久しぶりにサッカー。春の陽気で、運動するには熱いほど。気持ち良かったが筋肉痛になりそうだ。
夕方、池袋へ。孝行時代の、東京へ帰ってきた友人と東京を去る友人と飲む。皆社会的には歳相応の立場となっているが、(特に出世しているほどでもないが)、変わった様子、成長した痕跡はあまり感じられない。それぞれ仕事にはそれなりに適応しているはずなのだが。ま、とにかく大人になるっていうのは予想していたよりもだいぶ楽しい。
その後はサンシャインの上のほうのバーへ。ピアノの生演奏の流れる大人の空間でTPOにあまりそぐわない感じだが、特に気にせずに騒いでいた。
今週は遠出しないので、飲み会の予定を入れる。バイトをしていたときの同僚と久しぶりに会う約束をしていた。が、向こうが風邪のためキャンセルということに。
これで僕の、旅に行けば美しい夕日が見られ、女の子と二人で会う約束があれば不測の事態により流れるという経験則に、また新たな実績が加えられた。状況から判断するに、僕と会うのが嫌になったというよりは本当に風邪を引いた可能性のほうが高い。
この現象は天気を決定する女神様があまりに嫉妬深く僕のことを愛するものだから、僕と会う約束のある女の子に風邪を引かせてしまう、というように説明できる。
実家では母親がだいぶ元気になっていた。夕食にトンカツ食べていかない?と誘われたが、あまり遅く帰るのも嫌だ。横浜戻って買い物へ行った。千葉県産のカツオ、100円引きで380円。
かつお刺し身にして、野菜をたっぷり切って、北海道で買ってきたほたてマヨネーズかけた。うまい。
3回連続でスーツ着て会社へ。外出の予定がなんだかんだしているうちになくなった。無駄スーツだ。
探検ものの古典。実家にあったのを拝借して、昨日から読み始めた。面白いぞ!
筆者は慧海という名から想像付く通り、お坊さん。ずいぶんと徳の高い人だったらしいが、校長先生風ではなく、熱血のキャプテンのほうの人物。世のため人のためにと経典を研究しているうちに色々な疑問点が生じ、「これはぜひとも原典を読まねばシャカムニの説くところはわからん」とチベットを目指す冒険譚。100年前のリアル西遊記だ。
目指すといっても当時のチベットは厳しい鎖国の中。言葉もわからずお金も無い。それでも「修行のため、仏のため」だとか言って、抜け道を調べ、言葉を覚え、山を越えて旅をしていく。ヒマラヤあたりの高原目指しているのだから大変だ。
明治時代の文章に良く見られる、簡潔で格調高くありながら、どこかに長閑さと愛敬のある文体も素敵だ。明るく若々しいよなぁ。
21世紀の若者はだいぶ負けている。いかんな、引きこもっているばかりじゃ。