れすぎが心配だったが、良い感じに仕上がった。
空腹で家に帰る。炊飯は頼んでおいた、煮物は作り置き。10分で支度する。
本を読んでいるうちにいつの間にか眠っている夜が続いている。
塩野七生「ローマ人の物語15」(購入)、浅田哲也「麻雀放浪記2」(同居人所有)、リリー・フランキー「東京タワー」(祖母から借りた)、イタリア料理の本(図書館)をそのときの気分にあわせて。
どれも面白い。