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2006/9/16(土)

引越し

寮を出る。
満了期間は来年の3月だが、今月中に出れば補助金が出るので、そうすることにした。 良いタイミングだったと思う。

会社の寮の生活って、少なくても僕のところは、普通に考えられているようなものとは差があった。 寮生活というと、たぶん「人間関係が濃く、楽しいこともあるがプライベートが守られず、不快なことも多い」というようなものが想像されるのではないかと思う。
でも実際は、もっと静かなものだった。一人で好きなように生活していた。寮の共同設備を使え、非常に快適だった。50人以上入居できるらしいが、友人が何人かいるくらいで、隣の人の顔も知らなかったりする。4月の新入社員が入ってきたときは、彼ら同士は随分と酒呑んで騒いでいるが、僕は入社時は自宅から通っていたので、静かな時しか知らない。

旧居台所

台所もほとんど独占して使えたし、便利なものだった。 寮にいることで金銭的に大きなメリットがあったが、デメリットはほとんど感じなかったな。

風呂

お風呂。これが快適。お湯入れておいてくれるし、洗わなくて良いし。
時間と時期にもよるが、全然混まない。湯舟は独占できる場合がほとんど。旅行に行っても、そんじょ<そこらの大浴場では感動がなくなる。
今後は足延ばせない、泳げないお風呂の毎日になるのは残念。

立地としても、会社は余り近くはないが、横浜がすぐ近くなのは便利だった。人ごみであふれかえった山手線圏内に出る必要が無いのが嬉しい。車でも電車でも(駅は遠いが)自転車でも移動が楽だった。

入社後、研修を終えてから今日までの3年2ヶ月住んだことになる。 当時のあだなから、のちに「ごんずい時代」と呼ばれることになる期間を過ごした。入社前に思い描いてきたことが大体そのようになった、大変楽しい時代だったといえよう。 今後は友人とルームシェア。やっぱりモラトリアムな生活をするので、そんな時代ももうちょっと続くかもしれない。


新居は川の近く。
家を出て道(交通量は多いが)を渡れば、すぐにさんぽ道。のどかなところで、気に入った。 ルームシェアなので、思ったよりも安く、広い。3LDK二人ぐらし。

寮に比べて良いことは、
・友達を呼びやすいこと
・台所がガス、完全に独占できること

立地条件としては、
・沼津、熱海方面:あまり変わらない
・横須賀、城ヶ島方面:あまり変わらない
・甲府、松本方面:ちょっと便利になった
・関越道方面:使用可能になった
・丹沢、奥多摩:近づいた
・横浜、川崎:ちょっと遠くなった
・新宿、池袋:近づいた

というような感じで、遠く行くにはどこ行くにしろそれなりに便利だ。それぞれ別方面へ向かう3本の高速道路が使えるし、電車でも割と良い。会社までも距離は有るがサイクリングロード。だいたい望みどおりの条件がそろった。

風呂
目の前の川
 

2006/9/17(土)

というわけで引っ越し。
引っ越し屋さんは、さすがプロという感じで、こちらがおたおたしているうちにどんどん運ぶ。寮から実家行って、さらに新居行って、となかなか色々あったが、落ち着くべきところに落ち着いた。

僕も同居人も寮ぐらしだったため、自分の家具、特に収納家具なんかををほとんどもったいない。さすがにそれじゃ不便だろと思ったが、探してみると寮の物置や、引っ越ししたての姉から、結構な数の家具をもらうことが出来た。不要な人から必要な人へ、うまいこと渡った例だろう。本棚や机など、運んで並べてみると随分と役に立ちそうだ。実際に並べてみると、随分と広い家だということを実感する。 引っ越しは生涯で3度目だが、自分で場所を決めて、家を決めて、生活を決めていくのは初めての経験だ。ワクワクする。

まだガスも通っていないし、外食にした。駅前の、日本海の魚を出すところで割と気に入った。

今後の生活について話し合う。が、基本的にあまり問題はないだろうということで落ち着く。 今決められないことも多いが、実際に生活しながら、その時はそのときの判断でお互いモラルをもって、ということでほぼ問題ないだろう。おおむね理想的に進んでいると思う。

まだネットを通していない。というわけで「今日のごはん」はしばらくアップしにくい状況が続くだろう。 だから今日はテキストのみ。毎日見にこなくても平気だよ。

 

2006/9/18(月)

一通り片付いてきた。部屋の整理なんて好きではなかったが、自分で部屋決めて、生活決めて、という過程の一つの作業となると随分と楽しい。やっぱり寮の一人ぐらしとは違うことが多い。 いざ暮らしてみると、些細な雑貨品の不足に気付く。100円ショップ行って、そんなものを買いそろえて行く作業もまた楽しい。

不足しているものの最大が食卓と椅子。ちょっと落ち着くところがない。
昼過ぎに父と祖母が訪れたときは、キャンプ用の椅子を車から引っ張り出し、段ボールで机作って対応した。
敬老の日なのに、老人から慰問を受けてしまった。


ガスも通ったので初料理。
近所の鶏肉は父の手料理をもらったもの。スープもおいしくいったしサラダも良かった。ワインも安くておいしかった。
まずは台所が稼動し始めた。


台風が過ぎた。
今日はきれいな夕日が見られれるかもしれない、という予感があってカメラを持って出かけた。
 

2006/9/19(火)


新居からの初通勤。自転車で14.5km、台風の過ぎ去った朝の空気があまりにも気持ち良い。 信号が一つだけ、本当にノンストップ。早い。
35分で着いた。平均約25km/h。この数字はやる気やコンディションによって左右されるだろうが、車で一般道を走るならば結構すいているの速度だと思う。
その代わり疲れる。毎日走れば体力つきそうだ。

 

2006/9/20(水)

お腹をすかせて家に帰ると、僕の車に素敵なイヤリングが付いている。
やられた。駐禁とられた。

あぁ、せっかく次でゴールド免許だったのに。先週末、ギリギリで不動産屋が閉まってしまい、契約できなかったことが悔やまれる。こりゃ駐車場の月額の千円二千円を細かく検討している場合ではなかった。 周りの状況から見て、あきらかに長期間とめてある車が多かったから大丈夫だと思ったのだが。

ま、しかたがない。こういうことはさっさと処理して忘れてしまおう。疲れたし腹も減ったが、交番へ出頭。
しかし僕がとられたのは、単なる駐禁ではなく、保管場所がどうのこうのとかいうもので、もっと罰則が重いものらしい。道路を保管場所にするのはけしからん、というもの。いやおっしゃることはもっともですが、畜生、運が悪かった。 さらに腹のたつことに、何だか交番では処理が出来ず、平日の昼間警察署に出頭すべしとのこと。
なんだそれは。善良な市民たる私は、平日の昼間は世のため人のため働いているんだぞ。
あぁ畜生。確かにこちらもミスをしているが、悔しい。

 

2006/9/22(金)

会社休んで役所廻り。旅行以外で有給使うのは不思議な感じだ。
旧住所の役所行って転出届出して、郵便局行って住所変更届出して、自転車屋でメンテナンスに出して、新住所の役所行って転入届だして印鑑登録して、警察行って自動車免許書き換えて、交通指導課に出頭して赤切符もらって(前科者になっちまうらしい)、管理人さんに挨拶に行って、不動産屋行って駐車場契約した。
実家帰って料理作ろうと思ったら非道い渋滞に巻き込まれた。自動車は自転車に比べて遅く、小回りが利かない。

父親の誕生日を祝う。何か料理作ろうと思っていたが、父親が自ら料理した。
ワインをたらふく飲んだ。

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