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2006/2/25(土)

まだまだ寒い日も多いが、春は確実に近づいている。その結果どうなるかというと、天気が不安定になる。
うつり変わる天気予報に対応して、我々の今週末の計画も二転三転。結局は当初の予定どおり、鍋割山へダイヤモンド富士(夕日が富士山頂上の方へ沈む現象)を見に行くことにした。

ほぼ確実だといえる前日の予報では、土曜日は晴、夕方から曇り。日曜は朝から雨。暖かい雨のようなので、鍋割山くらいの標高では雪にならなそうだ。
今回は車を出す。バス路線があるのに自家用車を運転していくのは好きではないが、車を使えば長い林道歩きを避けられる。雨の下の行動時間は短いほうが良いに決まっているし、今回はちょうど5人、初心者や女性も含んでいる。夜も天気が悪ければ、星を見ないでちゃんと眠る。寝不足での運転も避けられる。

10:30に渋沢に集合。空は青く、富士はでかい。予報からして僕はほとんどダイヤモンド富士を期待していなかったのだが、あるいはもしかして、という気になる。 協議の結果、昼飯は鍋割山頂上で鍋焼きうどん(小屋の名物)を食べることにしようと決まり、出発。

林道をガタピシと走り、二股手前のゲートから登山開始。ここからなら2時間程度だ。
この後沢乗越を経由して鍋割山へ向かうルートの最大の特徴は、歩きやすさだと思う。小屋の歩荷(ボッカ:荷物を人力で荷上げすること)のルートとして使われるためか、良く整備されている。整備といってもお役人の作る公園風でなく、環境調和型というか、意識しないと気付かないと思う。だがそのつもりで見ると、急な斜面でもいちいち石や木材が一歩一歩置いてあって、水平な足場がちゃんと設けられている。階段の土が露出している箇所など皆無である。森林の中でも、隅々まで細かな気配りが感じられる。小屋のトイレもきれいだし。
雪は道の上にはまったくない、と言っていい。日陰の斜面をうっすらと覆うのみで、我々の行動には何の影響も与えない。

稜線に出たころから、残念ながらかなり雲に囲まれるようになってきた。頂上についてころは、富士や大島はおろか湘南の海岸線、麓の街も良く見えない。しかしそんなことに何の意味があろう。それよりも、この鍋焼きうどんのおいしさはすごいぞ。登山を終えた後の山の上で食べるという開放感だけでなく、かなり色々な複雑な味がする。具が多いので、その味が汁にも伝わるだろうか。しあわせの味だ。

かなり早めの時間に着いたので、だらだらとおしゃべりしたり昼寝したり。たまに外へ出ても、白く明るい雲に囲まれ展望は利かない。こりゃダイヤモンド富士はだめそうだ。そのまま夕飯だろう。

しかし自然現象というものはまったく油断ならない。
外へ出ると、沈む夕日の前景に富士の頂が浮かびあがっているではないか。夕日はかなりにじんでいるし、山も頂上のみで裾野は見えない。それでもダイヤモンド富士が見えたかと問われれば、見えたということになる。

こんなのもアリなのか?背景を描くのが面倒になったマンガ家の描いたような、デティールの省略された、必要最小限のダイヤモンド富士。効率優先主義の現代っ子にはピッタリだ。無駄が無さ過ぎて、何だか笑ってしまう。こういう形で予測を外されるとは、まったく大自然というものは油断ならない。

ここの小屋の食事のメニューの充実ぶりは有名だが、堀ごたつに入り皆でワイワイ食べるというスタイルも好きだ。ただ小屋で同席しただけという他人とでも、気軽な話で盛りあがることができる。


夜景も一応楽しめた

2006/2/26(日)

降雨はほぼ予報どおり、早朝の4時ごろから始まる。今日一日は強まることはあっても、やむことはないだろう。 ま、折り込み済みではある。雨具着て、さっさと降りてしまおう。

