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2005/02/12(土)

だめだ。まったく釣れやしねぇ。
朝のゴールデンタイムをねらって、真面目にきちんと前夜発で準備をした榛名湖氷上わかさぎ釣り。 解禁の情報を聞き、10日目に釣行したものの、あたりさえもない。これじゃただ寒いだけだ。
ネットの情報では良い人70などと書いてあった。例年は名人ならば200はいくはずなので、心のどこかであれ?とは思っていた。で、本日道具を借りにいくと、昨日は良い人40などといっている。で、実際やってみるとあたりすらない。まさかここまで渋いとは。3人で丸坊主。釣れる予感がしない。10時過ぎにそうそうとあきらめをつけて温泉へ撤退。

腕のせいはないかと問われれば、もちろんある。こんな状況でも、うまい人は数十は釣るのだろうし、地元の人もいうように、確かに釣れれば大きいのが釣れる。しかし、わかさぎ釣りのベテランってその道何十年の大ベテランであり、わかさぎ釣りって腕とか経験の差が顕著に出る釣りらしい。我々ビギナーが安々とその数を出せることはない。
昨年来たときは我々ビギナーにも数十尾釣れたのだ。状況が悪くなければ、腕が悪いなりにもう少し釣れるはずだ。 状況が悪いときのほうが腕の差は出るだろうと考え、周囲のうまそうなひと(自作の竿、道具に無駄がない、魚探を使用)を探すが、彼らもそれほど釣れてないようだ。いつもなら我々素人の相手をしてくれるはずの、やんちゃなと当歳魚の姿が見えない。魚探にも映らないらしい。ブラックバスなのか、暖冬の影響か、ちょっと思いつきそうなことを質問をしてみたが、いつもどおり、水面下の魚の世界の詳細はわからずじまい。

水沢うどん

なんとなく名前は聞いたことある程度だったが、帰りがけによってみた。
おいしかった。舞茸の天ぷらが豪快に出てくる。海老天などを出さないところが山里らしくて良い。うどんもつるつるとした肌ざわりで好ましい。

島田雅彦「植民地のアリス」

素晴らしい。
僕は全国レベルでは珍しくもないだろうが、友人知人には珍しがられる程度の旅をしてきており、旅行記なんぞも書いている。だから他人の旅行記、たとえば自分の苦労話、それを克服しついに目的の場所にたどり着いた、そこに残された自然の素晴らしさ、あぁ彼らは私たちの失ったものを持っている、私はそんな出会いに感謝し、成長することができたというような、定型化された一連の自慢話みたいなものを読むときは、つまらん比較とか嫉妬とかが混じってしまうのであまり読みたくない。
読みたいのは、あぁここへ行ってみたいと思えるような魅力を伝えてくれるもの、作者自身の面白さが伝わるものだ。自分の旅行記のことは棚にあげておくが、表面的な自然賛歌ではないものが読みたい。 この「植民地のアリス」では、まず視点が良い。他人ごととして、楽しめるものは楽しもうというスタンスに徹している。
僕もやはり彼と同じように、訪れた島の素晴らしさに感激して「ここが第二のふるさとだ」などと感じるのは自分の視点でないように感じるし、東京を自分の故郷だと感じることも難しい。どこへ行ってもヨソ者として楽しむしかないし、その視点でしか見えないものは多いはずだ。
とりあげている場所も良い。観光地として成功している竹富や利尻以外にも、訪れるべき辺境はある。 何だか、僕はこういうところへ行ってこういうことをやりたいというようなことを既にやられてしまっている感じだ。 本格的に腰を痛めた母が図書館で借りてきたものを部分的に読んだだけだが、続きを読まなくては。

夕食は父がすき焼きを作ってくれた。深夜、帰宅。環八はまだ混んでいた。

2005/02/13(日)

