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2006/10/14(土)

結婚式呼ばれるのはだいぶ久しぶりだ。2年ぶりくらいか。
スーツ着るのも久しぶりで、探してみると靴が無い。引っ越しの際に捨ててしまったのだろうか。運動靴や登山靴、漁サンの他にはカビの生えた汚いやつしかない。

僕にとっては何だかやっぱり縁の無い青山界隈にて、パーティー形式の2次会。久しぶりに高校時代の仲間に会う。懐かしい面面。だが卒業して10年も経つと、ある程度顔を出すメンバーが固定してきてしまう。もっと久しぶりになる何人かに会えると思ってのだが、そこは残念だった。

中国の古典で、「あなたとは苦しみは共有できたが、一緒に楽しさを共有することは出来ない。私たちはそういう間柄だ」というようなことを言って、悲願を達成した後に君主のもとを去る将軍だか宰相だかの話があるが、そんなことを思い出してしまう。

当時は年間で多分350日くらい顔を合わせていた。多分人生で一番辛い時間(少なくても肉体的には)を共有してきた。お互いどの程度強くてどの程度弱いかは、頭だけでなく体の感覚として知り尽くしている。気が合うとか気に食わないとかそういう感情を越えて、仲間だと認めとめるしかない、そんな間柄だったと思う。

それぞれ別の人生を行くようになるのは当然なことだが、もうちょっと連絡とりあっても良いのではないかと思う。皆いいやつなのだから。

 

2006/10/15(日)

昨日は呑みすぎた。4人でワイン2本開けたが、どうせ僕ばかり呑んでいたのだろう。もうちょっと節約した方が賢い。
ま、山歩けば酒も抜けるだろう。先週一緒に北岳行った人が丹沢登ってるというので、逆コースからたどって合流することにした。

大倉尾根を塔の岳まで。単調な登り、一人で登るので、タイムトライアルくらいしか関心が向きにくい。階段の登りが続くが、標高差の割には短い時間で行ける。 昨年登ったときは、三脚とカメラ食料かついで2時間20分。今回は日帰り荷物で、ちょうど2時間。自宅のドアを出てから、3時間半で着いた。

これは結構嬉しい。冬の日の短い時期でも、昼過ぎに出ても日暮れに間にあう。金曜夜に深酒をして、土曜朝に洗濯して掃除して昼飯食ってからでも、土曜の夜は関東平野の大夜景を見下ろすことができる。 しかし2時間ってかなりきついペースだ。大倉尾根ってたまに走っている人を見かけるが、これ以上早くするには走るしかなさそうだ。

頂上までくると風が強い。人は多いが、友人はまだ来ていないだろう。メールを入れてみるが、もしかしたら電波が入らないのかもしれない。
もう少し進んで、新大日のあたりで昼寝してようと表尾根を行くと、途中でバッタリ。行き違わなくて良かった。

友人は山頂でパスタを取り出し、気合の入った料理を始めた。
牛乳、生クリームをベースに、イカの塩辛を使う。ウニの代わりになるらしい。意表をつかれるが、確かに臓物系の濃厚なやつは、洋風にクリーミィな味付けが良く似合う。おいしかった。

食事が終わると山頂は人気がなくなっている。
あ、もう3時だ。黄信号に変わる直前の青、っていうくらいの時間だ。日没前に降りられたが、あと30分遅れたらちょっと嫌だったな。

温泉行って、お好み焼き食って帰宅。
旅先で知り合った友人は、毎回毎回色んな人を連れてくる。今日も富士の樹海まで歩いていった人だとか、砂漠で自転車こいで行きだおれた人だとか、よく話を聞いてみると脱線系の人たち。僕は言葉の通じない国や、政情不安定な国には行ったことがない。彼らに比べれば、かなりまともな部類の人間だと思っている。

 

2006/10/16(月)

今週末のカワハギ釣り計画は、とっても集まりが悪い。誘っても誘っても、打率は1割にもとどかず、がっかりしてしまう。
興味のある方は御一報を。おいしいし楽しいよ。

 

2006/10/17(火)

裁判所 そのうちいれます

ついに僕も前科者の仲間入りだ。
罪状は俗に言う青空駐車。ハクの付き方において、思想犯や10億円脱税、敵対組織のボス暗殺の実行犯などに比べて少しだけ劣る。

午前中、会社を休んで交通裁判所へ。
10分ほど待ち合い室で待ち、警察の取り調べを受ける。
10分ほど待ち、検事の取り調べを受ける。
20分ほど待って、判決を受け取る。予想どおり、罰金5万円。払って終わり。払わない場合は、1日につき5000円換算で留置所。

所要時間約1時間。略式裁判というやつで、罪も認めているし、意外とあっさり終わった。 警察官からも検事からも、意外と愛想良く対応を受けた。
「ここにかかれていることで間違いありませんね。罰金も高いからね。気を付けてね。」という感じ。

ハイおっしゃる通りでございます。5万円は痛い。以後気を付けます。
しばらく時間をおいて出頭を命じられるのは、気を落ち着かせるという目的があるのだろう。 今更無駄に争う気にはならない。

さんまにゆずこしょう。春菊にもゆずこしょう。
煮物の作りおきなどやってしまった。家庭的な前科者である。

 

2006/10/18(水)

新居での生活もだいぶ落ち着いてきたように思う。押入れの中身を整理しきらないまま落ち着いてしまった。そのうちにやるのだろうか。

 

2006/10/19(木)

1日中、数式と格闘。高校生みたいだ。
Sin x + x + 1 =0 の形の方程式が解けなかった。

 

2006/10/20(金)

我々の部署から離れていく人も、入ってくる人もいる。こちらはこちらの人生を過ごしているだけなので気付きにくいが、結構な時間が経っているはずだ。そりゃ出ていく人も入ってくる人もいるだろう。
今日もまた、呑んでも飲まなくても楽しさにおいて大して変わらないような酒までかっこんだように思う。 そりゃ電車の本数も減ってくるはずだ。
とりあえずはこの電車で帰れるようだ。老いも若きも、美しいのもそうでないのも皆一様に、間抜けで平和そうな、トローンとした目つきをしている。多分僕もそういう表情なのだろう。 と、ふらついた足腰で思っていると最寄り駅に着いた。

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