車を止めた二股へ行くには、来た道を引き返す以外にも小丸を経由して尾根道を下るルートがある。 安全で早いのは来た道を引き返すほうだろうが、小丸を通っても時間的にはそれほど変わらないだろう。ちょっと迷ったが、どうせなら周回コースのほうを選ぶ。塔の岳へ向かう稜線のブナ林の、気持ち良い道だ。


二股方面へ下る分岐の手前で、期待どおりシカに遭遇

下山後の濡れた体は温泉を求めてくる。今回は自家用車の機動力を生かして、中川温泉へ行こうと思う。丹沢の山間にひっそりと数軒の旅館が並ぶ、僕好みのひなびた温泉街だ。登山口からは30分強だろうか。
信玄館、という旅館のお風呂に入った。これは大当たり。同じ値段の鶴巻温泉よりも、だいぶ満足感が高い。すいているし、景色はいいし、施設も立派だ。僕は泉質には無頓着だが、それを求める人も満足しそうな、サラサラとしたお湯。箱根や熱海へ行くよりもよっぽど良いと思うのだが。

下山後の風呂上がりの胃袋は、おいしい食事を求めてくる。が、ひなびた穴場の温泉街では、昼飯を食べるところを見つけるというのが結構難しい。地図に載っていたペヘレイ(このあたりで養殖している、アルゼンチンの魚)の寿司を出すという福寿司という店はなくなってしまったというし、旅館の部屋で食べる料理は高いし。

丹沢湖畔まで戻ったところに、落合館という店あり。


シカ。見たあとは食う。 精がつきそうな味。クセがなく、うまし。ビールが欲しくなる。

シシ鍋。カモ鍋。見てなくても食う。
運動後、入浴後、冷たい雨、暖かい鍋。何か言うべきことがあるだろうか。

ごはんと卵を注文して、おじやにする。幸せと献立が等価になる。

伝票には、本当?というような価格が書いてあった。4人分全部で、しょぼい飲み会一人分の値段だぞ。

見渡す限りの梅林の中をドライブ。丘の中腹から始まる満開の梅がこちらへ迫り、反対側へ伸びて遠くのほうで霧と混じりあっている。そんなところにあるジェラード屋さん。牧場直営だという。
さっきの鍋で満腹状態だが、アイスは別腹であり、梅の香も胸を満たすのみで胃もたれはしない。

リンク
http://orange.ap.teacup.com/berugamo/
http://blog.livedoor.jp/miko528/
鍋割山荘
信玄館
落合館

2006/2/28(火)

旅行前なのでうかつに買い物できない。残りものをやりくりしていると、このように完全なるベジタリアンメニューとなる。でもこういう汚い野菜の切れはしを苦しまぎれに使ったときって、何故か味付けがうまくいくんだよな。

2006/3/1(水)

明日から旅行でしかもノー残業デイ。時間が足りない中、半ば強引に出図。疲れた。

昨日と似たメニューだが、微妙に味付けを変えてみる。野菜だけでも、いろいろと作れるものだ。 すべての食材を使いきった。

流氷はあまり来ていないらしい。

2006/2/22(水)

久しぶりに図書館へ。猪瀬直樹と江國香織、アウトドアの本と料理の本を借りた。

2006/2/23(木)

知人からの便りが在れば、たとえどんなものであれ嬉しいものだ。:

友達から年賀状が届いた。たぶん今年最後の年賀状だろう。

祖母から仕送りが届いた。大変ありがたいが、品物は御多分にもれず、何とも言えないものが多い。
のりやチョコは嬉しいとして、東海汽船の船旅以外ではめったに食べないカップラーメンとか、実はあんまり好きじゃない梅干しとか。お歳暮か何かの煎餅のあまりとか。ま、そのうち食うけどね。
老いた肉親というのは、わざわざ送料払って送るほどでもないような、中途半端なものを見つける天才である。やっぱり愛って理性的な思考では理解できないものなのかもしれない。

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