私は寮の共同冷蔵庫を利用しているが、小さな不満は設定温度が低すぎることだ。キュウリでもキムチでも冷蔵庫なのに凍ってしまう。特に困るのが豆腐で、解凍しても中途半端な高野豆腐となってしまい、おいしくない。
救済方法として考えていたのは鶏の挽肉と混ぜあわせてハンバーグにしようと思っていたが、パートナーである一週間前の挽肉のほうがリタイヤ。危険信号を匂わせている。 方針転換。とはいえ、バサバサになった豆腐をもう一度練り直すという基本路線は継承する。
電子レンジで解凍した豆腐をボールに入れて混ぜる。キムチ、ショウガを微塵ぎりにして加える。つなぎとして片栗粉、小麦粉などを混ぜる。塩、酒、ゴマ油などで味付け。それらを混ぜあわせ、加熱する。 出来はまぁ悪くない、という程度。味は韓国風お好み焼きがやや近いか。水きりが不十分だったため、片栗粉を入れすぎたこと、ちょっと塩加減が薄かったことを改善すれば、一風変わった料理へ昇格させられるかもしれない。 電子レンジで加熱したものより、蒸したもののほうがおいしかったかな。 残り物料理で、また新たなものを発明した

2005/02/14(月)

冷凍シーフードと卵を入れて。すばやく簡単に出来てしかもおいしい、定番中の定番。工夫がないともいえる。

GWの小笠原の予約をした。

2005/02/15(火)

式根島産。ぬるま湯で戻して酢醤油、ワサビ

鶏のもも肉細切れ、舞茸、タマネギ、ニンジン、油揚げ、にら、しょうが、うどんつゆ

角煮はレトルト。遅くまで残業した日は焼酎が良く似合う。

特許会議に向けて資料作り。アイデアはもうあるのだが、なかなかまとまらない。メリットは何なのか、従来例は存在しないのか、何を権利化したいのか。全然すすまない。実はずっと寝ているのではなかろうか。

2005/02/16(水)

鮭、舞茸、タマネギ、ニンジン、香菜、バター、塩、ワインをアルミホイルで包み、フライパンで加熱。 はるばる北欧からやってきたトラウトサーモン。安くておいしい。

スープは乾燥していない。乾燥していたエビを戻して作る。戻したエビは釣り餌のようだが、スープはおいしくなる。野菜、醤油、ゴマ油で味付け。

ノー残業デーなので床屋へ行った。

2005/02/17(木)

鶏のもも肉細切れ、タマネギ、ニンジン、にら、生姜、しなちく、キャベツの芯
豆板醤、甜麺醤、紹興酒、唐辛子、塩、胡椒、酢、片栗粉

紹興酒を入れると本格風になる。ニンジンで赤く、にらで緑に、味噌は褐色、色あいでも食欲をそそる。甘く辛くすっぱく味付け。こういう料理は手慣れたものだ。

何のために生まれてきたかなどと考えてみたところで答えは出ないだろうが、例えば一晩中苦労して星の写真を撮ったあとなんかは、現像してそれが作品になっているかどうか確認するまでは死にたくないと思う。
イタリア旅行行ったとき、置きびきにあって強盗にあった。もう盗られるものはあまりない。次何かあったら死んでしまうかもしれないななどと思ったが、とりあえずその前に未更新の日記、書きかけの日記を残さなければ、と思った。生まれてきた以上、いつか死んでしまうのはしかたがない。休暇とって外国旅行をして、その途中で事故にあって死んでしまっても、それはそれでしかたがないことである。早いか遅いかの違いだけなのだし、世の中には色々な不運がある。そういうことだってあるだろう。

しかしそれでも何かを残したいとは考えているようだ。自分が何を考えていたか。何をしたか。どうだ、こんなことは僕にしか出来ないだろう。そんなことを世の中・社会・他人に示したい。 僕も世の中をまったく無視しているわけではないらしい。

本日特許会議。僕の提案件は課内のメンバーからは受けが良かったが、それ以外の聴衆は僕の前の議論で疲れ果てていたが、。それはいいのだが、今日また別のアイデアが出てきた。多分矛盾はないはずである。
吹けば飛ぶような小さな部品をもう少しちいさくできるかも、というだけのものだが、他人に発表するまでは死なないようにしようと思う。

2005/02/18(金)

鶏の挽肉、にら、しょうが、きくらげ、しなちく
ゴマ油、片栗粉、オイスターソース、塩、こしょう、しょうこうしゅ、酢、他

鶏挽肉+にら+ショウガ+ゴマの組み合わせは絶妙だ。これらを油揚げにつめ込み、蒸す。 これもオリジナル料理だが、なかなか旨いよ。 片栗粉のとろみの中に様々な旨味を閉じ込め、それを油揚げで包み込むのが理想だが、まだその域には至っていない。

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