■Back ■Next ■Home  

2005/03/05(土)

久しぶりに家族で会食。伯父さんの家に集まって、姉の誕生日を祝う。 小さい子供がいると楽しい。

 

2005/03/6(日)

にんじん、長ネギ、生姜、ジャガイモ、もやし、豚肉、卵

うどん汁で煮た。

急に思い立って、パソコンのメモリを増設した。だいぶ早くなったようだ。印刷は相変わらず遅いが。
他、掃除や洗濯、図書館で本借りてきた。週末に遠出しなかったのは久しぶりだ。

 

2005/03/07(月)

ニンジン、じゃがいも、ブロッコリー、もやし、ほうれん草、シーフードミックス
塩、こしょう、牛乳、小麦粉、ローズマリー、バター、クリームチーズ

野菜を煮込んだものに牛乳と小麦粉を入れてクリームシチューと呼んでいるが、世間的にはそれで正しいのだろうか。 舌で判断する限りは、間違っていないと思うが。

昨日は部屋の掃除をしたが、今日は職場で部品の整理。失敗して忘却の彼方に追いやっていた部品が出土してしまった。

 

2005/03/8(火)

いつも利用している、閉店間際に半額になるパン屋には間にあわなそうだ。新しく別のスーパーを開拓した。こちらは閉店前2割引。

 

2005/03/09(水)

ノー残業デイ。就業後、渋谷で映画を見た。水曜は1000円ということで、得した気分。

「モーターサイクルダイアリーズ」

チェ・ゲバラって革命家というから、もっと熱血で過激な人を想像していた。レッズの応援でも使われているし。
しかしこの映画を見た限り、あの素朴さと頑固さは、これはかなり僕に近い種類の人間だぞ。 医学生ということで同じく理系の人間で、貧乏旅行をしている。年齢も似たようなものだ。似たようなことをしている。革命家の英雄的な話ではなく、題名どおり結構身近な旅のお話。 僕は革命家にならずに技術者となったが、旅する場所や期間が違っていたら、別の未来もあったのかもしれない。

頑固で素朴な人間なので、渋谷で映画見た後も綱島街道を自転車こいで、うなぎ丼作って食べた。

キャベツとニンジンの千切り。ドレッシングがないので、海苔の佃煮・醤油・酢をかける。すごいおいしい訳ではないが、それほどまずくもない。


会社では後輩が新入社員1年目の成果発表会。僕も昨年同じことをしたが、あれはたった1年前だったのか。

 

2005/03/10(木)

まずは表面を強火で炒める。野菜スープを加えて煮る。タマネギ、ローズマリー、岩塩、チーズで味付け。


会社の帰り、体育館でサッカーをした。へろへろになった。久しぶりだが、やっぱり楽しい。

山野井靖史「垂直の記憶」読了。
先鋭的な登山家、山野井靖史がギャチュン・カンという山で、ぎりぎりの状況の中で奇跡的に生還するまでの、いくつかの登山の記録。 もうなんていうか、人間てここまで一つのことに生涯を打ち込めるのものなのだな。30代後半でもあしたのジョー。生活のすべてを一つのことにかけ、命をかけていく。

しかし何でこの人たちはこの状況で死なないんだろ。死を目前にしても、冷静に判断し、地道な作業を延々と続けていく。視力もないのに。手も動かないのに。何日間も悪天候の中を、ろくに睡眠も取らず、食事もとらないで行動しているのに。 長年の経験と日々の精進があってこそのものだろうが、人間ってそう簡単に死なないものだ。
「体の限界に挑む」などと安易に表現されることがあるが、そんなのまだ全然余裕あるんだな。

生死の境を何度も越えて、実際に生きているのが不思議な人であり、そのうちどっかで遭難死しても、「魂は不滅だ」なんていう存在なのだろうな。もう生死などあまり大きな問題ではない。
だが、そんな存在に対して「神だ」「天才だ」「別格」「我々とは違う」などと扱うのは正しくないと思う。僕には彼ほど一つのことに生涯をかけるのは無理かもしれないが、同じ人間なのだから見習える点もあるはずだ。

彼はその遭難で手足の指を失ってしまい、もう先鋭的な登山は無理だが、むしろひとつの夢を失ってしまった今後、どんな人生を送っていくか、興味が沸く。

 

2005/03/11(金)

干し貝柱、ぶなしめじ、ニンジン、キャベツ、とき卵
醤油、酢、ゴマ油

会社へは自転車で通勤している。そのことを話すと、遅くまで残業したときなんか嫌じゃない?と聞かれることがある。
実際は逆だ。遅くまで残業して、仕事で疲れたときこそ自転車に乗りたい。仕事で疲れるのは、神経であり大脳である(はずだ)。 疲れ果てて自転車をこぎ出す。するととても簡単に思考がまっさらになる。毎日通いなれた通勤経路を行くわけだから、何も考えなくても体は進む。仕事では筋肉は使わないので、逆に体を動かしていくことで疲労はとれていくように感じる。 夜の静かな空気を吸うのは快適だ。金曜夜の、満員電車の酒臭いおじさんの吐息よりもずっと優雅だ。

今日は幻想的に霧がかり、無骨な看板も対抗車のヘッドランプも、独特の空間を作っている。何だか過去とか未来とか、そういう時間の感覚がなくなってくる。ただ自転車こいでいるだけ。 会社から一歩離れれば、そういった自分だけの時空を手に入れられる。

■Back ■Next ■Home