山へ登れ 星を見よう

ちょっと寺山修司を意識してみた。
星を見にいくというと、ごく一部のマニアしか興味が無いのかと思っていたが、流星群などの天文イベント、プラネタリウムへの世間の関心を見ると、そういうわけではないようだ。 このページは、 の若者をメインターゲットとして、僕の経験からできるアドバイスをしよう、というコンセプトである。 すべて自己流で築きあげたスタイルなので一般性は保証できないが、これを参考にしてくれる人がいたら嬉しく思う。
このページは
山小屋に泊まって星を見るというスタイルについて解説します

山で星見のすすめ

星の数ほどという言葉がある。
まぁ東京では両手で数えきれるくらいのものがそれに当たる。 夜空は単色の壁紙に過ぎず、そこに目を向ける人はいない。

山へ登ってみよう。
一日の終わりを飾る鮮やかな大フィナーレの後には、無数の点光源で構成された芸術が姿をあらわす。

漆黒の空間、光の濃淡。
静けさと激しさ。
想像は広がる。
この空のむこうにも別の世界が広がっていることを知る。
大きなもの、小さなもの、遠いもの、長い時間を実感する。 きれいとかそういう言葉であらわすよりも、ただ圧倒されるしかない。 本当に寒いときはそれどころじゃないけどね。

星を見るのも良い条件というものがある。

海よりもやはり山がよい。海ぞいは国道が走っている場合が多い。数百メートル以内に街灯があると随分違う。

山に登ることで全ての条件が満たされる。国内で街明かりがないのはやっぱり山の上だ。高度をあげることによって、空の青さが変わってくる。


山の空は蒼いぞ!

今日は何か特別なものが見えるの?
出発前に聞かれることがある。 確かに今日の星ぞらも、一見何百年と続いてきた空と同じように見えるかもしれない。
だが、今日晴れたこと、月明かりが無いこと、そしてあなたが行けること。 これだけでもう十分特別なことだ。

空を見上げれば、昨日と同じように見える、だが絶対にこの瞬間にしか存在しない宇宙がそこにある。


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