「デート」の定義に挑戦してみる。
まずは、
若い男女が二人で一緒の時間を過ごす行為。具体的には一緒に食事をとるとか、お茶を喫すとか、花火見に行くとかか?
一緒に時間を過ごすと言っても、商談で一緒に食事をとることもあるだろう。そこにも色々な状況があるだろうが、基本的にデートではないと言ったほうがよさそうだ。
若い男女というとちょっと曖昧だな。「生殖能力のある」という方が正確か。でもそれだと子種なくした人たちが抜けてしまって良くない。 あるいは、ホモ同士でもデートはデートだろうから、男女というのも良くないかもしれない。
もうちょっと具体的に定義するならば、
「性行の可能性を持っている二人組が」
となるだろうか。「前提とする」というほど強くなくても可能性がゼロではない程度ならば、デートと言ってしまえるのではないかと思う。
一緒の時間を過ごすというのもちょっと曖昧かもしれないが、これは大体分かるからこれで良い。
一緒の時間というのは何秒以上か。5分~24時間程度で妥当か?
そうだな。
「性行の可能性を持っている二人組が、一緒の時間を過ごす」
というあたりで大体納得できそうだ。3人で会えばデートではないだろうし、異性としてまったく何の関心も持っていない二人が会っても、デートではない。
さらに突っ込むならば、可能性がゼロではないというのはどういうことなのかを考えると、面倒になってくる。とりあえず別の生き物同士ならば不可能だろうが、親子でも兄妹でも、やる人はやるので不可能とは言えない。グッピーなんか近隣種との間に子供産んだりするが、それはデートなのだろうか。
お互いの精神状態なんかが問題になってくるかもしれないが、そんなあやふやなものを定義に使うと、どうしても曖昧になる。とにかく、あまり深く考えないほうがよさそうだ。
というわけで、デートらしき行為をするのは随分と久しぶりになる。珍しく中止にならなそうだ。
可能性がどうかとかについては、思考を放棄している。
ま、意味の無い議論はさておき、とにかく楽しい一日になったな。こういうことを積み重ねていけば、やがては安田悠のデート嫌いも変わっていくかもしれない。
東京の空とはいえ、夕立が過ぎ去った後の夏の夜はクリアで良いものだと思った。
父と姉とともに、本人不在ながらも母の誕生日を祝った。
大して予定の無い日だから、部屋を片付けて工作を完成させて図書館行ってから実家へ戻ろうと思っていたが、特に何もせず。だらだらした後に家へ帰った。
夏の太陽を無駄にしてはいけない。
数年前の自転車旅行の日記に使った言葉だが、もともとは確か黒田硫黄のマンガに載っていたものだった気がする。
今年の夏は、どうもスカッとした空になりにくい。都会にいても過ごしやすいが、景気の良い暑さがやってこない。
僕にとっては、なんだかずるずると夏を迎えてしまい、気合の入った計画を立てていないので、天候不純の影響は少ない。これも何だか驚くべきことで、
僕が気合の入った計画を立てる→晴れる
計画を立てない→晴れない
というような結果になってしまっている。これまでも、結構こういう傾向だった気がする。なんだか僕の都合にあわせて天候が決まっていくようだが、それでは因果関係が逆だ。たまたまだろう。
とはいえ、9連休もあるのに街で無為に過ごしているのも良くない。海でも山でも、どこかへ行こう。 週間予報を見ると、天候はあまり良くない。が、今日、明日くらいならばそれなりによさそうだ。18きっぷもあるんだ。今日の夏空は無駄にしてしまったが、出発の準備をしよう。明日の太陽は無駄にしない。
というわけで寮に戻り、完成間近で中断していた赤道儀を完成させ(けっこう時間かかった。強度にかなり不安)、荷物をまとめて出発。
日本海側のほうがいくぶん天気が良いようなので、北アルプスは白馬岳を目的地として定める。
夜行で山登りに行くのは初めてだ。
あわてて荷造りして、買ってきた弁当を食う。様々な行き先の終電が次から次へと発車していく。
そういえば、登山らしい登山はずいぶんと久しぶりな気がする。真面目に星の写真を撮りに行くのも随分と久しぶりだ。
やっぱり山の上の世界はすごかった。
森林の空気、百花の繚乱する甘い香。短い夏の閃光のように輝く生命力。はいのぼって囲んでくる雲。ほとばしる雪溶け水。日に照らされた乾いた岩のにおい、稜線上のハイマツの空気。
30分も歩くと、また違った表情を見せてくれる。詳しくは改めて書こうと思っている。
「標高日本一かな?」という足湯につかりながら。白馬鑓温泉、というところ。
そして今回も良い天気だった。この上ない、というほど。
下は曇っていても、山の上は雲の上で星の下。雷が下のほうで光っているのだから世話は無い。
一昨日、昨夜と連続してきちんと睡眠をとっていない。
当初は来た道をそのまま下山するつもりだったが、良く見てみると縦走する時間も何とかなりそうだ。
そのまま戻るのもそれほど楽な道ではないし、様子を見ながら縦走してしまおう、という気になった。
山野井靖史は、睡眠なんてとらなくても24時間くらいは普通に行動できると言っていたし、せっかくだから行ってみよう。
朝、太陽が登った時点で、家に到着するまでの16時間を逆算して計画立てるのだから壮大なものだ。
結局は、行こうと思っていたところすべてに行くことが出来た。山登るならこういう天気だな、というような突きぬける快晴。日に焼けた。
富山の駅弁。
18きっぷで来たので鈍行で帰る。朝6時から午後2時まで、行動8時間。電車は15時から22時半まで、7時間半。 大変疲れたので、駅前でラーメン食って寝た。
自作ポータブル赤道儀。ぶつけ本番で試し撮りしたが、○×で言えば○。一応ちゃんと動作した。計算にミスはなかったようだ。
最初に使った場所の名前をつけようと思っていたので、「白馬一號」とでも命名しよう。
が、まだまだ実用できるほどの完成度ではない。貧弱で使いにくい。アルプスの縦走でも持ち歩ける大きさにはなったのだが。
夏の太陽を、昨日と一昨日に限っては一瞬たりとも無駄にしなかった。その結果、日に焼けた。
今日は体がほてって疲れている。一日中、パンツ一丁でだらだら過ごした。実家に帰ろうかとも、祖母の家へ訪問しようかとも思ったが、昨日の写真の整理をしたり、赤道儀の手直しをしたり、洗濯をしたり、昼寝をしているうちに一日が終わった。
そんなわけなので食材が無い。休み中に食材を残していても傷めてしまうだけなので、だいぶ前から買い物に行っていない。
それでも何とか一食分作れてしまうものだなぁ。缶詰だの干からびた根菜だの使って。
何だか大変のどの渇いた一日だった。昨日から、冷たいものがたくさん飲みたくて仕方が無い。昨日の登山でだいぶ水分失ったのだろう。